旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

小田急電鉄・箱根登山鉄道

2020-11-14 15:00:00 | 鉄道

小田急電鉄 特急ロマンスカー〔はこね53号〕 253列車 [VSE 50000形
(新宿)

令和2年9月21日月曜日。flag1 敬老の日。四連休の三日目に出掛けてきた。今回は地下鉄の乗りつぶしではない。特急ロマンスカーで箱根湯本へ行こうと思ったが、当日切符を買おうとすると、思っていた時間の列車は満席になっている。ロマンスカーに自由席はない。


小田急電鉄 特急ロマンスカー〔ふじさん11号〕 411列車 [MSE 60000形
(新宿)

箱根湯本行ではなく、御殿場行の列車に空席があったので、その切符を買う。先月乗ったばかりの特急〔ふじさん〕。しかし、この列車では箱根湯本どころか、小田原にも行かない。


箱根湯本行は満席!

途中駅で降りて、小田原行の急行(全車自由席)に乗り換えるつもりである。





先月と違って、この四連休は人出が多いようである。


崎陽軒 シウマイ弁当(860円)

シウマイ弁当が食べたいので東京駅で買ってきた。まだ温かい。袋は有料。東京駅から新幹線等に乗るのなら袋は要らないが、新宿までお弁当を手に持って中央線で移動するのも憚られるので、有料レジ袋(B)(2円)を買う。7月1日の有料化以後、初めての事である。適当な袋を持ち合わせていなかった事が悔やまれる。


麒麟麦酒 一番搾り(225円)

小田急線プラットフォーム売店で冷えた麦酒を買ってきた。特急列車で麦酒にお弁当は最高。新宿を出発する。




特別急行券 新宿→松田(700円)


「箱根フリーパス」[新宿発着・2日間有効](5,700円)

テレビCMで何度も耳にしている「箱根フリーパス」。有料なのにフリーパスとは如何に。それはさておき、初めて買ってみた。これは2日間の切符だが、3日間の切符もある。新宿の他の駅からも設定がある。出発駅から小田原までの往復と、小田原以西の指定区間では乗り降り自由である。小田急線内で途中下車可。特急ロマンスカーは別途特急券が必要。自由乗降出来る指定区間は多岐にわたっているので、詳しくはウェブサイトで確認されたし。

箱根フリーパス https://www.odakyu-freepass.jp/hakone/
箱根周遊券 https://www.odakyu.jp/tc/passes/hakone/
Hakone Freepass https://www.odakyu.jp/english/passes/hakone/


JR東海 特急〔ふじさん11号〕 8011M列車 [小田急 MSE 60000形] (松田)

小田原線から連絡線を経て御殿場線に入り、松田に到着。下車する。松田は小田急電鉄ではなく、JR東海の駅だが、ここまでは小田急の切符が通用する。小田急の乗務員さんもここで交代して降りている。


metro ロマンスカーで松田に到着symbol6

常磐線 普通 620S 新松戸(7:08)→松戸(7:15) 東京地下鉄16001
常磐線 普通 1128M 松戸(7:18)→東京(7:48) クハE531-1013
※東京-日暮里間は東北本線。
中央本線 青梅特快 771T 東京(7:55)→新宿(8:09) サハE233-35
◆新松戸-新宿間の運賃570円

特急〔ふじさん11号〕 411レ 新宿(8:40)→松田(9:48) 60251 特急料金700円


沼津方を望む!


特急〔ふじさん〕は御殿場へ…

松田駅からは小田原方面の列車はない。隣接する新松田駅へ向かう。


JR東海 御殿場線 松田駅《南口》 (神奈川県足柄上郡松田町松田惣領)

自動改札機があるけど、有人改札で特急券を渡し、「箱根フリーパス」を見せて出場する。改札氏がこちらに来てくださいと言っているのを聞かず、自動改札機へ行った特急〔ふじさん〕からの乗り換え客は、改札機の扉が閉まり、ピンポン鳴らしている。新宿でタッチした交通系ICカードを松田でもタッチしてしまったのか。


交通系ICカード利用についての注意が!

御殿場線松田駅はTOICAエリア。一方、小田急線はPASMOエリア。エリアを跨っての利用は出来ない。特急〔ふじさん〕は両エリアに跨って運転されている。事前に切符をご購入下さい。


小田急電鉄 小田原線 新松田駅《北口》
(神奈川県足柄上郡松田町松田惣領)

御殿場線松田駅から道を隔てた向こうにある小田原線新松田駅。駅舎の間は近いけど、特急〔ふじさん〕を降りて、プラットフォームを歩いて跨線橋を渡り、プラットフォームを歩いて地下道を通って松田駅南口の改札に至るまでが長かった。新松田駅の自動改札機に「箱根フリーパス」を投入すると、扉が閉まり、ピンポン鳴っている。他人の事を言えたもんじゃない。しかし有効な切符を所持しているのに自動改札を通れないのか。有人改札で〔ふじさん〕からの乗り換えの旨を伝えて入場する。「箱根フリーパス」は途中下車可だが、「ご希望の際は係員にお申し出ください」とあるので、自動改札での途中下車には対応していないのかも知れない。




小田急電鉄 小田原線 急行列車 [8000形] (新松田)

小田原行の急行列車に乗り換える。新宿から小田原行の急行に乗っていれば特急料金は不要だが、窓を背にしたロングシート(ベンチシート)の車両で、お弁当を食べ麦酒を飲む気はしない。そもそもお手洗いもない。


metro 小田原線で新松田を出発symbol6

新松戸から新松田まで来た。直通列車はないが、千代田線を介して線路は繋がっている。急行列車は10分で小田原に到着する。


小田急電鉄 小田原線 急行列車 [8000形] (小田原)


metro 小田原線で小田原に到着symbol6

小田原線 急行 新松田(9:59)→小田原(10:09) 8453




箱根登山電車のりば

小田原から西は箱根登山鉄道の路線。「箱根フリーパス」の自由乗降区間に入る。以前は小田急から箱根登山鉄道に直通する急行箱根湯本行があったけど、現在は直通するのは特急ロマンスカーだけだそう。


強羅方を望む!

箱根登山鉄道鉄道線は標準軌(1435mm)、小田急線は国鉄・JRと同じ狭軌(1067mm)だったので、直通運転するために両方の軌間に対応出来るよう3本レールが敷かれていた(三線軌条)。小田原-熱海間を走る新幹線の車内からも確認出来た。しかし、今では標準軌用の1本のレールを外して、狭軌に対応した2本しか見られない。今も三線軌条なのは箱根湯本から車庫付近の一部区間だそう。



ロマンスカーは直通運転するが、普通列車は小田原始発。小田原-箱根湯本間を往復しているようだ。箱根登山鉄道の路線だが、小田急の車両でロングシート。座る事が出来たが、どんどん人がやって来て混雑する。通路に立つ人も多い。


metro 箱根登山鉄道で小田原を出発symbol6


箱根登山鉄道 鉄道線 普通列車 [小田急1000形] (箱根湯本)


metro 箱根登山鉄道で箱根湯本に到着symbol6

鉄道線 普通 小田原(10:26)→箱根湯本(10:44) 小田急1161




駅の階段がこんな具合に!

「箱根フリーパス」で自動改札機を通り出場する。もうピンポン鳴らない。


箱根登山鉄道 鉄道線 箱根湯本駅 (神奈川県足柄下群箱根町湯本白石下)

ロマンスカーはやってくるし、以前は新宿から箱根湯本行の急行もあったから、箱根湯本は小田急の終着駅のような印象だが、箱根登山鉄道の途中駅である。


駅頭の様子!

国道1号(国道138号重複区間)が通る。駅伝のコース。



ここを車で通った時、渋滞で苦しんだ印象しかない。




箱根登山鉄道 鉄道線 普通列車 [1000形] (箱根湯本)

1本前の列車は大混雑だったので、座るために次の列車を待った。3両編成と短い。箱根湯本を境に東の小田原方は狭軌の車両、西の強羅方では標準軌の車両が走る。標準軌でも車両は小さく、定員は少ない。車内はボックスシート(クロスシート)。進行方向と反対向きで通路側だが座る事が出来た。スイッチバックがあるので、座席の向きはどうでもいい。箱根湯本以西は初めて乗る区間なので座ってゆきたかった。出発する時にはこの列車も大混雑となった。このご時世少し気になる。仕方なく通路に立ってお酒をラッパ飲みする人もいる。


metro 箱根登山鉄道で箱根湯本を出発symbol6


先程通った鉄橋が下の方に見える! (出山(信)付近)


右の線路から来て、スイッチバックして左の線路へ!

ジグザグに進んで、高低差を上ってゆく。鉄道でこんな急坂が登れるのかと驚く。


山ばかりでなく、登ったところに温泉街もある! (上大平台(信))

昨年の台風被害を受けた区間を通る。復旧工事の跡が生々しい。箱根湯本-強羅間は不通となっていたが、今年7月23日に運転を再開したのだ。


箱根登山鉄道 鉄道線 普通列車 [1000形] (強羅)

彫刻の森を車窓に見て、終着の強羅に到着した。実に楽しかった。何故今まで乗らなかったのだろかと思う。東京の近くにこんな鉄道があったのだ。これで箱根登山鉄道の鉄道線の乗りつぶし終了。


metro 箱根登山鉄道で強羅に到着symbol6

鉄道線 普通 箱根湯本(11:11)→強羅(11:49) 1003


車止め


強羅でケーブルカーに接続する!

ここまでは普通の鉄道で登ってきたけど、この先はケーブルカーで登ってゆく。しかし、すぐの列車は満員で乗り継げない。一旦出場する。


箱根登山鉄道 鉄道線 強羅駅 (神奈川県足柄下郡箱根町強羅)

何とケーブルカーに乗車するのに行列が出来ている。


駅頭の様子!

思ったより早くケーブルカーに乗る事が出来た。しかし2両編成で大混雑。ここは座れなかった。強羅までの登山電車も、今乗ったケーブルカーも箱根登山鉄道の路線。ケーブルカーは鋼索線という。鋼索線内には途中駅があるが、終点まで停まらない臨時直通列車だそう。座れないので早く着いてくれた方がいい。




metro ケーブルカーで強羅を出発symbol6


急勾配を登る! (公園下)


途中駅は通過! (公園上)




まもなく終点! (上強羅-早雲山)


metro ケーブルカーで早雲山に到着symbol6

鋼索線 臨時直通 強羅(12:07)→早雲山(12:14頃) ケ22


箱根登山鉄道 鋼索線 臨時直通列車 [02編成 ケ12+ケ22] (早雲山)





これで鋼索線の乗りつぶし終了。同時に箱根登山鉄道全線の乗りつぶしも終わった。新宿から始まった鉄道の旅はここまで。しかし、まだ他の乗り物を乗り継いで旅してゆく。 (つづく)