東京からいすみ市の我が家に来る道はいくつかあります。
一つは、千葉を回る道。
これも途中から、九十九里の海岸を走る道と山に入って茂原を経由する道、そのバリエーション、、、といくつか分かれていきます。
もう一つは、海ほたるを使い、房総丘陵を走る道。
これも、始めは海ほたるを金田で降りて、牛久、大多喜経由の普通の道を通っておりました。
今は、これのバリエーションを使うことが多い。
それは木更津東で降りて、養老渓谷のサインにしたがって山道を抜ける道。
こちらの方が、四季折々の自然の中を走ってくるので、とても気持ちがいいのです。
これも途中から、市原市民の森の傍を通ったり、養老渓谷の方へ抜けたり、時々ご紹介している大福山へ抜けていったり、さらに季節によってはそれからもっと細かなオプションがあり、その時折の素晴らしい変化が楽しめます。
これも岬が東京からうんと離れていれば、たどり着くことが優先されてしまいますから、このような余裕は生まれてこない。東京に近いいすみ市の持つ有利な点ですね。
夕日に沈んでいく山並みの重なり。私の場合、東京を離れるのが昼過ぎになってしまいますので、夕日の風景。でも、少しポイントを変えると、朝もやに包まれた山々や、朝日の中で雲海のように輝く朝霧とかも見ることができます。
今は初々しい夏葉の輝きとか、木漏れ日が緑に輝く道とか、、、、
広い道路では感じられないような、自然との身近さ、触れ合い、そして木立の間の空気が車の中に入ってきます。
自然の風景、
そのなかにある人の手の影、
そして、トップに紹介したような田園の風景、、、、
なんてことはない、どこにでもありそうな風景ですけど、それがとても心に沁みてくる。
いつも岬の家や、岬の風景を賛美していますけど、そこへ行くまでのさまざまなバリエーションも私にとっては、またとても捨てがたいものなのです。