豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

住宅内の調湿と空気洗浄を行うには…北斗市

2013-05-01 17:33:56 | ファース本部
水蒸気と言えばお湯から立ち上る「湯気」をイメージします。
しかし、湯気のように見えるのは固体であり水蒸気は気体なので見えないのです。
この地上の大気の21%が酸素、70%が窒素、その他9%なのだそうです。
一頃、酸素エアコンなるものが販売されたことがありますが、酸素ボンベからエアコンに供給している訳でありません。気体の酸素、窒素は、その粒子の大きさが異なります。

空気を1000万分の1ミリ単位の超極小で出来た特殊網目を通過させますと、窒素より酸素の方が多く通過して酸素濃度が濃くなります。特殊網目を通過した空気中の酸素濃度は通常の21%から30%程度に増えるのだそうです。とても目に見える世界ではありません。

水蒸気の粒子は、ほぼ炭素や酸素と同等の大きさだと言いますから目には見えないのです。
私達が行う省エネ住宅では、隙間を失くして気密化を図ります。
この住宅の高気密化によって有機ガスなどのVOC(空気汚染物質)が多くなりますが、だからと言って換気量を多くすると、寒さも暑さも湿気も乾燥空気も呼び込んでしまいます。

私達は、この有機ガスの粒子の大きさに着目し、水蒸気の気体を物理吸着し、水蒸気より粒子の大きな有機ガスを科学吸着させるシリカゲルを汎用することを思い付きました。
家中の空気を循環させ必ず床下を通し、その床下面にシリカゲルを平均250㎏敷き込みます。
この量では床下に約200㎏(200リッター)の水を溜め込むキャパです。

家屋内の湿気の多い時は保水しておき、乾燥した時は放出させて家屋内の湿度を一定化する役目を果たします。このように湿気の吸着、放出を行う際に有機ガスがシリカゲルの棘で捕まえることが出来て空気洗浄が可能となりました。
湿気が飽和状態になった時には、湿度センサーがサーチして機械的に湿気を追い出す仕組みが為されています。

写真はそのシリカゲルを処方してつくったファースの家専用調湿材スカットールのサンプリングです。毎日このような実験を繰り返しております。
さて、今日は終日肌寒い一日でしたが、少し早目に引き上げて買い物に…

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