日曜日にいすみ市からの帰り、茜に染まっていく空と、雲を見ながら東京へと戻りました。
その間、ずっと、この「果たて」の文字が頭の中をぐるぐる、、、、
以前に古今集の詩
夕ぐれは雲のはたてに物ぞ思ふあまつ空なる人を恋ふとて
をご紹介したことがあったはずですが、この「はたて」が旗手であったり、果たてであったり、意味がはっきりしないのですね。
私のように詩にも、古文にも素養のない人間にはどちらかというと果たて、、って言う方が分かりやすいんですけど、、
なんて、そんなことを思っていたら、今年の歌会始の皇后様の御歌は
君とゆく道の果たての遠白く夕暮れてなほ光あるらし
遠白=とほしろ
でした。
それにしても、その帰り道での「物思い」で、倭健命と弟橘媛が絡まってしまったのはなぜなのでしょうね、、、、、
夕焼けの赤と、相模の小野に燃ゆる火がシンクロしてしまったのかしら。
本来関係のないものが、頭の中でどうもこんがらがってしまうことってありますよね~