豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

制度は、廃止も含む実践、改善、改良を…北斗市

2012-06-30 13:57:43 | ファース本部
裁判員制度が始まって今月で3年になり、これまでに3000人の判決が言い渡されました。傾向としては覚醒剤の密輸事件で無罪になる割合が大幅に増えていると。
反面、性犯罪の刑が重くなるなど、市民参加で判決傾向に変化が出ているそうです。

私は家庭裁判所の調停員を拝命してから16年目になり、裁判員制度の導入啓蒙に駆り出された経緯があります。
本当に素人が死刑を含む重罪裁判に関わって良いものかどか、自分自身も疑心暗鬼でした。平成21年5月から始まったのでちょうど3年目となります。

最高裁判所が判決の変化について調べたら、覚醒剤の密輸事件の裁判員裁判では2.1%に当たる7人に無罪が言い渡されたと言います。
それ以前、裁判官だけの裁判の時は0.6%だったそうですから無罪の割合が大幅に増加していると言うことです。

一方、婦女暴行事件は、裁判官だけの裁判では懲役3年から懲役5年の刑が最も多かったそうです。
裁判員裁判では、懲役5年から懲役7年と刑が重くなる傾向が顕著だそうです。
このような傾向について専門家の見解として「市民感覚が反映されたものでプラスに評価すべきで、制度の導入で期待されたことが現れているのではないか」と述べています。

裁判員裁判制度の導入時には、喧々諤々の議論が錯綜しました。特に反対する人々は、司法制度崩壊に繋がると危機感を抱いておりました。
為せば成るとでもいうのでしょうか、手探り状態でも日本独自の市民参加の裁判も少しずつ熟成しつつあるようです。

私達が行う調停委員制度は、裁判官と一緒になって紛争解決を行う市民参加の制度です。
既に60年以上もの歴史を積んできました。それも幾度となく改善策を施してきての事です。
草案段階からネガティブ想定で反対するのではなく、何事も改善、改良、場合によって見直しや廃止も含む、柔軟な対応が必要かも。

さて、写真は我家の庭を撮ったのですが、今日も素晴らしい天候の北斗市です。
デスクワークを離れ、これから現場訪問など、少し外気に触れてきます。
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