豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

健康・省エネと湿度と清涼感…北斗市

2013-08-19 18:10:49 | ファース本部
高温多湿と状況は亜熱帯気候と言われる気象状態です。
私達が普段用いる湿度の事は、何パーセント(%)と云って割合を示しています。
「今日は80%なので蒸し暑いね」などと言う会話を聴くことに。
この80%とは、その時の気温が抱えられる水蒸気量の80%を抱えていると云うことです。

普通は気温が高くなると、気温と云う水蒸気を抱える器が大きくなるため割合が小さくなります。
つまり気温が上がると湿度は下がるのがセオリーです。
北海道のような寒冷地では真冬の湿度が90%にもなる場合があります。
気温が低くなり器が小さくなるため割合が大きくなるからです。

今日のように気温が高く、湿度も高くなることはまさに亜熱帯気候であり、日本独特の気候とも言えそうです。
このように高温多湿な状態から湿気だけを抜くと清涼感が増します。難しく言うと湿気も「潜熱」と云う熱であり、その熱を抜くと涼しくなります。

私達は、気温(寒暖計に見える)「顕熱」と湿気の持つ潜った熱の「潜熱」、つまり双方足した「全熱」の中にいつもおります。
もっと解り易く言うと湿度が低くなって乾燥状態になると私達の身体から水蒸気が蒸発して体温を奪ってくれます。

写真は私の執務室のエアコン室外機ですが、かなりの水滴が落ちていました。
これは室内の湿気と云う熱を除去し、私達の身体から体温を奪ってくれているのです。
したがって外部の高温多湿を室内に入れないための家づくりの工夫も求められます。

真冬は冷たく乾燥した空気を入れない構造、真夏は高温多湿をシャットアウトする構造に。
家の健康と住む人の健康を熟慮すると、必然的に断熱素材や気密部材、それに換気と空気清浄機能も備えなければなりません。

それも機械だらけにするのではなく出来得る限り、ナチュナルな装備で成し遂げる必要があります。
今日もその研究開発に励んでいました。
さて明日は、器材メーカーさんとの打ち合わせで、まさに高温多湿の東京へ。

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