旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

特急〔ちちぶ〕(ラビュー)

2022-11-16 23:59:00 | 鉄道

西武秩父駅の出札口と改札口

往路は普通列車で来たが、復路は特急列車で帰ろう。次の特急の出発時刻が迫っており、駅員さんが自動券売機でも特急券が買える旨を案内している。特急券はそれでいいけど、企画乗車券の有効区間外の乗車券も必要なので出札口で購入する。街を少し散策するので、もう1本後の特急にする。



踏切の近くで汽笛が聞こえる。蒸気機関車が牽引する列車が秩父本線御花畑駅に到着したのだ。






秩父鉄道 秩父本線 SL〔パレオエクスプレス〕 5001列車 [C58 363号機牽引](御花畑)




埼玉県民の日」のヘッドマーク


煙を残して列車は去って行った


埼玉県マスコット「コバトン」


番場通りの先には秩父神社

神社に行ってお参りしてこよう。


小池煙草店 (埼玉県秩父市番場町)

昭和初期の店舗兼住宅。国の登録有形文化財。


安田屋 (埼玉県秩父市番場町)

大正5年創業のお肉屋さん。建物は昭和5年頃の建築。こちらも国の登録有形文化財。








秩父神社 (埼玉県秩父市番場町)

創建は崇神天皇の御代と伝わるから遥かに古(いにしえ)である。






御本殿

御本殿ではは改修工事が行われている。晴れ着の子供さんを見て七五三の頃かと思う。以前、神社の側を通った事があるが、今回初めてお参りする。


菊の花の展示を見て…

ふと、建物の方を見て驚いた。


色鮮やかな彫刻が!



何も予備知識を持たずお参りに来たが、現在のご社殿は天正20年(1592)の徳川家康公の寄進による造営なのだそう。多くの彫刻で彩られている。


つなぎの龍

名工左甚五郎の施した彫刻と思われるそう。




お元気三猿



日光を見ずして結構と言ってもいいかな。





秩父宮勢津子妃殿下御手植えの銀杏。





彫刻もきれいだが、境内の紅葉も美しい。





実によかった。秩父神社をあとにする。




少林寺の参道の途中には秩父鉄道の踏切が…

社寺の参道に踏切のある風景は好きである。実際のところ不便はあるのだろうが。



踏切の先の大樹。雰囲気のある風景が多い。ここを石灰石を積んだ貨物列車が走ってゆく。


秩父鉄道 秩父本線 御花畑駅 (埼玉県秩父市東町)


これまで令和4年11月14日撮影

以前、この駅の出札口で切符を買うと硬券だった。


急行券(210円) 乗車券 御花畑→熊谷(880円)
令和元年12月15日撮影

秩父鉄道では今年、令和4年3月12日よりPASMOを導入。SuicaICOCAなどの交通系ICカードが利用出来る。PASMO導入を記念して急行料金を3月12日より当面の間、無料としている。




山神宮の大ケヤキ (埼玉県秩父市熊木町) これより令和4年11月14日撮影


武甲山を望む


秩父神社大祭御旅所 (埼玉県秩父市熊木町)


秩父市役所 (埼玉県秩父市熊木町)


西武鉄道 西武秩父線 西武秩父駅 (埼玉県秩父市野坂町)

西武秩父駅に戻ってきた。なお秩父駅は秩父本線の駅でこことは別にある。それでは入場する。




西武鉄道 特急〔ちちぶ28号〕 [001系ラビュー] (西武秩父)






ブルーリボン賞の受賞おめでとうございます

001系は日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)で製作。


001系車内の様子


001系の座席


metro 特急ラピーューで西武秩父を出発symbol6


秩父本線と分かれる (横瀬-西武秩父)

池袋と西武秩父とを直通する列車は飯能でスイッチバックして進行方向を変えるが、西武秩父出発時には座席が進行方向とは反対の向きでセットされている。空いているので自分の席だけ向きを変えてもいいが、そのまま後ろ向きで乗ってゆく。


特急券・乗車券 特:西武秩父 ➡ 池袋 乗:所沢 ➡ 池袋(1,060円)

企画乗車券が所沢まで有効なので乗車券は所沢-池袋間、特急券は西武秩父-池袋間の切符を買ったが、区間の異なる2枚の切符が一葉で発券された。


客室の窓は大きいが、一面に小さな点が配されている…

写真は撮りづらい。


武甲山も見納めか


白いシートで覆われた車両が (芦ケ久保-横瀬)

横瀬に停車。出発すると隣接する車両基地に姿を隠された車両が停まっている。


最後尾の車両からの後面展望?の映像がモニターに流れる

進行方向が変わると前面展望となる。


正丸トンネル(信)で下り列車と交換する

トンネル内に信号場があったとは。ここを通るのは三度目だが今気付いた。吾野で西武秩父線より池袋線に入る。後ろ向きのまま飯能に到着。空いていた車内だが、飯能より乗客が増えてきた。乗務員が交代し、スイッチバックして出発。飯能から池袋までは座席の向きと進行方向が一致する。


先程走ってきた吾野・西武秩父方面の線路が分かれる (元加治-飯能)

飯能の次は入間市に停車。入間基地を見て次は所沢に到着する。所沢で降りる人が多いのは、埼玉県内乗り降り自由の企画乗車券の利用者か。自分もそうだが所沢から先は普通乗車券の利用となる。


新宿線本川越方面の線路が分かれる (秋津-所沢)

西武鉄道本社のある所沢を出発。もう池袋まで停車駅はない。地図を見ると都県境が複雑なのだが、一応埼玉県より東京都に入る。ともに武蔵国なので旧分国は変わらない。東京都最初の駅が秋津。武蔵野線新秋津駅との乗換駅だが、歩道もない狭い一般道を歩いての乗り換えとなる。雨が降っても屋根もない。西武線は秋津-所沢-西所沢-西武球場前を除いてあまり馴染みがないのでどこを走っているのかよく判らない。気付けは椎名町を通過。次は終点の池袋である。


山手線と立体交差する (池袋-椎名町)


西武鉄道 特急〔ちちぶ28号〕 [001系ラビュー] (池袋)

快適な特急ラビューで池袋に到着した。 (おわり)

特急〔ちちぶ28号〕 西武秩父(13:24)→池袋(14:43) 001-D3 特急料金710円
◆企画乗車券「埼玉県民の日 記念1日フリーきっぷ」480円
◆所沢-池袋間の運賃350円