先日の「夏の思い出」の姐さまから頂いたコメントにお返ししたレスで「衣被」(”きぬかつぎ”ですからね)なんて言葉を久しぶりに使いました。
「白の薄絹の地に利休鼠の模様のついた衣被」なんてね。
その時に頭にあったのがこれ。
家のアプローチに長々と置き忘れられた衣被。
(不思議、下にこの長々とした忘れ物の写真をアップしているのですが、何度アップし直しても、画面に出てこないのですよ。人目にさらされるのが嫌なのかな)

どなたが脱ぎ捨てられて、忘れられたのでしょうね。
姐さまのご使者なのかな~ ありうるかな~?
そして、その後、お近くの友禅の作家さんのブログへ行きましたら、まさにこの衣被が写真入りで紹介されているではありませんか。衣被をごらんになることは少ないと思いますので、ぜひ見てくださいね。
お母さまのものなんだそうですけど、優雅ですね。
薄絹の白の衣被。
こんなのの実物があるお家なんてまさに財産ですね。。。
と、これからマニ車ですね、、、、(風車だってば)
ほんとうは、マニ車でなくって、、、、
蛇を出したんだから、いつもの蛇の足ですよね。
今どき、京都のお師匠さんの所に行っても、たぶん衣被なんてお持ちじゃないと思いますけど。あの方、メインは紙漉きなんだけど、目を離したすきに織物までやられているし。お仕事は京都の香りのふんぶんとしている場所で京の味と器、部屋のしつらえを楽しまさせる、、運が良ければ、キャワいい舞子は~んが場に出られる、、、、
(「そんなの無理でしょうに、置屋が許さないでしょう」って言ったら、置屋にいって「あなたの所に凄く可愛い舞子はんがいるから、貸して」って頼んだら、「お師匠さんのお頼みならどうぞどうぞ」って即OKになったそうで、 あの方、なにものなんでしょうね)
もっとも、私の知っているあの方は画廊のご主人。昔風の、作家を育てる画廊ね。なんて言うとものすごくコンサバな方を想像されると思うけど、最初の出会いが、今年みたいに暑い夏、仕事にうんざりしている時に絵を見に来てくれってお呼びがかかり、涼しい信州まで当時の愛人(公的にはね、ただし密かに、ファンム・ファタールだと思っておりましたけど)だったマセラッティと道行、大歓迎を受けたのですよ。なんせあの方58でレーシングライセンスをお取りになったような方だからして。
おまけに、例の白寿を過ぎたようなスキーヤーのグループで毎年あちこちの国の山に行かれてたり。
私なぞが、太刀打ちできるなんて思う方が浅はかなんですよね。
それは分かってはいるんだけど、、、ちょっと、悔しいじゃありませんか。
なんて書いていたら、フェースブックにこの方のコメントが入って来ていた。何たる因果、シンクロニゼーションなのでしょうか。
ボクちゃん、もう怖い。
まだまだ、因果はめぐるマニ車、、、、(風車だってば)
ところで、織物、染めっていえば、あの大女優さんだって負けてはいない。
(って書いて、思いついた。私の話に出てくる女性って、どうして私よりず~~~~~~っとお年上なんだろうって、この方も某国営放送の名子役で出てきて、はや何世紀かな、、? 今や舞台の座長さんなんざもし。なんていうと鉄扇が飛んでくるか。おお怖)
何度か書いてますよね、人の仕事場に来て、今度の舞台にはこんな風な歌を歌うんだって、ガンガン歌って帰られたりするような方。
でもこちらがだらけていたりしたら、口だけじゃなく本当に鉄扇が飛んでくるような、、、 「もっとポジティブじゃなきゃ」ってよく叱られましたよね~
大昔にある女性誌がこの方の草木染めで外国にグループを出すってのでお話が来て、、、 たまたまその年、天候不順で、その材料の花が集まらないので雑誌社の方や旅行社の方がやってきて、やきもきしてて、、、っていっても、私に文句を言われてもね~
それからずっと後に、この方が劇をやるからコンタクトを紹介してってお出でになって、、、、いや、あなたのことではこんなことがあったって、、、
女優さん、座長さんで売られている彼女。でも、草木染めでも大変な物ですよ。
最近あまり活躍を聞いていないけど、、、って、私が引っ込み過ぎたんでした。
でもさ~
私って、織物や染色には全く関係ないのに、その方面の企画いろいろ入ってきたな~
一つは世界の藍染の企画。これは外国の国立の博物館の企画で仕事の関係だったし、とてもいい企画、面白かったので、お手伝いしたけど、この関係ではこれが唯一の企画だったですね。
後は、日本のものを海外に出すお手伝い。
でもこれは仕事の範囲じゃないから結局お断りせざるを得なかった。
例えば、あの辻ゲ花の”竹一”さん(って本名じゃないよ) 大宣伝屋さんから手伝ってって言われたけど、仕事の範囲じゃないし。
それに大大名の所有の能衣装。ご子孫は乗り気だったし、私としても、仕事を越えてやりたかったけど、やるとすれば仕事にだいぶ影響が出るので諦め。
仕事と言えば、仕事を放ってもやりたかったのは遠くの山のコレクション。これはやりたかったけど、、、、結局これはご縁がなくってできなかったな、、、、 今でもコレクションを見てみたい。
そう言えば、前にも書いてましたよね。家の一族の一人は長崎奉行所の布の輸入の目利きだったって。端切れ帖が国立博物館に所蔵されているんだって(みたことないけど、神戸の市立博物館の学芸の可愛い子ちゃんがそういっていたからほんとなんでしょう。そういえば、その帳面の写真は見せてもらったな)
なんていいながら、唐突に、誰か芭蕉布のいいやつで作った筒袖をくれないかな~ 古いのがいいのだけど。ほんとは十徳が欲しいけど、逆に着るチャンスがない。ほんなもん着てたら破門になっちゃうし~
芭蕉布って一着もないのですよ。 自分じゃ買う余裕もないし。 なんて、、、
お歳暮にはまがあるから、送ってくださる方、住所を差し上げますので。
なんて、何を書いているんだろう???
暑さで、狂って来たみたいですよ。
昔をしきりに思い出すのは、、、
お呼びが近いのでしょうか。
今日も、岬は暑いのだ。
鷺みたいに大きな鳥、のんびり飛ぶ鳥を撮れなくなったってので、ちょっとがっかりしております。ピントも来てないし、ブレもありそう。
カメラが重すぎる。下半身が安定しない。
なので、恒例の燕返しに挑戦。

でも、やはり難しすぎる。泣、泣、、、

こんどから静物だけにいたしましょうか。
誰か、可愛いU20を紹介してくださ~い。
今日のお目覚は、、、
名残の、、、っていうと、異様に神経を逆立てる方が多いのですよね。
だから、こちらも逆に構えちゃって、、、あまり言いたくないのです。
まあ、お茶だったら大丈夫でしょうけど。
名残のお茶ってのがありますからね。
葉っぱに水っていうと、すぐに
「蓮の葉にたまりし水は釈迦の涙かありがたや、
ところへ蛙がピョコト出て、それはわたしの尿(しい)じゃいな」
なんてのを持ち出すんですけど、

発想も固定化してきましたですね。
まだ、それを覚えているからましですけどね~
久しぶりの鳥さんの飛びもの、、、
でも、やっぱり難しくなってますね。
500ミリをつけたカメラをぶん回せない。重いんです。
上半身の力が以前の半分もないような感じです。
やはり、これからは静物だけにした方がいいのかな、、、