先日、「出しそびれたラブレター」をアップしましたところ、あのラブレターの文字を解読して欲しいという依頼が参りましたので、とあるスーパーコンミュータをハッキングいたしまして、解読しました。
トップの写真はそのときに使ったものですよね。
結果は、
数ならぬ 心の咎になしはてじ
しらせてこそは身をも恨みめ
と出てまいりました。
新古今集12-1100
西行法師の詩でございましたよ。
マゾ的な人の多いお茶人が書家の手になるものよりも、お坊さんのものを大事にするっていうのは、お坊さんって悪筆が多いからですよね。
だから、これが西行の自筆であるかも知れないってひそかに思っております。
(恋が受け入れられないのは)貴方がちっぽけだからなんて決め付けないで。(相手に自分の気持ちを)知らせて、それで駄目だったらはじめて自分を恨めばいいのだから。
西行さん、自分のことを言っているんじゃないかな。
でもね~
知らせようと思っても、思いが深すぎると、どうしても臆病になってしまいがちですよね。
ラブレターを毎日10枚、100枚と書いても、出す段になると反故にしてしまったり、、、、、
誰にでもある、青春の甘い思い出ですよね。
まあ、振り返ってみれば、この悶々とした時間が宝物といえば、いえるんですけど、渦中ではそんな悠長なことは言っていられないですよね~
ちなみに、もう一台のコンピューターでクロス・チェックをかけてみました。そちらの結果は
「腹減った。母ちゃん、飯!」でした。
まあ、言葉と言うものは、受け取る人によって、どうとでも取られるものですからして、
お後がよろしいようで、、、