ホノルルの空港を降り立って、レイを貰った、そんな覚えがあります。
大昔の話で、ホノルルの空港も今の目で見れば、バラックみたいな時代でした。
残念なことにレイをかけてくれた女性のことは朧になりましたけど、その髪を飾っていたハイビスカスは鮮明に覚えています。
それ以来ハイビスカスをみると、なんとなく常夏のイメージ、ハワイの島のあの甘い匂いに溢れたイメージがぬぐえません。

英語では同じハイビスカスになる、フヨウやムクゲからは韓国の春とか、初夏の柔らかい日差ししか感じないのです。
ムクゲはお茶花には底紅がずいぶんと好まれて使われますけど、お茶花では夏に使われることが多い。ずいぶんと花期の長い花、この日記でも、今年だけでもたくさん槿や芙蓉をアップしていますね。季語では秋の花ですね。
自分だけの記憶なのですけど、韓国のレンギョウ、中国の桃、マドリッドのレモンの匂い、そしてこのハイビスカスとポリネシア。
中国の桃なんかは実際は見たこともないのに、漢詩を通じて強烈なイメージが頭の中に染み付いています。
暑くなりました。
夏ですからね。
ハイビスカスの花がなんとなく相応しく見えてきます。
ハワイの海風、あの薫り、そして空。
昔々の話です、、、、