豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

北国のエコ電化住宅は…北斗市~函館空港~千歳空港~札幌

2010-09-10 22:53:32 | ファース本部
北海道など寒冷地の冬は、枕元に置いたコップの水が朝になるとカチンカチンに凍ってしまう事が珍しくありませんでした。
当時、家中を温めると云う概念はなく、囲炉裏やストーブの周りだけが暖かかったのです。

私がオール電化住宅を構築した昭和60年頃は、殆どが石油暖房機器だったようです。オール電化住宅は、深夜電力を利用した蓄熱暖房機が電化暖房の主流となって行きます。昨今は、その深夜電力の負荷量も限界に近付きつつあります。

北海道では電気ヒーターの蓄熱暖房方式から3倍効率のヒートポンプ暖房機が一気に注目を浴び始めました。しかし、水をお湯にして暖房するヒートポンプ方式は、蓄熱暖房機と比べると設置費用、メンテナンスコストなどの課題もまた多くあります。

ファースの家には、高機能エアコンと云う冷暖房機がとてもフィットしている事がこの数年間の立証実験で証明する事が出来ました。通常のエアコン暖房は、室外機が凍り、室温が上昇しなかったりで暖房空間をつくる事がとても困難でした。

高機能エアコンでの暖房は、外部から汲み上げる熱に一時的にヒーター熱を加温するため、一気に室温を加熱する事が出来ます。高性能の家は、このヒーター稼働率が極めて短時間で済み、通年でのカウントでは普通のエアコン暖房とそんなに違いが無くなります。

ファースの家は、エアコン熱が天井裏から床下、壁の中を循環するため、冷暖房の冷風温風が無く、床、壁、天井面からの輻射熱を放熱してマイルドな冷暖房空間となります。天井裏に冷暖房機が収納されており、暖房機も冷房機も見当たりません。玄関を入ると、暖房機や冷房機が無いのに、何故この家は冬暖かで夏は涼しいのか…

北国におけるエコ住宅の大きな変革期であるように思います。
今日は弊社の札幌事務所で新しい時代の暖房方法についての勉強会(写真)を行いました。
今年から札幌fas会長にカムバックされた桧山会長(写真正面)や札幌fas会の皆さんもファースの家普及推進の大きな意欲を見せていました。 
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