夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

退院、、、ご愁傷様  追加あります

2010年07月09日 17時32分15秒 |  これがまあつひのすみかか我が日本

知人からメールが入っていました。
「母が退院しました」とのこと。
普通なら、「おめでとうございます」って返信するところだけど、以前からその経緯を聞いていたので、気になって電話を入れてみた。

お母さんは3月の終わりに意識不明になり、入院。
翌日、意識が戻り、退院したけど、家についてしばらくしてまた、意識不明になり、病院に戻ったのです。

それ以降、多少は改善した、とはいうものの、そのレベルは、たまに呼びかけに「う~っ」と答える程度。
病院としては、原因不明、さまざまな原因が複合的に絡み合っているのだろう、したがって治療法もない。
「しかし」90日以上は入院させられないので、退院して欲しいとのこと。

要するに、長期入院させると、診療報酬が低くなるから病院としては受けられないと言うこと。
「なに、何かあればまた、入院してください。そうすれば再度、90日はお預かりできます」っていう医者の説明にも明らかなのですね。

でも、何かあれば、、、って、もし発作を起こして死に至ったら、どうするのだろう、誰が責任を取るのだろう。

病院を責めるつもりはない。
確かに病院としては、赤字覚悟で仁を施す義理はないのだから、、、

そのような、制度を決めた国が責任?
でも、今の保険制度の赤字では、これ以上のサービスはできないって言うのも、またほんとうなんだろう、、、、

でも、日本の健康保険、介護保険っていったいどうなっているのだろう。
介護が必要な老人を介護するために生まれた保険が必要なところではまったく機能していない。
核家族化して、一家の人数が少なくなってきているのは承知の事実。
介護で行き詰って、どれだけの命が心中や自殺で喪われているのだろう。

昔の同僚で、母親を病院に入れたその日から、その次の病院を探し回っている人がいた。
180日、90日っていうけど、病院から追い出されたほとんどの人は次の病院へ入っていく。
だから全体としてみれば一つの病院から退院させても、結果は同じことなのに。
理屈だけが先を行って、非人道的な現実が見過ごされている。

あるいは、老人なら、医療老人ホームへっていうことだろうけど、ほんとうにわずかな数しか入れない。空き待ちで、家族を貧困、不幸に巻き込みながら、死んでいく人たちが何人いるのだろう、、、

素晴らしい医療ドラマを見ながら、あのドラマのなかで非難されている最悪のケースだって日本ではベストに近い状態だな。。。。って、思ってしまう。

以下、追加です。

ところが、「晴れて」退院して、3,4日でまた入院ってことになったみたい。肺炎を起こしたとのこと。
どう考えても、素人が看護するのは無理だろうと思っていたけど、案の定ですね。
そんな患者を退院させなければならない病院も大変だろうけど、それを押し付ける国の制度って、いったいなんなんだろう。

不思議な話

2010年07月09日 17時20分42秒 |  多摩川散歩
先日、知人にお会いしたところ、「貴方は、六郷緑地の人たちとうまく言っていないって聞いたけど」って聞かれました。

不思議。

私の撮影スポットは、散歩のコース上か、いすみへの往復のルートに近いところだけ。六郷緑地はいろんな鳥が来ていて、興味はあるけど、散歩にはちょっと遠いのですね。行くなら自転車だけど、まあ一年に一度行けばいいほう。だからあそこを定点にしている人たちとも話をしたことがない。
ブログを見ていただければお分かりになるけど、最近行ったのは、数年前って感じ。なんでそんな噂が立つのだろう。

知人はそんなことで嘘を言う人でもないし、嘘をつく理由もない。
誰かが言ったのでしょうけど、世捨て人の私のことが噂になるようなこともちょっと思い当たらない。
毎日、通っているガス橋付近でも、せいぜい、チビ太のおいちゃんってくらいの認識しかないのじゃないかな。

世捨て人が噂になる、、、、
これって、私が思っている以上に私は世捨てではなかったのかしら、、、