連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

東北関東大震災=東日本大震災11日目;医療現場から

2011-03-21 15:28:07 | 東日本大震災

食糧供給も軌道に乗り出し、残食が出始めた。

飢えた子どもの食糧確保に時間が取れない医療スタッフ。

ガソリンは食糧確保にするか通勤の足にするか悩む医療スタッフ

残食を見つめる目は、複雑。

患者さん、医療スタッフも被災者であることを少しは慮ってください。

通常の勤務体制の確立に向けて、

食糧確保、ガソリン確保に躍起となっている院長がいます。

今日は、春分、彼岸の中日、祝日。

体調が悪いと駆け付けた患者は、単なる不安による不調。

貴重な検査試薬が奪われた!(このような感情になってしまう現状です)

気仙沼から、やっとガソリンを確保して輸血に駆け付けた患者には

家族、家の安否確認、食事は確保されているかなどいたわりあえるが、

日常的衣食が確保されている豊かな人は

非日常的、異常状態を全然実感していないことに対する

落胆、疲労、焦燥。

私を含め、疲労が蓄積してきた医療スタッフは

精神的安定を保つのに、多大な努力が必要であった。

このような場面が、増えてくるんだろうと胸苦しい圧迫感、やりきれなさ。

建物の損傷は軽微で、1階は外来、2階は病室に復帰は可能となったが、

ガソリン不足で、通勤困難な看護士が半数を占めている現在。

1階であれば、

検査部門、薬剤部門、事務部門の”目、手足”によるサポートができるが

2階に移れば、看護スタッフによる監視体制となり

疲労が蓄積した人手不足の現状では

患者の安全確保が出来ないという不安。

野戦病院並みの現状を継続するしかない不快感もある。

地震、生活の不安などで動揺している医療スタッフを支えるのは

ショック死寸前まで精神的にたたきのめされながらも

立ち直ってきたタフさで支えるしかないですかね。