豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

無愛想なオジサンと少女は…札幌~函館~北斗市

2012-06-02 14:20:38 | ファース本部
母親と思われる女性は、1年生ほどと思われる少女を愛おしそうにして札幌駅のコンコースに入ってきました。
一緒に連れだっていた無愛想なオジサンに、少女のことを何やら託すように嘆願しています。
私と同じ車両でしたが動き出す列車に母親は懸命に手を振り、少女も泣きながら手を振っていました。

この少女には、どのような事情があるのかは知りません。
涙を拭って無愛想オジサンの隣の席に着く少女です。
お母さんが作ったと思われる手づくりのリックを背負い、可愛い白い小熊の刺繍が施してあります。
丁寧に束ねたポニーテールの髪は、やはり手づくりで花の模様を縫い込んだリボンでしっかりと結んでありました。

少女の履いている靴は、綺麗に洗われたズック靴で、数百円で売っているものです。
しかし、そのズック靴にも名前を模った刺繍が刻んであります。
長万部を過ぎたあたりで母親が持たせたのかピンクの弁当箱を開けて昼食をとっていました。
連れのオジサンは、札幌駅で買った思われる駅弁を食べ、彼と少女が会話を交わしていないようです。

函館駅に到着すると、「おじちゃんありがとう!」と声を掛けて改札口に向けて走り出す少女、その後を無表情な目で追うオジサン。
改札口にはお婆ちゃんと思われる人が満面の笑みで少女を迎えています。
その光景を見て、何故かホッとする自分がいます。
あの無愛想なオジサンは、少女とどんな存在だったのか。とても気になるところ…

ともあれ無事についた函館駅も穏やかな晴天で迎えてくれました。
写真は、駅の裏から函館山と函館湾方面を撮りました。
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