先ほどの日記にも書きましたけど、昨日、今日って思いもかけない洗濯日。
朝から、夕方までほとんど洗濯ばかりで過ごした、ポルトガルの洗濯女ではなく、いすみの洗濯男でございます。
さて、周りは真っ暗になってまいりました。
空には星が一つ見えるかどうかって感じ。
風もしっとりとしています。
こんな夜は、ゆっくりと過ごしましょう。
チビ太が「ねぇ、シェリーってどんなお酒」って聞いてきました。
チビ太も実はもう大人なんですよね。
お酒のことも知っておいたほうがいい。
「シェリーってね、スペイン南部、アンダルシア地方のカディスのへレス周辺でしか造られないワインなんだよ。簡単に言うとワインができて、その後にさらにアルコール度を高めているんだね。
うんと高くしたのがオロロソって呼ばれているし、適当なところで抑えたものがフィノっていうんだけど、シェリーを造っているときにフロールって膜が浮かんでくるんだね。その膜はアルコール度が高くなると消えてしまうので、消えないように作るのがフィノなんだ。
途中で飲みながら、繊細な感じのものはフィノに、しっかりとしたものはオロロソにまわされていくんだよ。
ここにあるのが、フィノのドライ。サンディマン社のシェリーだね。
今、家にはこれしかないけど、私は、どちらかというとティオ・ペペの方が好き。だけどこれもいいシェリーだよ。

ほんとうはグラスは透明なものがいいんだよ。お酒の色も楽しみの一つだからね。
でも、このグラスはポルトガルに行ったときの自分用のお土産、だから許されて。
お前も飲んでみるかい。
さらっとした、口当たりのいいお酒だよ」
ちなみに、シェリーのオフィシャルサイトはこちら。英語版になっています。