豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

消費税増税と公務員宿舎の建築…函館市~北斗市

2012-06-22 18:03:36 | ファース本部
いよいよ消費税増税法案が国会に出されようとしています。
しかし3・11被災では、いまだに多くの人々が避難生活を強いられ、劣悪環境の中で過ごす被災民が存在します。
この状況の中で100億円もかける公務員宿舎の建築が着工となりましたが。

この事業は例の事業仕分けで凍結となりながら今年度の予算で「解凍」されたもの。
自民党時代の公共事業漬けを止めるかと期待された政権交代でした。
この建築費は、古い宿舎の売却で捻出するそうですが、そもそもこのご時世です。
大企業も社宅や保養所などを売り払って事業資金を作っている時期に、公務員が公務員のための公務員住宅を建築するその感覚を問いたくもなります。

「良い住宅に公務員を住ませ、良い仕事をさせる」これは、自民党政権時代に事あるごとに聞かされたセリフでした。
こんな時代に家賃の低い公務員宿舎を建て、そこに住む公務員の住み心地などは、決して快適なものではないように思えてしまいます。

住宅とは、単なる器ではありません。住む人のマインドをも包み込むのです。
負債だらけの政府が建てた住宅に住まわされる公務員が気の毒に思えてしまいます。
消費税増税を拒むものではありません。
安全に安心して暮らしが出来るために私達は税金を収める義務を負わなければなりません。
増税は、政府が遣るべきことを遣ったと思えるタイミングが必要であり、それは決して今ではないような気もします。

政治家の全てが無能なわけではありません。
全うな意見を主張し、天下国家のために奔走する政治家も少なくありません。
しかし、官僚機構の根っこの部分を代えなければ財政再建は無理なのではないか。
これに消費税増税の処方箋は、危篤状態にある財政をさらに!!

この増税タイミングを止められないとすると野党自民党も責任を問われます。
政治環境のガバナンスを変えなければならないように思われます。
コロコロと大臣を替える環境は、官僚なくして成り立たない国家になったのか。
身勝手なマスコミ報道に翻弄される私達、選挙民にもその責任の一端がありそうです。

さて、政局の影響を受けているのでしょうか梅雨のない北海道ですが、ジトジトした天気が続きます。
しかし、樹木の緑だけが生き生きして見えるのは幸いなことかも。
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