夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

「チョー」綺麗でしょう

2010年07月31日 20時05分22秒 |  気になる詩、言葉


私、 チョー綺麗でしょう。。。。。
千鳥なんかめじゃないわ。



あぁ~ぁ。
世の中暑すぎます。
脳みそが沸騰して、煮えております。
なにも、考えられない。

蝶は今までもたくさんアップしておりますし、その都度、いろんな大和詩やおフランスの詩なんぞを付けたりしておりましたけど、もう考えるのも面倒。



以下、追加しておきます。

夜も更けてきて、やっと脳みそが冷えてまいりました。
チョウ綺麗でしょう。。。
千鳥なんかめじゃないわ。

もちろん、下敷きは西行の話。

あるお姫様のところへ短冊が参りました。

蝶なれば二羽か四羽か飛ぶべきに三羽飛ぶとはあれは半なり

蝶⇒丁半の丁ですね、偶数のこと。
丁なら二とか四とかであるはずなのに、三羽飛んでいるからあれは半でしょう。

お姫様にはそれが丁半の博打に引っ掛けたものとは分からない。
見かねた西行が、

一羽にて千鳥といへる鳥もあらば何羽飛ぶとも蝶は蝶なり

って書いた短冊をお姫様に送って助けてあげる。
ここでの蝶は丁ではなくて、兆のこと。
一羽だけでも千鳥(千の鳥)っていうのもあれば、何羽飛んでも蝶(兆)ってのもありますよ。。

たしか、以前にもこの話を書いていたと思うのですけど、ありそうなカテゴリーをチラッと見てみましたけど見つからなかった。
実はこの話、落語の西行の一部なんです。

西行がお姫様に失恋して、その痛手から出家したんだって話なんですね。
西行の出家に関してはもう一つ、友人を亡くしたってのもありますけど、西行の歌が艶っぽいので、仏門に入っている西行に女がいるのじゃって噂が絶えません。その噂を下敷きにしているのですね。


どういうわけか西行は、この話とは別にもう一つ、落語になっているエピソードがありますけど、それは忘れなければ、いつか別な機会に。