夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

松蟲さんからのお手紙

2007年10月19日 09時57分14秒 | 私も作ってみました


          松蟲の左大臣殿の方より玉章を通はしたまひけり

初秋風を便りにて



心そらにあこがれて



雲ゆく月の御面影



      (”蜘蛛”ゆく、、、違う?)




身にうちそひて今更忘れやらぬ戀草の
身もうは枯れの野邊の露



消ゆるとすれば天雲の晴るゝひまなく思へども



いつかは君をみよしのの花の匂ひをわが袖にうつしもやせむ
                       (御伽草子)



秋風も、白露も、枯野も、舞台はそろいましたけど、
ものの哀れのわからぬ凡人には、ただの薄のてんこ盛りにしか見えませぬな。

薄が悲しい?



秋が悲しいって誰が言いました?





ハクセキレイ  止まってくれていればいいのに

2007年10月18日 12時54分27秒 |  写真


ほんと、泣きが入ります。
止まってくれていれば可愛いのに、ちょこまかちょこまか。



おまけに、「何で勝手に写真を撮るのよ、鳥にだって肖像権があるのよ」なんて喚いたり。↑


これで精一杯。



難しいな~





さて、母との同居

2007年10月18日 10時20分51秒 |  姥捨て山は大騒ぎ



昨日のいすみ市でのこと。とんぼ沼というところへ来て写真を撮っていたら、傍を通っていたおばあさんから「何か特別なものがありますか」って聞かれた。
だいたい母と同じくらいの年齢かな。
車が練馬ナンバーなので懐かしくなったとのこと。

このおばあさんは何代も東京の本郷に住んでいたのだけど、息子さんが自然が好きなので、東京の家を売り払い、2年前にこちらに移り住んできたのだそうだ。
「最初はこの沼をみて、感激していたんですけどね~ でも住み慣れてくるにしたがって、何もない、まるで牢獄に入るみたい。東京の生活が懐かしい」

ちょうど、先日、長崎に独居している母から、もう一度東京に様子を見に来るという連絡をもらった。彼女も健康に不安があり、一人では生活できない、でも住み慣れた場所を離れるのも気が進まないというジレンマに悩まされている。
上京するということで、家を手当てしたのに、様子を見に何度か来ただけで未だに長崎に住んでいる。
慣れた家具などを手放すのも嫌だけど、運んでくればもう一軒家が必要になるだろうし、手当てしている家の傍の対人関係も、来ようとする気持に水を差しているようだ。

いすみ(岬)の家は気に入っている。でもここだと何をするにも車が必要。私がいないときには買い物にも出れない。だからここに母を住まわせることはできない。
それに、ここで生活を始めたら、上のおばあさんと同じように、数ヶ月で、「監獄にいるような」気持になるだろう。

そんな話をしていたら、「無理強いはいけませんよ」って釘を刺された。
判っています。その気ならとっくに母を連れてきています。母に任せているので余計にこちらも予定が立たなくなっているんですとは答えていたけど、さて、、

おまけに、親子とは言いながら、もう何十年も一緒には住んだことがない。
母も「私が来ている間、貴方が私のことにかまけすぎているから心苦しい」と言っているけど、こちらも母との同居がどうなるのか、今はまだ体が動くからいいけど、その後はどうするのか、いろいろと想像はするけど、本当のところなってみないと判らない。新聞紙面を賑わすようなことで終わるのだろうか、、不安はたくさんある。

私は世界的な水準で国道と呼べるのは高速道路だけだと思っているけど、国民が通行するのに法外な金を取る日本。紙面を賑わす悲劇のニュースを見ながら、まじめに働いてきて、病気や、事故、高齢になったために働けなくなった人に生きていくだけの保障を与えられない国。

ここではそんなことには言及したくないけど、でも目前に迫った母との同居、そしてその後の二人の生活、、、いったいどのような生活が待ち構えているのだろう。

(写真はずいぶん前の写真の使いまわし。カテゴリーに写真と入ってないものは、使い回しがあります)

トビ 写真を追加しました

2007年10月17日 21時19分46秒 |  写真
今日もいすみ市岬町の椎木堰へ行って来ました。
なんと水が抜かれていて、空堰になっていました。
ダイサギにとっては餌をとるチャンスなんでしょうね。



それにしても何度もトビにあいました。



撮りすぎました。
一部だけアップしておきます。
続きは後日、こちらに追加します。



ボクちゃんのお目目、黒真珠のようって言われちゃったりして、、、



でも、ボクちゃんじゃ、この謹厳実直な我輩には相応しくない!



もっと威厳を込めて






オオバン(?) 

2007年10月17日 20時09分54秒 | 私も作ってみました


千葉県茂原市より国吉方面へ行ったところにひめはるの里というのがあります。
ここの池にカルガモに混じってこの黒い鳥がいました。
多分オオバンだと思いますが、、、
始めてみたので確信はなし。
なんて、威張っていってちゃいけませんね~




どうしよう?  十三夜 写真を追加しました。

2007年10月16日 08時36分56秒 | 私も作ってみました


仲秋の名月で騒いでおりましたけど、さてそのペアの十三夜が来週ですね。
26日が満月ということで、なら十三夜は24日。
満月を岬で迎えましたので、また岬へと思いましたけど、出没時間を見て「あれ~」ってことになりました。
24日の月の出は15時51分、入りが25日の4時44分。
まあ、見れないわけじゃないけど、月の出が撮れないですね。

たまたま月の写真を御所望の方の展覧会が15日から18日まで東京ということで、上京されている。(えっ? 京都の人が東京にこられるのも上京って言うのかな?) 嫦娥さんのポートレートはお届けできないな。
まあ、赤ん坊に戻る前にはなんとかお届けしなきゃね。


文字ばっかりじゃ目が疲れるので、お月見っぽい写真を追加しました。


今日の多摩川散歩

2007年10月14日 18時41分17秒 |  多摩川散歩
今日の多摩川への散歩はかなり遅めに出かけましたので写真は殆どなし。
昨日のドライブでも感じましたけど、日の落ちるのが早くなりました。

そのなかで、特筆すべきものは鳥でも、花でもなく、魚。
多摩川にはたくさんの釣り人がやってきていますけど、通りかかったときにその一人に80センチはあろうかという大きな鯉がヒットしました。
周りで釣っていた人たちはその幸運を祝福するとともに、台風の後大きく変容した多摩川も徐々に元に戻ってきていることを喜んでいました。

こちらも大物をヒットしたようですね。






広沢寺

2007年10月13日 23時53分16秒 |  写真
東京から東名で2、30分で厚木に着きます。厚木を降りて山側に向かうとそこは大山。
東京の奥座敷といわれる熱海や、伊豆、箱根、富士の名勝とはまた一味違う、静けさと敬虔さを感じるのは山岳信仰の場であるという思いいれのせいでしょうか。
幾重にも連なる山々、急峻な峰、その底を流れる川や、湖。
昔は人を寄せ付けないような巌とした土地であったのでしょうが、最近は道路もよくなり、簡単にその奥にも入れるようになりました。
ただ、信仰の場とは言っても吉野、熊野などのような近づきがたい場所ではなく、なんとなく親しみを感じさせるような雰囲気を感じます。

この大山の寺社の一つに広沢寺があります。
厚木に近く、温泉も出るので昔から親しまれてきた寺。
ふと思いついて、ここを訪ねて見ました。



山門の傍らにその温泉がありますが、寺は鄙びた、静けさに満ちています。



寺の下を流れる川の川原。
オランダのフンベット(ストーンヘンジみたいなもの)の場所にも似ています。



この入り口にある建物、別荘なのでしょうか、スイスの山の中にでもありそうな建物ですね。



まだ紅葉にはちょっと早い時期でしたが、お蔭でほんとうに静かな午後のひと時を満喫できました。





ところでこれはどうして撮ったか判りますか?



答えはこちら。



そう蜘蛛の糸



今の広沢寺周辺はなんと言っても薄



日を受けていない木陰の薄にも目を奪われてしまいます。



柔らかく、しっとりと心に沁みこむような薄



何度も書いていますけど、これから私の写真には薄が溢れていくでしょうね。
だって、好きなんだから仕方がない。



好きと言えば、下世話に戻って、宮ケ瀬まで足を延ばしましたが、その途中でふらりと立ち寄ったお店。
いや、ここのソフトクリーム、美味しかったですよ。







セグロセキレイ

2007年10月13日 19時51分54秒 |  写真


ここのところハクセキレイをアップしていますけど、今日大山の広沢寺へ参りました。
その下の川にセグロセキレイがおりましたが、暗くてどうにもならない。
泣きが入ります。



一応記録のためにアップしておきます。



またキセキレイも見かけました。こちらは「あっ」っと思うまもなく飛び去ってしまいましたので、写真は抑えられませんでした。