豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家の蓄熱量(熱容量)とは…名古屋市~セントレア国際空港~函館空港~北斗市

2014-06-13 18:16:25 | ファース本部
住宅は、家屋内の蓄熱量を増やす構造にすると、昼間の日射熱を溜め込みますとしだいに放熱しながら家屋内の温度を安定化させる効果があります。
冷房も同じように常に構造部材や特別に設置した蓄熱部材に冷熱を溜めて温度分布を一定化します。

ファースの家は以前、蓄熱量の大きい砕石を床下に敷設しておりました。
しかし、砕石は30℃以上の高温も、氷点下の低温も限りなく蓄熱、蓄冷してしまいます。
また、砕石の泥を洗い落とし、運搬搬入する手間と、床下メンテナンスの時の難儀を解決するため、専用潜熱蓄熱材(写真は床下のタイトプレート)を開発して使用しています。

タイトプレートは、25℃の熱を中心に水の約20倍以上もの蓄冷、蓄熱をする能力を持っております。
また20℃以下の低温と30℃以上の高温は極端にその蓄熱量が少なくなります。
そのメカニズムは、1kg(1リッター)の水を凍らすには、水から80kcalの熱を奪わなければなりません。また、その氷を水に戻すには同じ80kcalの熱を与えなければなりません。

水の比熱が1.0ですからその80倍もの比熱に相当します。
タイトプレートはこの作用を利用し凝固熱と言って容器の中に閉じ込めた特殊なジェル状液体が、温度の変化で固体から液体、液体から固体に状態変更する際に、熱を溜めたり放出したりする特性を活用しております。

ファースの家の冬の蓄熱作用は、窓から取り入れた太陽熱を空気循環で床下のタイトプレートや構造体などに蓄熱して暖房貢献します。
これからの夏は、専用エアコンで構造部材とタイトプレートを25℃前後にキープしたまで保持します。
特にタイトプレート25℃を中心とした温度に蓄冷作用をするように処方しています。

真夏の本州は完全に夏場対策を施した家づくりが求められます。また、北海道は太陽高度が低くなるため、日射熱を部屋の奥まで取り込むため、暑いと言う苦情も多くあります。
したがって寒冷地にも温暖地にもこの潜熱蓄熱材は効力を発揮いたします。
家には断熱性能、遮熱性能、そして蓄熱性能も必要と言うことです。

さて、今日は梅雨真最中の名古屋から北斗市本社に帰社しましたが、名古屋が気温26℃晴天、道南が気温13℃雨天でした。ファース仕様でない執務室は寒く暖房していました。


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