深津絵里さんがモントリオールの映画祭で女優賞に輝いた映画、「悪人」に関する様々な論評がネットや新聞に記載されています。
映画「悪人」を見て、人を善人か悪人かで二分する愚かしさを感じたと云うものです。
私達は、立場や環境によって善人にもなれば、悪人にもなるのであろうと思われます。
映画「悪人」では、妻夫木聡さん扮する土木作業員が女性を殺してしまい、情状はともかくこの行為は悪であり、被害者にすれば鬼畜にも等しいのです。ところが、出会い系サイトで知り合った深津絵里さん扮する店員光代は、悪を承知で一緒に逃げる道を選ぶのです。
映画では、光代の「悪人観」を結末まで揺らいだそうです。李相日監督は、観客も光代と一緒に迷えばいいと。妻夫木聡さんは好青年のカラーを一新するような熱演ぶりが光り、平凡な女性を非凡に演じた深津絵里さんの演技が高く評価されたようです。
映画の作中、娘を殺された父親が「今の世の中、<大切な人>もおらん人間が多すぎる」。
「大切な人」とは、その父親によれば「その幸せを思うだけで嬉しくなるような人」だそうです。この大切な人が一人でもいれば、決して悪人にはならないと云うのです。
私達人間は、常に孤独感と向き合っており、その孤独の闇の中で疲れ切った自分と向い合った時に、その「大切な人」が居るか居ないかの差がでるのでしょう。
空恐ろしい事件が多いのですが「大切な人」を持てない人の過ちなのでしょうか。
映画「悪人」では、「もっと早く光代に合いたかった」…これは、大切な人を持てなかった事を悔む犯罪者の悲哀なのでしょう。人は生まれながらの悪人など存在せず、「大切な人」の有無で善人にも悪人にもなってしまうのかも知れません。
今日は、建主と施工業者の壮絶な紛争の相談回答のために出社しましたが、双方とも悪人なのでは決してないのですが…
写真は気分転換に今日の函館山を背景にして撮りました。しかし、この時間、霧雨が小雨に変わりつつあります。
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映画「悪人」を見て、人を善人か悪人かで二分する愚かしさを感じたと云うものです。
私達は、立場や環境によって善人にもなれば、悪人にもなるのであろうと思われます。
映画「悪人」では、妻夫木聡さん扮する土木作業員が女性を殺してしまい、情状はともかくこの行為は悪であり、被害者にすれば鬼畜にも等しいのです。ところが、出会い系サイトで知り合った深津絵里さん扮する店員光代は、悪を承知で一緒に逃げる道を選ぶのです。
映画では、光代の「悪人観」を結末まで揺らいだそうです。李相日監督は、観客も光代と一緒に迷えばいいと。妻夫木聡さんは好青年のカラーを一新するような熱演ぶりが光り、平凡な女性を非凡に演じた深津絵里さんの演技が高く評価されたようです。
映画の作中、娘を殺された父親が「今の世の中、<大切な人>もおらん人間が多すぎる」。
「大切な人」とは、その父親によれば「その幸せを思うだけで嬉しくなるような人」だそうです。この大切な人が一人でもいれば、決して悪人にはならないと云うのです。
私達人間は、常に孤独感と向き合っており、その孤独の闇の中で疲れ切った自分と向い合った時に、その「大切な人」が居るか居ないかの差がでるのでしょう。
空恐ろしい事件が多いのですが「大切な人」を持てない人の過ちなのでしょうか。
映画「悪人」では、「もっと早く光代に合いたかった」…これは、大切な人を持てなかった事を悔む犯罪者の悲哀なのでしょう。人は生まれながらの悪人など存在せず、「大切な人」の有無で善人にも悪人にもなってしまうのかも知れません。
今日は、建主と施工業者の壮絶な紛争の相談回答のために出社しましたが、双方とも悪人なのでは決してないのですが…
写真は気分転換に今日の函館山を背景にして撮りました。しかし、この時間、霧雨が小雨に変わりつつあります。
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