夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

薹がたつ

2010年07月01日 18時00分10秒 |  岬な日々


おいちゃんとの生活が続いてくると、おいちゃんの性格がなんとなく読めるようになっちゃった。
おいちゃんは、ボクちゃんにとってはどうでもいいようなことをくよくよと悩んでいることが多いのですよね。
今日も、岬のベランダに植えてあるレタスの花を見ながら、
「薹がたったって、事実をありのまま伝えたほうが相手のためになるのだろうか、それとも花の盛りって、言葉を飾って相手を喜ばせておいたほうがいいのだろうか」って悩んでおりました。
こちらはバジルね。これもこうなると葉っぱが固くなるから、、、、
食べるなら、もう少し前ね。



なんせ、聞くところによると、おいちゃんは何度も舌禍で苦しんできた経験を持っていて、それでも真実を伝えてあげたほうが親切、そして自分の存在価値もそこにあるなんてばかげたことを考える人なのだそうです。

ボクちゃんにはどうでもいいこと、花が食べられるかどうか、それしかないもんね。
とにかく腹が空いたよ。
岬に来て車から降りるとすぐに、歩哨のポストに座り込んで、ちゃんと職務を全うしているってアピールしているんだけど、おいちゃん、どうしてもドッグフードしかだしてくれない。
家出するのも面倒だし、、、、
それに運よく相手にめぐり合えるかどうか、賭けだからね~
「前の飼い主は鬼のような人で、ドッグフードしか出してくれないんだよ」ってのが次の飼い主に通じるかどうかだけどね~