豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

天井部材に気遣いする文化…アジア滞在ホテル

2013-05-04 21:34:44 | ファース本部
昨今、新建材で家をつくる場合は、吹き抜けや内装材、それにキッチンセット、バスユニットなどに多くの費用を掛けるようになりました。
天井周りには、廻り縁くらいの飾りしかついていない家が殆どです。

しかし、昔の家は、床は畳か板張り、壁はしっくいか土壁などとシンプルなわりに、天井材には途方もない程の素材と人力を掛けたものです。
特に神社仏閣などの建造物の天井にはあらゆる贅の限りを尽くしたものです。
天井の豪華さで、その家の格式を決めた時代もあったようです。

これは日本家屋にだけでなく、ヨーロッパなど諸外国の建造物の天井細工を見ますと、まさに気の遠くなるような手間暇をかけています。
休暇滞在していたホテルのラウンジで、ふと天井を見たら写真の細工が施されていました。
アジア諸国でも、格調の高い建造物の天井には多くの手間暇を掛けたのでしょう。

天井に手間暇を掛けるには、現代社会において決して合理的手法と云えないようです。
天井細工は、下から上に向かって作業を行うため、数倍以上の手間が掛かります。
また何の機能性も発揮出来ず、更にはメンテナンスも大変になります。

現代建築で天井部材がシンプルになるのは、いわば必然なのかも知れません。
それだけに、写真のような細工された天井の希少価値が多いに高くなりそうです。

さて、天候に恵まれた休養2日目でした。
明日の午後のフライトで帰国の途につきます。

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