豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

窓と家の性能を思考する…北斗市

2013-05-13 18:37:00 | ファース本部
庭側の面には、床から天井までの大きなガラスの入った開口部があり、明るくて開放的な間取りの家づくりを行いたい……
ガラスは、室内と室外を一体化する大切な部位であろう。
私達は、囲われた空間より、開放的な自然空間に身を委ねたいと言う本能があるようだ。

ところがこのガラスの開口部は、それ以外の部位と対比すると寒い冬期間で大量の熱を逃がす部位でもある。
北海道の断熱住宅は壁の熱貫流率(熱を逃がす量)が1㎡、約0.3wに対してガラス(単板)6.0と20倍もの熱を逃がす部位でもある。

熱を逃がすだけではなく、日射熱の取得量は1㎡、約400kwにも及びます。
冬は暖房熱の負荷量が大きくなり、夏は冷房熱量を増加させる要因ともなります。
この温熱環境への影響だけではなく、地震などの構造耐力にも大きく関わります。

昨今は、開口部に工夫を凝らし、細長いスリットに見える窓から光を取り入れる新時代のデザインが認められるようになりました。断熱性能、耐震性能、防犯性も向上することになります。
開口部を丸や楕円形にすることも考えられますが、納まりが難しく、加工費が高くなり、雨漏りなどのリスクも大きくなります。スリット状の窓を縦型、横型に組み込むことで意匠的も面白いデザインの家づくりも可能になりそうです。

今日は月一の全体ミーティングを北斗市本社で行いました。
特に今年は寒冷地で厳しかった冬を振り返り、換気システムの改善点や開口部の仕様、エアコン暖房のメリット、デメリットなどの意見交換など行いました。

特にこの開口部は、見た目に憧れて採用したものの住んでから様々な問題を引き起こす部位でもありそうです。
慎重な提案力が必須のようです。
さて、現在の気温7℃、30℃を超えた本州と比べると…

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