合歓の花を見ると、おいちゃん写真を撮りたがるんだ。
一番最初のは、200万画素でもこれだけ写せますって、雨に濡れている合歓の花を大昔のズームも効かない、固定焦点のデジカメを引っ張り出して、アップしたもの。あれは結構よかった。ブログで使う分には200万画素でもリサイズしなきゃいけないからね。
その後、カメラはよくなったけど、おいちゃんの腕がおちちゃった。
だから、万葉集の紀女郎の詩なんぞをつけてごまかしていたりして。
でも、あの応答はおいちゃん結構好きなんだよね。
紀女郎は安貴王(あきのおおきみ)と結婚したんだから、この前に載せた湯原王の親戚になるんだよね。
昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花
君のみ見めや戯奴さへに見よ
紀女郎
万葉集 8-1461
合歓木(ねぶ)
戯奴(わけ、目下、年下の人への呼びかけ)
前にもおいちゃんが書いているように、これは紀女郎が大伴家持に贈った詩。
昼に咲いて、夜には恋しい想いを抱いて寝る合歓の花
私だけに見させないで、あんたも見なさいよ
家持をからかった詩ですね。
これに対して家持は
我妹子が形見の合歓木は花のみに
咲きてけだしく実にならじかも
大伴家持
万葉集 8-1463
我妹子(わぎもこ)
貴女から頂いた合歓の木は花だけは咲くけど
実はならないかもね~
大人の言葉の遊びだけど、それをすんなりとやれるところがすごいですよね。
これがだんだんと発展していって、三日夜餅でもおいちゃんが書いているように、恋人を見つけるのも詩、それを振ったり、受け入れたりするのも詩の時代がやってくるのですけど、あのときもおいちゃんも言っていたけど、そんな時代に生まれなくってよかった。詩の上手い下手、書の上手い下手で、相手を見つけたり、振られたりするんだから、おいちゃんは一生相手を見つけられなかったでしょうね。今の時代でよかったよかった。
でも、おいちゃん、チビ太の相手はどうするんだよ。。。。。
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