夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

ボクちゃん、 ハンガーストライキなのだ!

2010年06月09日 13時39分48秒 |   ボクとおいちゃんと ときどきおねえ


ボクちゃん、フィラリア強陽性で、駆除薬とショック防止薬を飲み終わったのはもうお知らせしましたが、今のところ、アナフィラキシーを起こすことなく、ボクちゃんはいたって、元気。
ところが、おいちゃんは、ボクちゃんが、死ぬかもしれないと思って、ボクちゃんの好きなものを食べさせてくれていたのに、今や、安心したのか、ボクちゃんのためにはドッグフードがいいのだって、それしか食べさせてくれない。
もちろん、ちょびっとご褒美とか、お八つは別だけど。

だから、ボクちゃんはハンガーストライキに入ったのだ!
考えても見てよ、おいちゃんは、嫌なことをしたり、嫌なものを食べたり、好きなものを諦めたりなんてことをしてまで、残り少ない余命を伸ばす必要はないなんて言っているくせに、ボクちゃんのことになると、ドッグフードが栄養もきちんとしているし、そしてあの硬さも歯にいいように計算されているからって、、ボクちゃんの好みをまるで考えてくれない。

心を鬼にして、ボクちゃんのためにやってくれるのはありがたいけど、あんなドッグフードみたいなものを食べるくらいなら、ボクちゃん、食べない方がまだ潔いって思っちゃったんだもん。

おいちゃんは、時々負けてしまって、甘いものや、美味しいものを知らん顔してくれるけど、、、、
そんなモンじゃ騙されない。
ボクちゃんは、勝利して、美味しいものに囲まれた一生が送りたいのだ。


それにしても、腹すいたな~
おいちゃんの指を甘噛みして、、、、アタックしているんだけど、今のところ効果なし。
でも、ボクちゃん、がんばるもん。




ところで、近況。
昨日の散歩では、アンディ君に会いました。
おいちゃんの話ではとても綺麗なゴールデン・レトリバーだとかって話でしたが、やっぱりハンサムやね~
それに、全体から受ける感じがとても優しいんだ。
ボクちゃんも、けっこう、そう言われとるんやけどね。



アンディ君と別れてからふと見ると、イタリアン・グレーハウンドの2匹がびしっとした訓練をやっとる。
おいちゃんが2年ほど前に写真を撮ったヤマト君、イチゴちゃんの兄弟なんだって、
おいちゃんとは一年ぶりくらいの再会なんだって。
や~ 凄いな~って見とれてしまった。
物を捕りに行くのはもちろんだけど、同じ「付け」でもいろんな形があるんだね。
両足をお母さんの膝に付けて立ってじっとしていたり、凄かったよ。
ところで訓練を終わったら、イチゴちゃん、ベンチに座っていたおいちゃんの膝にピョンと載ってきて、ぶるぶる体を震わせて、おいちゃんに抱きすくまれている。
寒かったのかな、、、薄着だもんね~ 
あんなもんは、ボクちゃんの見たカリキュラムには載ってなかったような~
女の子の天性の技なのかな、、、、


それにしても、ボクちゃん、柴犬に生まれてよかった。
あんな難しい訓練、ボクちゃんにはできそうにもない。
柴犬は猟犬だから、獲物を追いかけていればいいんだから。。。。
楽なもんよ。

でも、おいちゃんは、可愛い子がいたら、家までつけて行って、後で散歩の途中に、強引においちゃんを引っ張ってその家まで連れて行くとか、名前と電話番号を聞きだすとかっていう技を教え込みたいみたいなんだけど、、、、、
そりゃ、今日みたいに雨の日なんかでも、すぶ濡れになりながら(って、おいちゃんが悪い。だって、レインコートの上は着たんだけど、ズボンをいつものオーバーズボンを着てたので、下まで水が通ってしまったんだよね。おまけに安物の靴だから、河原を歩いていると、足はビチョビチョ。今だからいいけど、冬にそれをやったら、一発で風邪をひいちゃうから)散歩させてくれたり、散歩から帰ると、ちゃんとボクちゃんの体を拭いてくれたり、こっそりと、ちょっとだけだけど、美味しいものを食べさせてくれたり、、、感謝はしているけど、でもね~ おいちゃんの好みと、ボクちゃんの好みは違うしね、、、、

まあ、それはおいちゃんの見果てぬ夢ということで。
年寄りには、そんなのも必要なんだからね、、、