3月16日 薄明るくしらみはじめた外の景色は、うっすらと雪がつもっていた。
電気が復旧した第1日目の夜で暖をとれた後でよかったなという感慨が起きた。
空腹と寒さを、無期限に耐えなければならない状況にある被災者を思うと……
この難局を、慢性疾患になって身に付いた楽天的辛抱強さで切り抜ける!
人生の第1目標は、両親より先に死なない。 この大目標はクリアできた。
第2目標は、まだ達成途中にある研究、と成果の発表。
期待しながら先に逝った友には
毎日精いっぱいやった結果がこうなのと言わなければならない状況が続く。
第3目標は、知識と意志の継続を託された恩師より先には死なない。
第4目標は、今回の大震災で突如出来た。
身近な、患者、職員を飄々と守り抜くための最大限の努力
=食糧確保(農村地区で、近隣からかき集めているが蛋白源は不足)。
医薬品の確保(公平の観点から、抜け駆けは無理で、悩みが深い)。
血液製剤の確保(被災地での献血者は激減するでしょうし)