皇居 乾門 (東京都千代田区千代田)
令和6年12月7日土曜日。秋季皇居乾通り一般公開で紅葉を見て乾門より退出した。
皇居乾通りの紅葉
さて丸の内へ戻るのだが、一般公開は坂下門より乾門への一方通行としているので来た道を戻る事は出来ない。皇居の周りをぐるりと回って戻るのかと言えばさにあらず。皇居東御苑を通り抜けるのが近道である。乾通り一般公開と東御苑を併せて見るのが推奨なのか、多くの人が東御苑に向かう。
皇居東御苑 北桔橋門 (東京都千代田区千代田)
手荷物検査があるが持っていないのでそのまま入園する。
天守台
皇居があるのは旧江戸城。明暦3年(1657)に発生した明暦の大火、いわゆる振袖火事で江戸城も被災。この時に天守は焼失した。再建すべく、翌年には天守台が完成。しかし江戸の市街の復興を優先すべく天守が再建される事はなかった。
ここに本丸御殿があった。本丸御殿は文久3年(1863)に焼失。西の丸が仮御殿となり再建される事はなかった。現存するのは富士見櫓と富士見多聞の二つのみだそう。
宮内庁 楽部庁舎
それでは本丸跡より大手門へと向かう。
大番所
百人番所
同心番所
済寧館
大手門 渡櫓門
桝形になっている。高麗門を通り城外へ出る。
大手門 高麗門
桔梗濠
午後3時47分
皇居乾通り一般公開の入場時間は午後3時まで。坂下門に向かう人の姿はない。
※12月8日で令和6年秋季皇居乾通り一般公開は終了しました。
東京都道404号皇居前東京停車場線 行幸通り
東京駅へと向かう。
皇居側を振り返る
和田倉濠
丸の内ビルディングと郵船ビルディング (東京都千代田区丸の内)
百閒先生がおられた郵船ビルは昭和51年に解体され、今のビルは昭和53年竣工だそう。隣の丸ビルも平成11年に丸の内ビルヂンクは解体され、平成14年に丸の内ビルディングが竣工した。
大正3年竣工の東京駅舎
JR東日本 東海道本線 東京駅《丸の内中央口》 (東京都千代田区丸の内)
では東京駅から列車に乗って…とはいかない。千代田線で日比谷で下車して三田線に乗り換える途中なのである。有楽町まで一駅を電車に乗る手もあるが、大した距離では無し、歩いて行こう。有楽町に着いたところで遅くなったが昼食にする。
ソーキそば(990円) オリオンビール(490円)
沖縄そばとソーキそばの違いも判ったので、迷わずにソーキそばを注文。前回訪れた時は販売時間ではなかった麦酒も注文する。オリオンビールは近所の複数のスーパーマーケットで購入出来るので普段から飲んでいる。ソーキそばにこーれーぐーすと紅しょうがを投入。
うめーしがいい
とろとろに煮込まれたソーキ♪
麵はこんな感じ♪
とろとろのソーキを食べ、麦酒を飲む。実に旨い。お肉は骨の周りが旨い。沖縄そばも旨い。
沖縄そば専門 やんばる 有楽町店 (東京都千代田区有楽町 東京交通会館 B1F)
ごちそうさまでした。
午後4時40分
外に出ると暗くなっている。写真ではまだ明るく見えるが実際はもっと暗い。
東京交通会館 (東京都千代田区有楽町)
有楽町駅のガードを抜け、有楽町で逢いましょう♪のそごうが入居していたビル、現在はビックカメラの前を通る。そういえば千葉そごうの別館にはヨドバシカメラが入ったそう。
丸の内仲通り
ルミナリエだかミレナリオだか知らないが、今はやっていないようだが、イルミネーションは行われている。師走に入ったが今日はまだそれほど寒くない。さて有楽町と言えばニッポン放送。30年以上前にナンノさんの番組の公開放送で銀河スタジオを訪れたが、当時の建物は建て替えられているのだそう。12月6日に中山美穂さんの訃報があり、その早すぎる死に大変ショックを受けている。いくつもの楽曲に馴染みがある。心よりお悔やみ申し上げます。
東京都交通局 三田線 日比谷駅 (東京都千代田区有楽町)
三田線日比谷駅に到着。地下鉄では駅の構造上、一旦改札口を出場して他の路線に乗り換える駅がある。千代田線と三田線の日比谷駅もそう。東京地下鉄の改札外乗換は60分以内だが、都営地下鉄との連絡乗車券では時間制限がないという記事を何かで目にした。千代田線日比谷駅の自動改札を出場して60分どころか2時間半以上経過している。三田線の自動改札に乗車券を投入する。
乗車券 都営地下鉄線連絡普通券 綾瀬 から 320円区間
問題なく入場出来た。後日調べると東京地下鉄のFAQに「連絡定期券、磁気券の連絡乗車券をご利用の場合で、他社線に乗り換える場合は、乗換えに時間制限はございません」とある。まるで途中下車のようである。実際は乗り換えに大変時間を要した体なのだが。三田線で三田へ行き、浅草線に乗り換えて押上に到着した。
チーバくんで押上に到着
北総鉄道の「北総線沿線活性化トレイン」だった。では押上の自動改札に乗車券を投入して出場。扉が閉まる事なく問題なし。運賃計算は東京地下鉄が綾瀬-北千住-上野-浅草で210円、都営地下鉄が浅草-押上で180円。合計額390円から連絡券は70円引きで320円になったと思われる。別々の運賃だと東京地下鉄綾瀬-日比谷間が260円、都営地下鉄日比谷-押上間が220円となる。
東京スカイツリー(634m)を望む
A3出口から地上に出たが、ここはどこだ。伊勢崎線の線路の北側に出てしまった。
「手持ち夜景」というモードを試してみる
くっきりしている気もするが画角が狭くなる。
東京地下鉄 半蔵門線 押上駅・東武鉄道 伊勢崎線 押上駅・京成電鉄 押上線 押上駅・東京都交通局 浅草線 押上駅〈スカイツリー前〉 A3 (東京都墨田区押上)
ここに出てきた他の人(観光客?)も戸惑っている。東京スカイツリーの最寄り出口ではない。
東京地下鉄 半蔵門線 押上駅・東武鉄道 伊勢崎線 押上駅・京成電鉄 押上線 押上駅
東京都交通局 浅草線 押上駅〈スカイツリー前〉 A1 (東京都墨田区押上)
こっちに出るつもりだった。
駅頭の様子
駐輪場の上に登る事が出来る。ここから東京スカイツリーを撮影。
いずれも令和6年12月7日撮影
それでは帰ろう。押上線・浅草線改札からSuicaで入場する。羽田空港第1・第2ターミナル発京成高砂行普通列車に乗車する。車内では若い女性が携帯のカメラで扉付近を撮っている。中国人旅行者のようである。「ウェイシェンマ」と頭に浮かんだが、扉上に表示される駅名を撮って現在位置を確認しているようだ。隣の席に座る日本人女性に尋ねている。どうも成田空港に行きたいようだ。何故高砂行の普通列車に。文法があっているか判らないが「換車高砂」と言うべきか。「砂」の中国語の読みが判らない。そのくらいの事は隣の席の女性が日本語と英語で説明している。八広で快速の通過待ち。後で調べるとこれが成田空港行だ。押上停車中に車内放送で言っていた気がする。日本語のみだが。今日は京急線内での混雑で遅れが発生している。それで遅れてきた高砂行と成田空港行を乗り間違えたのかと想像する。終着京成高砂で下車する。中国人女性は日本人女性に成田空港行の列車を案内してもらいたいようだが、さっき八広で抜かれたばかりのせいか、プラットフォームの発車案内の電光表示に成田空港の文字はない。後は駅員さんの仕事かな。予定の飛行機に間に合う事を願い、金町線に乗り換えて帰った。 (おわり)