旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

熊本城

2018-05-13 23:30:00 | みる

通町筋 (熊本県熊本市中央区)

この辺りが熊本の繁華街。広島だと八丁堀のような感じか。





それでは熊本城へ向かう。




熊本城入口は閉鎖中!

熊本城は平成28年4月に発生した地震により甚大な被害を受け、立ち入り規制区域が設けられている。今日は厩橋より反時計回りでお城の周りを歩いて見る。






平櫓

方々が崩落している。残る建物も損傷している。



崩落した石は元の場所に戻して石垣を復旧するのだそう。


加藤神社 (熊本県熊本市中央区本丸)

城内に鎮座する加藤神社。もちろん加藤清正公をお祀りしている。



先ずは清正公に御挨拶。願い事は一日も早い熊本の復興しか思い付かない。






境内からは天守と宇土櫓が間近に望める!


宇土櫓

築城当時の姿を保つ宇土櫓。平成28年熊本地震により続櫓部分が倒壊している。


天守

明治10年に焼失し、古写真などをもとに昭和35年に忠実に外観復元された天守。ここも地震による損傷が著しい。地震からの復興の象徴として、先ず天守を復旧するそう。


戌亥櫓













新緑のきれいな季節なのに、溜息が出るばかりである。



全体の復旧期間は20年と算定されているそう。


未申櫓





武将たちが演舞していたり、飲食店や土産物を扱う賑やかな商業施設を通り、城外に出てきた。連休とあって人出は多い。復旧が進むにつれ、立ち入れる場所も増えるそうである。


加藤清正銅像




熊本市交通局 幹線 A系統 [1350型] (熊本城・市役所前)

軌道が緑化されている。環境にはいいのかも知れないが、石畳の方が好みである。


熊本市交通局 田崎線 A系統 [9200型] (熊本駅前)

帰りの電車は空いていたので座れた。

A系統 熊本城・市役所前(14:53)→熊本駅前(15:10) 9203 運賃170円


metro 熊本市電で熊本駅前に到着symbol6

熊本市電は田崎橋より熊本駅前を経て市の中心部を通り健軍町に至るA系統と、上熊本駅前より市の中心部を通り健軍町に至るB系統の二つの系統がある。運賃は170円均一となっている。今度は水前寺公園に行く時に利用してみたい。




JR九州 鹿児島本線 熊本駅 (熊本県熊本市西区春日)

やはりこの駅舎は解体されるそう。これが見納めとなるのか。太平燕を食べ、お城も見てきたので、これで熊本を後にする。


JR九州 鹿児島本線 普通 5348M列車 [817系V106編成] (熊本)


metro 鹿児島本線で熊本を出発symbol6

自動改札機に平成からの乗車券を投入して入場する。経路は新幹線となっているが、選択乗車で在来線で行く。豊肥本線の座席はロングシート(ベンチシート)だったが、この鹿児島本線の座席はクロスシートで車窓を楽しむのによい。寝台特急〔はやぶさ〕、特急〔有明〕などで通った線路を行く。進行方向左の席に座りたかったが、空席は右側だった。それでも有明海の向こうの雲仙は見えた。熊本県より福岡県に入る。肥後に続いて九州二つ目の筑後となる。当初の予定では久留米から新幹線〔さくら〕に乗り、九州新幹線・山陽新幹線を初めて直通してみようと思っていたが、昼食時の入店待ちで予想以上に時間が掛かってしまい、熊本から予定の1本後の列車を利用している。今からだと新幹線は博多乗り換えとなってしまう。どうせ乗り換えるのなら快速列車で博多まで行ってしまう。


metro 久留米で快速に乗り換えsymbol6

快速列車もクロスシートで、こちらの方が座り心地がいい。筑後川を渡り、福岡県より佐賀県に入る。九州三つ目の肥前である。鳥栖は緒方監督の出身地。そして駅にはかしわうどんがある。しかし列車から降りる事もなく、佐賀県より再び福岡県に入る。九州四つ目の筑前である。九州最大の人口を有する福岡市に入り、博多で下車する。

鹿児島本線 普通 5348M 熊本(15:15)→久留米(16:40) クモハ817-1006
鹿児島本線 快速 4244M 久留米(16:48)→博多(17:23) クモハ815-303


JR九州 鹿児島本線 博多駅《筑紫口》 (福岡県福岡市博多区博多駅中央街)

博多までは新幹線の乗車券で在来線に乗ってもよいのだが、博多からはそうはいかない。東海道・山陽新幹線と東海道本線・山陽本線の東京-新下関間では、JR東日本だろうが、JR東海だろうが、JR西日本だろうが、会社が違っても選択乗車出来るのだが、山陽新幹線と山陽本線・鹿児島本線の新下関-博多間では新幹線(JR西日本)と在来線(JR西日本:新下関-下関とJR九州:下関-博多)とで運賃が異なり、乗車券の経路通りの路線を利用する事になる。特急券を買ってきて、新幹線のプラットフォームに上る。


新幹線〔のぞみ58号〕 58A列車 [N700系F11編成] (博多)


N700系F編成普通車の座席!


metro 新幹線〔のぞみ〕で博多を出発symbol5

東京行の列車で今日中に東京に着くが、このままとんぼ返りするのではない。岩国に帰省する。特急券は新岩国までではなく、徳山まで買う。この一駅で料金が上がってしまう。


乗車券 平成→松戸(15,220円)


新幹線自由席特急券/特定特急券 博多→徳山(2,480円)

さすが〔のぞみ〕は速い。博多-小倉間は僅か15分である。小倉までの利用する乗客も多いようだ。福岡県内だが、小倉に着いて九州五つ目の豊前である。これで九州のうち五州を通った事になる。半分以上の旧分国に入っているが、熊本で昼飯を食べてお城を見ただけでは、九州旅行を満喫とはならない。一泊もしない。


海の向こうは山口県! (新下関-小倉)



小倉を出ると新関門トンネルに入る。福岡県より山口県に入る。豊前から長門になるが、もう九州ではない。国境の長いトンネルを抜けると本州だった。


metro 新幹線〔のぞみ〕で新下関を通過中symbol5

山口県内の各駅を通過してゆく。どこかで長門より周防に入り、新山口を通過する。合併により県庁所在地の新幹線駅となったが、この列車は停まらない。山口県内に五つの新幹線駅があるが、次の徳山に停車する。博多から僅か44分。新幹線だと九州は近い。


新幹線〔のぞみ58号〕 58A列車 [N700系F11編成] (徳山)


N700A SHINKANSEN series N700 Advanced


metro 新幹線〔のぞみ〕で徳山に到着symbol5

新幹線〔のぞみ58号〕 58A 博多(17:50)→徳山(18:34) 783-4011 特定特急料金2,480円

再び選択乗車で徳山から在来線を利用する。


JR西日本 山陽本線 普通 3354M列車 [115系N-08編成] (徳山)

3月に上越線で湘南色の115系を乗り納めてきたけど、山陽本線にはまだまだ115系が活躍している。車体の色が異なるが。一編成でいいから湘南色にしてくれないかな。ところで徳山駅が変わっている。駅ビルは解体され、図書館が建っている。在来線は橋上駅となっている。下関・小郡方面から上りで来て、徳山で停車時間が長い時に食べた1番線にあったうどん屋さんもなくなっている。


metro 山陽本線で徳山を出発symbol6

柳井に着く頃には日も暮れて海を眺められない。ウトウトしているうちに終着の岩国に到着。博多-徳山より、徳山-岩国の方が時間が掛かる。平成からの乗車券に途中下車印を貰って出場した。 (つづく)


JR西日本 山陽本線 普通 3354M列車 [115系N-08編成] (岩国)


metro 山陽本線で岩国に到着symbol6
いずれも平成30年5月4日撮影

山陽本線 普通 3354M 徳山(18:46)→岩国(19:54) クハ115-3008