霊峰とは「神々や仏が宿る山」という意味があります。
日本の象徴的な富士山を「霊峰富士」とも云います。
東海道新幹線や岐阜県から見える富士山も美しい稜線を醸し出す霊山に見えます。
写真は、先週のベトナム帰りに函館空港に戻る飛行機の機内から撮ったモノです。
このかなり遠くなった機内から見える富士山でも、雲の上に突き出た山頂が凛々しく、そして神々しく見えたものです。
富士山はプロが撮った美しい写真で見ることでその魅力が伝わります。
しかし、実際の富士山を自分の目で見た時の感動を口で云う事は難しいと思います。
仏神が宿る霊峰富士山の美しさは、口で語るモノでなく、カラダで感じるモノなのでしょう。
関東圏の何処からも高台からは、ビルの向こうの富士山を見る事は出来ます。
写真のように飛行機の機内からは、どの位置からもコンディションさえ叶えば、霊峰富士山を見る事が出来るでしょう。
私は市川市に住んでいた際に、借家の大家さんと一緒に富士山山頂に登った事があります。その時に感じたのが富士山は、登山する山でなく見る山であると痛感しました。
高山病で割れるような頭痛、夏でも凍るような寒さ、四つん這いになって這い上がるような過酷な登山道でもあり、見た目よりはるかに厳しい登山でした。
遭難するヒトもいるようですが、見た目の美しさから山の厳しさを無視したからです。
毎年200件近い遭難事故があり、20人くらいの人が死亡しています。
霊峰富士は登山する山でなく、遠くから眺める山であると断言できます。
私は、時間があると富士山を眺望できる場所に行き、霊峰富士が放す「覇気」を貰います。
さて、今日は成人の日の祭日ですね。
今年は25万人が成人となり昨年より2万人の増加だそうで、少し嬉しくなります。