旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

天童へ

2019-07-22 14:00:00 | 鉄道

JR東日本 東北本線 普通 1522E列車 [E233系] (東京)

令和元年7月14日日曜日。山形県に出掛ける。前日に、武蔵野線を〔カシオペア〕[E26系]が走っているのを見掛ける。ツアー列車で、上野から常磐線・武蔵野線・中央本線を経由して信州の方へ向かったようだ。一方、自分は普通列車で東北へと向かう。乗ろうと思う列車が上野始発ではなく、東京始発だったので、新松戸から東京に向かう。松戸で品川行に乗り換え、江戸川を渡って、千葉県より東京都に入る。松戸から東京まで乗り換えなしで便利になった。もっとも新松戸からは武蔵野線・京葉線経由で1本で東京へ行く事も出来る。

常磐線 普通 516K 新松戸(5:56)→松戸(6:03) モハE233-2408
常磐線 普通 1120M 松戸(6:06)→東京(6:34) クハE531-1014
※東京-日暮里間は東北本線。
※参考 新松戸-東京間の運賃470円(IC運賃464円)


E233系のグリーン車の様子!

お弁当と麦酒とお茶を買って特別車両、グリーン車に乗り込む。二階建て部分ではなく、網棚のある車端部の平屋の座席を利用する。1室12席の小さな車室になっており、終着の宇都宮まで他の席には誰も来なかったから貸切である。但し、車端部なので揺れは大きい。グリーン車の客は来なかったが、グリーン車から普通車へ通り抜けをする客が一人いた。


崎陽軒 シウマイ弁当(860円) サッポロクラシック(242円)

ちょうど北海道の麦酒を売っていたので買ってきた。


いただきます♪

いつものシウマイ弁当をいただく。安定の美味しさ。おかず、ご飯の量ともにちょうどいい。経木の弁当箱が何ともいい。


普通列車用 グリーン券 東京→宇都宮(780円)

お弁当を食べていると、「お食事中、失礼します」とグリーン車の乗務員さん(グリーンアテンダント)が検札にやって来た。「お食事中…」の断りは、新幹線でよく聞いたものだが、指定席の検札が省略されるようになって、車掌さんと話す事も少なくなった。「上野GAC」のハンコが押されるが、GACとは何ぞやと思ったら、グリーンアテンダントセンターの略らしい。以前はNREとあり、日本レストランエンタプライズ(旧日本食堂)の担当だったが、別会社に移管されたよう。荒川を渡り、東京都より埼玉県に入る。


特別企画乗車券「週末パス」(8,730円)

乗車券については、「週末パス」を利用する。普通列車に乗っているけど、新幹線特急券を別途購入すれば、新幹線も利用出来る。さて、車端部の12席の車室に東京から宇都宮まで一人で乗っているのだが、乗務員さんが車室に出入りする度、お辞儀をして挨拶をされる。車掌さんでも車内販売の売り子さんでも、そうされるものだと思っているが、12席の部屋に一人しかいないので、その度に軽く会釈をする事になる。検札だけでなく、車内販売でも回って来られる。新幹線と違い、アイスクリームはないようだ。宇都宮まで結構掛かるので、コーラ(140円)を買う。現金で支払うが、Suicaも利用出来る。利根川を渡り、埼玉県より茨城県に入って古河に着き、古河を出ると県境はわからないままに栃木県に入った。東京から2時間弱。宇都宮に到着する。新幹線なら1時間も掛からないが、急ぐ旅ではなし、すっかり寛いだ。しかし、普通列車グリーン車はここまで。


JR東日本 東北本線 普通 2533Y列車 [E233系U223編成] (宇都宮)

宇都宮行は、横須賀線逗子行となり、折り返してゆく。

東北本線 普通 1522E 東京(6:51)→宇都宮(8:43) サロE232-3026 グリーン料金780円


metro 東北本線で宇都宮に到着symbol6


JR東日本 東北本線 普通 639M列車 [205系Y12編成] (宇都宮)

宇都宮からは205系。座席は窓を背にしたベンチシート(ロングシート)。車窓も楽しめず、ウトウトして黒磯に到着。

東北本線 普通 639M 宇都宮(9:12)→黒磯(10:04) クハ205-612


metro 東北本線で黒磯に到着symbol6


重厚な貴賓室の扉

栃木県那須郡那須町に那須御用邸があり、黒磯駅には貴賓室が設けられている。しかし、新幹線で那須塩原駅を利用される事が多く、こちらの貴賓室は近年使われていないような話である。


東北本線のサボ(行先標)が並ぶ!


JR貨物 EH500-81号機 (黒磯)

構内に貨物列車が停まっている。交流・直流のどちらの電源にも対応する電気機関車が牽引する。黒磯以南の東北本線は直流、以北は交流(50HZ)で電化されており、黒磯駅構内で地上切替していた。上野方面からの列車の発着線は直流、郡山方面からの列車の発着線は交流にしてあった。しかし、平成30年1月より、黒磯駅の盛岡方にデッドセクション(死電区間)を設け、交流・直流を車上切替で行うようになった。常磐線取手-藤代間などで見られる一般的な切替方式である。これにより、黒磯駅構内は直流電化となり、交流の電車が入って来られなくなった。

常磐線では取手以北へは交直流電車のE531系が直通している。黒磯ではどうか。やはり交直流のE531系も走るのだが、電源に関係のない気動車(ディーゼルカー)も走るのだ。電化区間なのに気動車とは羽越本線などを思わせる。プラットフォームで列車を待つ。「電車がまいります」の放送に、電車じゃないだろと思う。2両編成の気動車が入ってきた。幼稚園か保育園の子供たちがたくさん乗ってきたが、それでも2両で充分である。18きっぷの季節になるとどうなるか知らない。


metro 東北本線を気動車で黒磯を出発symbol6

黒磯を出てすぐに死電区間がある。気動車だから何の関係もない。先生が園児に「電車に乗れてよかったねえ」と言っている。電車じゃないだろと思う。子供のうちに嘘を教えてはいけない。これはトーマスに出てくるデイジーとか例えればいいと思うが、この分ではトーマスも電車と言ってしまいかねない。勾配はあるが、線形の良い東北本線を気動車は走り、栃木県より福島県に入る。東北に来るのは久しぶり。新幹線乗換駅でもある終着の新白河に到着。


JR東日本 東北本線 普通 4131D列車 [キハ111形] (新白河)

東北本線 普通 4131D 黒磯(10:25)→新白河(10:49) キハ111-102


metro 東北本線を気動車で新白河に到着symbol6


中線が途中で車止めで分けられている!


元々同じ線の盛岡方に郡山行が停車!

同一プラットフォームを前方へ歩いて移動する。段差はないが、プラットフォームの向かいの列車に乗り換えるよりも歩かされる。事情を考えると仕方ない気もするが、乗り換えが増えたのは面倒くさい。現代の白河の関。もっとも本当の白河の関は平安時代には廃止されたそう。


JR東日本 東北本線 普通 2133M列車 [701系F2-512編成] (新白河)

この電車が黒磯まで迎えに来ていたのに。もう関東まで来ないのか。


metro 東北本線で新白河を出発symbol6

701系の座席も窓を背にしたベンチシート(ロングシート)であまり好きではないが、さすが電車で気動車(ディーゼルカー)とは加速も何も大違いである。東北本線を快走して郡山に到着。

東北本線 普通 2133M 新白河(10:54)→郡山(11:32) クモハ701-1512


JR東日本 東北本線 普通 1139M列車 [E721系P33編成] (郡山)

E721系にはクロスシート(ボックスシート)も設けられている。東北に入ってから、旅行者だろうが、大きな荷物を網棚に上げず、座席に置いている乗客が見られるのが気になる。


metro 東北本線で郡山を出発symbol6


JR東日本 東北本線 快速〔仙台シティラビット5号〕 3575M列車 [E721系P33編成] (福島)

福島行の普通列車は、福島に到着すると仙台行の快速列車に変わる。福島で普通列車の客は降りる必要もなく直通する。それなら郡山を出る時から仙台行と案内すればいいと思う。

東北本線 普通 1139M 郡山(11:39)→福島(12:27) クモハE721-22


metro 東北本線で福島に到着symbol6


JR東日本 奥羽本線 普通 441M列車 [719系Y-12編成] (福島)

福島では同じプラットフォームの向かい側に米沢行が停まっている。国鉄・JRの在来線の軌間は狭軌(1,067mm)だが、奥羽本線の福島-新庄間は新幹線の列車を直通運転するため、標準軌(1,435mm)に改軌してある。ここを走る普通列車も標準軌である。標準軌の在来線は他にも新幹線絡みで存在する。


metro 奥羽本線で福島を出発symbol6


庭坂大カーブを行く! (庭坂-赤岩)

福島盆地が尽きて、勾配を上がってゆく。




山形新幹線〔つばさ〕とすれ違う!

新幹線[E3系]は在来線を走るため、軌間は標準軌でも車体は在来線に合わせた小ぶりなものになっている。ミニ新幹線で法的には新幹線ではなく在来線である。



福島県より山形県に入る。


峠の茶屋 峠の力餅(1,000円)

峠駅構内では首から箱を提げた立売が行われている。売っているのはお弁当ではなく、お餅である。お腹も空いてきたので、お弁当の方がいいけど、峠の力餅は名物なので、買ってみようかと思う。停車時間は僅か。躊躇する暇はない。何と立売の方は二人いて、2両編成のそれぞれの車両に対応している。値段は1折1,000円。スノーシェッドに覆われた駅構内に、立売の人の声が響く。


いただきます♪

小ぶりな大福が8個入っている。小ぶりとはいえ、一度に8個は多い。しかし半分の4個を平らげてしまう。美味しい。東京で買ったお茶とともに味わう。奥羽本線の旅に気をよくして、一度終点の青森まで乗り通してみようかと思う。直通列車は物理的にないけど。

奥羽本線 普通 441M 福島(12:51)→米沢(13:38) クモハ719-5012


赤湯を出て坂を上ってゆく! (赤湯-北赤湯(信))

米沢で山形行に乗り換える。座席に荷物を置いている人が多くてどうかと思う。今度は近距離の客である。扉の側のベンチシートに荷物を座席の置いていない人がいて(当たり前)、その隣に座らせてもらう。途中駅でクロスシートが空いたので、席を移動して存分に車窓を楽しむ。


JR東日本 奥羽本線 普通 443M列車 [719系Y-6編成] (山形)

奥羽本線 普通 443M 米沢(13:40)→山形(14:25) クモハ719-5006


metro 奥羽本線で山形に到着symbol6


JR東日本 奥羽本線 普通 1439M列車 [701系Z-4編成] (山形)

今日乗るのは、この列車が最後。701系だが、これから長時間乗る訳ではなく構わない。


metro 奥羽本線で山形を出発symbol6


JR東日本 奥羽本線 普通 1439M列車 [701系Z-4編成] (天童)

奥羽本線 普通 1439M 山形(14:52)→天童(15:11) クモハ701-5504
※参考 東京都区内-天童間の運賃6,260円


metro 奥羽本線で天童に到着symbol6


出札口と改札口

奥羽本線の福島-新庄間はSuica仙台エリアのようだが、対応しているのは山形駅と福島駅(東北本線)の2駅のみである。山形県内では他に山寺駅(仙山線)で利用出来る。山形-仙台間、山形-福島間、山形-山寺間などでは使えるけど、天童は対応駅ではないので、Suicaは使えない。自動改札機もない。簡易改札機はモバイルSuica特急券専用と思われる。


JR東日本 奥羽本線 天童駅 (山形県天童市本町)


駅頭の様子!

久しぶりに天童にやって来た。




天童バスターミナル (山形県天童市本町)

最新のバス旅でここを訪れていたな。ネタバレになるか。


旧羽州街道


油川(青森県)方を望む!


桑折(福島県)方を望む!


天童セントラルホテル (山形県天童市本町)

旧街道沿いのホテルに投宿。




客室の様子!




客室からの眺め!


tv テレビでお相撲を見る!

場所中はすぐに宿に入ってテレビ観戦である。昨夜は旅支度もあり、ほとんど寝ていない。テレビを見ていても、ウトウトしてしまう。お相撲も終わり、もう少ししたらご飯を食べに行こうと思っていた。しかし、ハッと気づくと午後9時半である。行こうと思っていたお店はまだ空いているのか。実はまだ空いていたのだが、ホテル隣のファミリーマートに行ってくる。


タルタルチキンカツ弁当(530円) ごぼうサラダ(178円)
銀座ライオンエール(292円)

こんな予定ではなかったのだが。


力餅も食べる いずれも令和元年7月14日撮影

これで就寝する。 (つづく)