みみなしの山のくちなしえてし哉
おもひのいろのしたぞめにせん
詠み人知らず
古今集 19-1026
庭の梔子がたくさん蕾をつけてくれています。
ほんとうは、もっとたくさん植えているはずなのですけど、この葉っぱ、どうも虫さんに好まれるようで、芽をつけ始めると、あっという間に食べられてしまい、育ってくれません。
かなり大きな株の一重の梔子も何本かやられてしまいました。
一重の梔子が欲しいのですけどね~
ところで、この梔子の実を染料に使います。
黄色に染まりますね。
上の詩。
恋心で染める前に、この梔子で下染めをしよう。
恋心を口にしないようにしようってことなのでしょうか?
なら、みみなし山も意味が出てきますね。