
嘉義客運 7212 BRT2 (台鐵嘉義站後站)
今日も嘉義にやってきた。昨日利用したバスにまた乗る。行き先は異なる。このバスは臺鐵の嘉義から公園へ行く路線と、高鐵(新幹線)の嘉義へ行く路線からなる。臺鐵、高鐵の二つの嘉義駅を結ぶ鉄道の計画もあったのかも知れないが、結局はBRT(バス)となったようだ。バスがやってきた。間違ってまた嘉義公園行に乗って、神社の跡を見てきてもいいけど、運転士に「高鐵?」と尋ねると、うなずくのでバスに乗る。悠遊卡を利用する。臺鐵の嘉義駅を出て暫くすると、大きな道に出る。道路の中央分離帯寄りのレーンがバス専用となっている。ここをバスは快走する。一般道だが何ら支障はない。嘉義の街を抜けると、農地の広がる長閑な風景となる。高速道路のインターチェンジを過ぎて暫く行くと、高鐵の高架が見えてきた。

嘉義客運 7212 BRT2 (高鐵嘉義站)
嘉義客運 7212 BRT2 台鐵嘉義站後站(10:48頃)→高鐵嘉義站(11:05頃)
◆票價47元(電子票證票價41元)
高鐵嘉義站に到着する。バスで移動している事から分かるように、在来線に相当する臺鐵縱貫線嘉義站(駅)と、新幹線に相当する高鐵嘉義站(駅)は別の駅であり、離れた場所にある。縱貫線の駅と連絡しているのは、台北、板橋、台中(新烏日)、左營(新左營)の四つの駅。離れた場所に駅を造ったのには思惑があるのだろうが、利用者にはちと不便である。

派手な彩色の農家の像がお出迎え!

台灣高鐵 嘉義站 (臺灣省嘉義縣太保市高鐵西路)
ちなみに高鐵嘉義站があるのは嘉義市ではなく、嘉義縣太保市である。嘉義市は嘉義縣に含まれない。

駅頭の様子!

駅舎の中へ!

單程票 自由座車廂 嘉義→新竹(830元)
窓口が空いているので窓口で切符を購入する。窓側の席を希望したが、空席は無く、通路側または中間席になるそう。座席の配置は東海道・山陽新幹線〔のぞみ〕と同じである。せっかくなので窓側に座って車窓を楽しみたい。嘉義に停車する列車は各駅停車、〔こだま〕のようなものである。左營を出発して台南に停車しただけの列車が、そんなに混雑するとも思えない。自由席に相当する自由座の切符を購入する。

駅舎内の様子!


驗票閘門(自動改札機)
高鐵の高架線に設けられた月台(プラットフォーム)と駅舎は分かれている。日本の新幹線ならプラットフォームの下にコンコースや改札、切符売り場などが設けられているが、ここ嘉義は駅舎が別棟となっている。高鐵の台南站も同じような造りだった。日本の新幹線駅のような高架下が駅舎となっている駅ももちろんある。

㊧駅舎 ㊨線路とプラットフォームのある高架

駅舎と鉄道の高架の間に連絡橋が架かる!

プラットフォーム下にはベンチとトイレがあるくらい…


月台(プラットフォーム)に上がってきた!


月台(プラットフォーム)より駅頭を望む!


南下列車が接近!

台灣高鐵 633號列車 [700T型車両] (高鐵嘉義)
通過列車を見たかったが、嘉義停車の列車だった。側線と通過線との間には壁があって、高速で通過する列車を堪能するには難がある。

台灣高鐵 640號列車 [700T型車両] (高鐵嘉義)
乗車する北上列車が入線してきた。

標準車廂(普通車)車内の様子!

標準車廂(普通車)車内の座席!
自由座(自由席)は思ったとおり空いている。窓側の席に腰掛ける。





日本語の放送、表示が無いけれど、新幹線に乗っているかのようだ。

高架線を行く! (高鐵台中-高鐵嘉義)
天気はよい。一昨年に乗車した時は、PM2.5の影響なのか見通しが悪かったが、今日は景色がきれいに見える。

水を入れたばかりの水田!
7月に田植えの頃の様子だから、これは二期作なんだと思う。収穫を終えた田圃も目にしている。さすがは南国である。

高鐵咖啡(熱)(40元)
車内販売の売り子さんが回ってきたのでコーヒーを買う。日本語で注文しても問題なし。砂糖はいらないので、ミルクだけにしてもらう。

美味しいコーヒーを飲んでいると、日本の新幹線に乗っているのと同じ感覚である。ただ、テーブルのドリンクホルダーが、コップを持ち上げる度にカチャッと音を立てて元の位置に戻るのが耳障りだった。列車は建設中の新駅を通過する。プラットフォームもずいぶん出来上がっている。今回、高鐵の嘉義を利用した事で、高鐵の全ての駅を訪れ、利用した事になるが、すぐに未利用の駅がいくつも出来てしまう。列車は平野から山側へ寄ってゆき、小高いところを走り、トンネルも抜けてゆく。大きな川を渡って台中に到着する。

台中停車中の車窓から…
台中からの乗客は多い。窓側の席が取れなかったのも、台中以遠で空席が無かったものと思われる。お昼時なのでお弁当を食べる人も多い。A席に座っているが、通路側のC席にもお客さんが乗ってきた。ちなみに高鐵の台中駅は、臺鐵の台中駅とは別の駅である。臺鐵では新烏日という駅が乗換駅で隣接している。

駅の裏に飛行機が1機見える。何かのイベントだろうか。

台灣高鐵 640號列車 [700T型車両] (高鐵新竹)



台中からもトンネルを抜け、川を渡り、新竹に到着する。しつこいようだが、高鐵の新竹駅は、臺鐵の新竹駅とは別の駅である。
高鐵 640號列車 嘉義(11:36)→新竹(12:26) 332-12 票價830元(自由座)

高鐵の新竹の駅舎内の様子!

臺灣鐵路管理局 六家線 六家車站 (臺灣省新竹縣竹北市復興三路)
高鐵と臺鐵の二つの新竹駅を鉄道が結んでいる。六家線でも悠遊卡を利用する。

臺鐵の駅より高鐵の駅を見る!

臺灣鐵路管理局 六家線 區間車 1731次列車 [EMU600型] (六家)



六家線 區間車 1731次 六家(12:47)→新竹(13:07) 45EM605
◆票價16元(電子票證票價15元?)
六家線は隣の竹中まで。竹中からは内灣線に乗り入れ、新竹に直通する。嘉義からバス、新幹線、在来線を乗り継いで新竹に着いた。嘉義で降りた自強116次にそのまま乗っていたら、30分近く前に新竹に着いていたのだが、座席は無かったのだし、それは考えない事にする。

臺鐵の新竹の駅舎内の様子!


臺灣鐵路管理局 縱貫線 新竹車站 (臺灣省新竹市東區榮光里中華路)
大正2年完成の新竹駅。やはり建築100年を超える東京駅と姉妹駅となっている。

正面から!
駅の案内所へ行くと、日本人の客がいた。桃園機場(空港)を離れてから、2日振りに日本人の話す日本語を聞いた。さて、新竹市街の地図をもらって、3年振りにあの店を目指す。

川を渡り…

竹塹城迎曦門 (臺灣省新竹市東區)
門の周りがロータリーになっている。ロータリーに来る度に、道を間違える。東門街を歩く。そのお店は新竹都城隍廟の前にある。それにしても日曜日だからか人が多い。団体でお参りに来ている人たちもいる。門前には飲食店が集まるが、どこも繁盛している。

炒米粉(35元)
お目当ての柳家さんの炒米粉。香菜があったので入れてみる。

いただきます♪
実に旨い。ここのビーフンはシンプルなのだが、もやしと肉燥飯のと同じ肉が入っているのだろう。本当に旨い。香菜を入れたのも正解。

貢丸湯(35元)

弾力ある貢丸♪
中国語で湯はスープの事なのだが、薄味で本当にお湯の事を指すのではと思うスープもあるが、ここのはしっかり味がついており、美味しい。

ごちそうさまでした♪
合わせて70元、日本円で280円くらいで食べられるとは。近くにあったら通うだろう。太るだろうけど。

柳家 (臺灣省新竹市北區中山路)

新竹都城隍廟 (臺灣省新竹市北區中山路)
いずれも中華民國104年7月26日撮影
ちゃんとした参拝方法は知らないけど、神様に頭を垂れてご挨拶してから、再び新竹駅へと向かった。 (つづく)