旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

埼玉県民の日 記念1日フリーきっぷ

2022-11-14 23:59:00 | 鉄道

西武鉄道 池袋線 快速急行列車 [東急5000系] (小手指)

令和4年11月14日月曜日。埼玉県民の日。おめでとうございます。明治4年11月14日、忍県、岩槻県、浦和県が合併して埼玉県が誕生。現在の県域とは異なる。入間県とか熊谷県とか。明治9年にほぼ現在の県域となったそう。


埼玉県マスコット「コバトン」

埼玉県民の日を記念して埼玉県内の6つの鉄道事業者では乗り放題となる切符が発売される。6つの全ての事業者で使えるのではなく、それぞれの事業者内で有効となる。西武鉄道でも発売され、企画乗車券「埼玉県民の日 記念1日フリーきっぷ」という。発売金額は大人480円、小児240円。有料なのにフリーとは(略)。有効区間は埼玉県内の西武線各駅と東京都内の西武園駅及び多摩湖駅。西武鉄道の全線の乗りつぶしは完了しているが、池袋線・西武秩父線を乗りつぶしている時に他の乗客から話し掛けられ、お相手をしていて乗車の記憶がさっぱりだった。乗り直そうと思っていたが、この切符で秩父に行ってみようと思う。所沢の自動券売機で切符を購入。プラットフォームに降りると入ってきた快速急行で終着の小手指にやって来た。東急電鉄の車両だった。扉には新玉川線・田園都市線で見ていた東急のくまさんが健在である。

池袋線 快速急行 所沢(9:08)→小手指(9:12) 東急5622


西武鉄道 池袋線 小手指駅《南口》 (埼玉県所沢市小手指町)

乗り降り自由なので、列車の行き先で名前を聞く小手指で下車してみる。「こてさし」と読む。


駅頭の様子






metro 池袋線で小手指を出発symbol6

ゆっくり駅前を撮影している時間はなかった。プラットフォームに降りると次に乗る列車が入っていた。池袋線は「東武東上線みずほ台駅での安全確認の影響」で遅れが発生している。広範囲で直通運転しているからだが、早めに飯能まで行って秩父へ行く列車に乗りたい。車窓に航空自衛隊入間基地を見る。機体の姿も見られる。八高線の高架を潜り、終着の飯能に到着した。


西武鉄道 池袋線 普通列車 [40000系] (飯能)


metro 池袋線で飯能に到着symbol6

池袋線 普通 小手指(9:20)→飯能(9:39) 40305


MOOMINVALLEY PARK

ムーミン谷は埼玉県にあったのか。東飯能が最寄りの気もするが、飯能からバスがあるのでしょう。


車止め

飯能は池袋線の途中駅だが、池袋方面と吾野・西武秩父方面の直通列車はスイッチバックする配線となっている。普通列車も池袋方面と吾野・西武秩父方面とでは印象が異なる。


西武鉄道 池袋線 普通列車 [4000系] (飯能)


4000系の車内の様子


4000系の座席

ロングシートの電車から、ボックスシートの車両に乗り換える。国鉄の車両を思わせる。出発時刻までに池袋方面からの列車が到着する度に車内は混み合ってきた。行楽列車である。埼玉県の公立の小中高はお休みだそうで子供さんの姿も多く見られる。例年、埼玉県民の日の朝には千葉県の遊園地へ人気者のネズミに会いに行く子供たちを武蔵野線で多く見掛けたものだ。


metro 池袋線で飯能を出発symbol6

飯能の次の東飯能は八高線との乗換駅。所沢から飯能に来る時に八高線を潜った所には駅はない。この区間の八高線は単線で電化されている。池袋線も飯能から単線電化だが、北飯能(信)-武蔵丘(信)の間は複線となっている。大きな車両基地が見える。


企画乗車券「埼玉県民の日 記念1日フリーきっぷ」(480円)

磁気券で自動改札が利用出来る。所沢-西武秩父間の普通運賃(540円)より安い。特急券を買えば特急も利用出来ると、所沢駅で確認した。でも普通列車でゆっくり行く。吾野で特急の通過待ち。なんと上り普通列車との交換も併せて行う。山間の駅に3本の列車が会する。なお、池袋から所沢、飯能と伸びてきた池袋線はここ吾野まで。この先は西武秩父線と名前を変える。昭和44年に開通した比較的新しい区間である。吾野までは昭和4年に開通している。


山間を列車は行く (吾野-西吾野)



並走する国道299号は何度も利用している。鉄道の利用の方が回数が少ない。


秩父側に抜けた (正丸-芦ケ久保)

正丸を出ると正丸トンネル(4,811m)に入る。トンネルを抜けて飯能市より秩父郡横瀬町に入る。


DORAEMON - GO! 西武鉄道 西武秩父線 普通列車 [30000系] (芦ケ久保)


こんなところにドラちゃんが…


扉が顔に…(微妙)


山の中腹には… (芦ケ久保-横瀬)


観音様が…

列車は山間を抜けセメントの街に入ってきた。UBE三菱セメントという社名が見える。山口県人としては宇部興産が関係しているんだろうなと思うが、その宇部興産は今年4月にUBEに社名変更していた。徳山曹達トクヤマに変更した感じか。線路は大きなS字カーブとなり、秩父本線が近づいて終点の西武秩父に到着した。


西武鉄道 西武秩父線 普通列車 [4000系] (西武秩父)


metro 西武秩父線で西武秩父に到着symbol6

池袋線 普通 飯能(10:03)→西武秩父(11:01) 4017
※吾野-西武秩父間は西武秩父線。




武甲山を望む


秩父の街並みを望む




西武鉄道 西武秩父線 西武秩父駅 (埼玉県秩父市野坂町)





以前、秩父に来た時に豚みそ丼を食べて旨かった。まだ他にも食べたいものがある。わらじかつ丼。駅の近くのお蕎麦屋さんで、お蕎麦とかつ丼の両方が食べられるようなので行ってみる。


踏切を渡る! 秩父本線(御花畑-影森) 西武秩父線(横瀬-西武秩父)

秩父鉄道と西武鉄道の踏切となっている。この近くにお店があるはず。


名物秩父蕎麦 立花 (埼玉県秩父市野坂町)

ちょっと迷ったが無事到着。しかし満席との事。名前を記入して暫し待つ。踏切が鳴っている。何が来るのかちょっと見てくる。


西武鉄道 特急〔ちちぶ24号〕 [001系ラビュー](横瀬-西武秩父)



名前を呼ばれて入店する。靴を脱いで靴下で案内された席に着く。四人用のテーブルに一人。このご時世で相席はしないのだろう。


日本酒(小)(400円)

昼下がりの蕎麦屋で一盞。いやいやいや、まだ午前中じゃないか。朝酒だ。麦酒にしようと思ったが、秩父市乾杯条例が施行されていて、「秩父産の地元酒(日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー等)やソフトドリンクによる乾杯の習慣云々…」とあり、乾杯しないがお酒にしてみた。お酒と供された茄子味噌の一品が実に旨い。お酒がよく合う。


カツざる(1,430円)

料理が運ばれてきた。


わらじカツ

想像していたのと違い上品なカツです。ソースカツ丼でのようで、お肉は柔らかく、あっさりではなくしっかり旨い。ご飯にかかったさらりとしたソース(たれ?)がカツに合って旨い。茄子の味噌も舐めたいくらい旨いが、漬物の小皿に添えられていた辛い味噌がまた旨い。わらじカツ丼にいい味の変化になる。


ざるそば


いただきます♪

お蕎麦が旨い。お蕎麦からのお酒も旨い。今日はわらじカツが食べたくて秩父に来たけど、ここはお蕎麦だけ食べに来てもいい。そもそもこちらはお蕎麦屋さんでした。蕎麦湯も香り高くて美味しい。どれも美味しい。ごちそうさまでした。


いずれも令和4年11月14日撮影



西武秩父線に乗り直したし、ご飯を食べたらもう帰ろうかと思っていたが、ちょっとだけ秩父を散策してみる事にした。 (つづく)

鉄道線(西鹿島線)

2022-11-13 20:00:00 | 鉄道

名古屋鉄道 名古屋本線 豊橋駅 (愛知県豊橋市花田町字西宿)

豊橋のJR東海の在来線と名古屋鉄道は同じ改札口。Suicaで入場。3番線には名鉄電車が発着する。交通系ICカードでJR東海と名鉄とを乗り換えるための簡易改札機が並ぶ。豊橋から入場した旅客のタッチは必要ない。これから15時23分当駅始発名鉄岐阜行名古屋本線急行1611列車を利用するのではなく、隣の4番線からの15時28分当駅始発岐阜行東海道本線普通145F列車を利用する。


metro 東海道本線で豊橋を出発symbol6


JR東海 東海道本線 普通 145F列車 [313系Y5編成] (西小坂井)

豊橋を出てさっそく次の駅で6分間の停車。後続の快速列車の通過待ち合わせ。既視感を覚える。三河安城に行くために豊橋から普通列車を利用した事を思い出した。安城なり岡崎までは新快速・快速等で行って乗り換えれば早かったが、普通列車だと随分時間が掛かった気がする。今日は普通列車で行くしかない。最初の快速停車駅、蒲郡の手前で降りる。


JR東海 東海道本線 普通 145F列車 [313系Y5編成] (三河大塚)


metro 東海道本線で三河大塚に到着symbol6

東海道本線 普通 145F 豊橋(15:28)→三河大塚(15:46) サハ315-5 運賃240円


JR東海 東海道本線 三河大塚駅 (愛知県蒲郡市大塚町端成)

立派な駅舎だが無人駅だった。


駅前には新幹線のガードが!




HOTEL AZ 愛知蒲郡店 (愛知県蒲郡市大塚町柴垣)

無人駅で降りたのはこちらのホテルの最寄り駅だったから。ホテルは国道23号沿いにある。


客室の様子

九州で利用したブランドのホテルが愛知県にあるので利用した。急遽、豊橋から予約したが、電話が繋がらなくて大変だったが、大分経由で予約は取れた。若松で作って貰ったカードがあるからか、宿泊料金は300円引きで4,950円。無料朝食あり。但しここは三階建てでエレベータがない。


愛知県は総合が3chだった… これまで令和4年10月31日撮影

ちなみにテレビ画面で動画サイトは見られない。衛星放送も見られず地上波のみ。さて、昼食が遅かったので、夜はファミリーマートでお弁当を買ってきて済ませる。ホテル内に夕食を提供するレストランはないが、付近に飲食店はある。見たいテレビもないので就寝する。


客室からの眺め これより令和4年11月1日撮影

令和4年11月1日火曜日。蒲郡のホテルで起床する。時折窓に雨が打ち付ける。1泊2日の予定だったので天気予報を見て傘は要らないなと思ったが、旅行3日目に突入して雨が降ってきた。


朝食バイキング

ホテルにはレストランが無く、一階の食事コーナーで提供される。先日、鳥栖のホテルで頂いた朝食と比べると品数は少ない。ホテルの雰囲気も九州と違うなと思ったが、ここはフランチャイズだからか。安心院や若松、鳥栖での朝食を期待していたから残念だが、ウェブサイトには「内容は店舗によって異なります」とある。九州と愛知県では事情が違うのだろう。五千円以下で軽食付きの宿と認識するか。曜日によって料金は変動しない。


coffee 食後にコーヒーsymbol6

ごちそうさまでした。


チャンネルの並びが…

関東とチャンネルが一致するのは、教育と日本テレビ系のみ。民放はテレビ東京系を含めて5局。地上波のみなので見てみるが、ワイドショーでは海外で発生した痛ましい事故を伝えている。



朝食は簡単なものだったが、快適な部屋で過ごしたホテルをチェックアウトする。外に出ると小雨が降っている。傘はないので急ぎ足で駅へと向かう。




閉鎖された出札口と改札口

JR全線の切符は買えないが、近距離の自動券売機があるので、初乗り区間の乗車券を購入して途中の駅か車掌に申し出て変更してもいいが、今回はSuicaで入場する。三河大塚-東京都区内間の普通運賃(5,500円)よりも、三河大塚-豊橋間の普通運賃(240円)と豊橋-東京都区内間の普通運賃(5,170円)とに分割した方が少し安い。豊橋で乗り換えが必要なので、出場して新たに東京までの切符を買う方が面倒がなくていいだろう。


JR貨物の貨物列車が通過 [EF65 2087号機牽引] (三河大塚)


JR東海 東海道本線 新快速 2314F列車[313系J152編成] (三河大塚)

新快速が通過する。特急さながらである。近くの新幹線を列車が通過するのも見える。そんな中、三河大塚駅を発着する列車は上下それぞれ日中は1時間に2本である。


JR東海 東海道本線 普通 114F列車[313系Y15編成] (三河大塚)

普通列車がやって来た。座席は転換式クロスシート。これで東京まで行ければと思う。


metro 東海道本線で三河大塚を出発symbol6


JR東海 東海道本線 普通 114F列車[313系Y8編成] (豊橋)


metro 東海道本線で豊橋に到着symbol6

今度は通過待ち合わせはなかった。

東海道本線 普通 114F 三河大塚(9:42)→豊橋(9:54) クハ312-14 運賃240円


JR東海 特急〔伊那路1号〕 21M列車 [373系] (豊橋)

隣には当駅始発飯田行の飯田線の特急列車が出発を待っている。車両は快速〔ムーンライトながら〕で大変お世話になった373系である。豊橋でSuicaで出場して、13分の乗り換え時間のうちに東京までの切符を買ってくる。在来線改札近くの出札口(みどりの窓口)には列が出来ている。時間内に買えそうもない。豊橋には新幹線改札付近にも出札口があるので移動する。指定席券売機が多数設置されており並ぶ必要もない。JR東日本指定席券売機とは多少勝手が違うが、無事に東京都区内まで在来線経由の乗車券を購入出来た。在来線側の出札口をみると、先程見掛けた列の最後尾の人はまだ順番が回っていない。新幹線側で買った在来線の乗車券で入場する。


JR東海 東海道本線 普通 942M列車 [313系T8編成] (豊橋)

列車の座席はロングシートのみだった。


metro 東海道本線で豊橋を出発symbol6

愛知県より静岡県に入る。三河の国より遠江の国へ。すなわち遠州にやって来た。


JR東海 東海道本線 普通 942M列車 [313系T8編成] (浜松)


metro 東海道本線で浜松に到着symbol6

東海道本線 普通 942M 豊橋(10:07)→浜松(10:42) クモハ313-2508


JR東海 東海道本線 普通 774M列車 [313系S5編成] (浜松)

接続する上り列車は、転換式クロスシートと車端部の固定式クロスシートからなる快速〔セントラルライナー〕で使われていた車両。ようやく乗り合わせたと思いきや、浜松に用があるのでこの列車には乗れない。自動改札より途中下車する。


JR東海 東海道本線 浜松駅《北口》 (静岡県浜松市中区砂山町)



遠州鉄道 鉄道線 新浜松駅 (静岡県浜松市中区鍛冶町)

JR東海の駅より遠州鉄道の駅へとやって来た。



改札口を見るとICカードをタッチする簡易改札機が設置してある。自動券売機でSuicaにチャージしようとすると出来ない。遠州鉄道で導入されているのは「ナイスパス」というICカードで、遠州鉄道の鉄道・バスで利用出来、他の事業者の鉄道・バスでは利用出来ない。Suicaなどの交通系ICカードは遠州鉄道の鉄道・バスでは利用出来ない。普通に切符を買うとして出札口で確認すると、途中駅で降りたりする場合は「あかでん1日フリーきっぷ」(1,000円)の方が安いという事だった。有料なのにフリーとは如何に。自動券売機で終点までの切符を買う。改札で入鋏はなく、入場してプラットフォームに上がる。


乗車券 新浜松 ➡ 480円


車止め


遠州鉄道 1000形 (新浜松)

2面2線の構内。向かいの線には留置された車両が。


遠州鉄道 鉄道線 普通列車 [2000形] (新浜松)


metro 鉄道線で新浜松を出発symbol6

高架線を列車は走る。駅間隔は短く、列車本数も多いのか、単線なので頻繁に交換する。


新浜松より高架線が続く (上島-自動車学校前)

高い所からの車窓が多摩都市モノレールを思わせる。高架線が終わり線路は地上に降りる。高架はもちろん地上に降りても保線がいいのか乗り心地はよい。


地上区間に降りてきた (自動車学校前-さぎの宮)

東名の高架を潜る。浜北に到着。浜北市という名前に記憶があるが、平成17年に浜松市に合併。平成19年に浜松市が政令指定都市となり、旧浜北市全域が浜北区となっている。新東名の高架を潜り、天竜浜名湖線の線路が近づくと、終点の西鹿島に到着した。これで遠州鉄道全線の乗りつぶし完了。


遠州鉄道 鉄道線 普通列車 [2000形] (西鹿島)


metro 鉄道線で西鹿島に到着symbol6

鉄道線 普通 新浜松(11:00)→西鹿島(11:32) 2101 運賃480円




出札口と改札口


遠州鉄道 鉄道線 西鹿島駅天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 西鹿島駅
(静岡県浜松市天竜区二俣町南鹿島)

瀟洒な駅舎が建っていた。



西鹿島…西鹿児島は関係ないか。もともと鹿島地区の中心にあった駅が、二俣線建設に伴い西側に移転した時に今の駅名となったそう。


駅頭の様子




地下道には昔の名前が!

地下道があったので駅舎の反対側に行ってみる。天竜市の文字があるが、こちらも平成17年に浜松市と合併。政令指定都市となってからは同じく合併した周智郡旧春野町、磐田郡旧佐久間町、旧龍山村、旧水窪町とともに天竜区となっている。磐田郡は消滅。


反対側は浜松市となっている


天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線のプラットフォームを望む

反対側に天竜浜名湖線の駅舎がある訳ではなく、住宅があるのみ。昭和46年に国鉄の駅舎が遠州鉄道に譲渡され、昭和54年に改築された。先程見た駅舎である。


天竜浜名湖線の駅名標 これまで令和4年11月1日撮影

昭和62年に国鉄二俣線が移管されたのが天竜浜名湖線。民営化前に移管されてJR線だった事はない。天竜浜名湖線は今年1月に乗りつぶしてきた。


天竜浜名湖線で天竜川を渡る (二俣本町-西鹿島)
令和4年1月23日撮影


天竜浜名湖線で西鹿島に到着 令和4年1月23日撮影

遠州鉄道鉄道線は単線電化。一方の天竜浜名湖線は単線非電化。国鉄時代に二俣線遠江二俣(現天竜二俣)まで遠州鉄道の気動車が乗り入れた時期があったそうだが、現在直通列車はない。天竜浜名湖線に乗った時に見た天竜二俣の雰囲気がよく、駅舎やプラットフォームなど 国の登録有形文化財で是非訪れてみたいところだが、天竜浜名湖線の運転本数が少ない。今日は新浜松に引き返す。


構内には車両基地がある これより令和4年11月1日撮影




駅舎に戻ろう…


天竜浜名湖鉄道の自動券売機

天竜浜名湖線天浜線と略されているが、天北線を想わずにはいられない。廃止になる前に乗らなかった事が悔やまれる。天竜浜名湖線とは関係ないけど。ちなみに運賃を見てみると、天竜二俣まで200円、掛川まで770円、新所原まで1,010円。


遠州鉄道の自動券売機

こちらの機械で新浜松までの切符を買う。


乗車券 西鹿島 ➡ 480円


遠州鉄道 鉄道線 普通列車 [1000形] (西鹿島)


1000形の車内の様子


metro 鉄道線で西鹿島を出発symbol6

車内で東海道本線の時刻を確認する。7分乗り換えだが大丈夫かな。


遠州鉄道 鉄道線 普通列車 [1000形] (新浜松)


metro 鉄道線で新浜松に到着symbol6

鉄道線 普通 西鹿島(11:48)→新浜松(12:20) 1002 運賃480円

急ぎ足で新浜松駅より浜松駅へ。


JR東海 東海道本線 普通 792M列車 [211系LL16編成] (浜松)


metro 東海道本線で浜松を出発symbol6
これまで令和4年11月1日撮影

途中下車していた乗車券で自動改札より入場する。予定の列車には間に合った。座席はロングシートのみ。トイレもない。天竜川を渡り、日曜日の晩に泊まっていた磐田を過ぎ、金谷で大井川鐵道の線路を見る。令和4年台風第15号による被災で大井川本線は全線で運転を見合わせている。この度の台風で被災されました皆様にお見舞い申し上げます。鉄道について、金谷-家山間は12月上旬の運転再開を目指すそう。何度か足を運んだ路線。どうか全線で復旧して欲しい。


大井川鐵道 大井川本線 特急〔きかんしゃジェームス12号〕
7002列車 (崎平-千頭) 令和元年9月1日撮影


大井川鐵道 大井川本線 特急〔きかんしゃトーマス14号〕 7004列車
(崎平-千頭) 令和元年9月1日撮影


バーティー Bertie 令和元年9月1日撮影

大井川を渡り、遠江国より駿河国へ入る。麦酒工場を見て、用宗海岸を見て、安倍川を渡り、列車は静岡に到着した。終着は興津だが静岡で下車する。


JR東海 東海道本線 普通 792M列車 [211系LL16編成] (静岡) これより令和4年11月1日撮影


metro 東海道本線で静岡に到着symbol6

東海道本線 普通 792M 浜松(12:27)→静岡(13:39) クモハ211-5039


JR東海 特急〔ふじかわ7号〕 4007M列車 [373系] (静岡)

甲府行の特急が出発を待っている。ほうとうを食べたいが今日は山梨には行かない。静岡で途中下車する。乗車券は在来線経由で買っているが、選択乗車で新幹線に乗っても構わない。新幹線に乗れない特別企画乗車券ではなく普通乗車券である。この辺で新幹線に乗ってみる。新幹線自由席特急券を買い、お弁当と麦酒とお茶を買ってくる。新幹線改札より入場する。


新幹線〔こだま722号〕 722A列車 [N700系G10編成] (静岡)




N700系G編成普通車の様子

16号車自由席に乗り込んでみると他の乗客はいない。この車両に乗っているのは自分だけ…運転士さんも乗っているか。静岡で皆降りてしまったようで客室1両貸し切りだ。





どこに座ってもいいが、やっぱり山側の窓側(E席)に腰掛ける。JR九州の西九州新幹線で乗った新幹線〔つばめ〕[N700S・Y編成]の普通車指定席の座席と比べると硬くて少し窮屈だが、211系のロングシートから乗り換えた身には格別に感じる。


metro 新幹線〔こだま〕で静岡を出発symbol5


キリンビバレッジ 生茶(100円)
東海軒 幕の内弁当(930円) サッポロビール 静岡麦酒350ml(260円)

麦酒は先ほど車窓に見た工場で醸造された静岡麦酒。生茶はどこの茶葉か知らん。



静岡の東海軒さんのお弁当。快速〔ムーンライトながら〕登場前の大垣夜行で、深夜2時過ぎの静岡停車中にプラットフォームで販売されていた幕の内弁当。18きっぷの時季で混み合う車内。車両の通路の床に座る人、寝る人を避けながらプラットフォームに出て、お弁当と麦酒を買ってボックス席に戻り食べた。窮屈な車内で静岡のお弁当が楽しみだった。そのお弁当が今も売られてることが嬉しい。弁当の折は経木だったと記憶しているが、今日見てみてると経木風だが木製ではない。


いただきます♪

窮屈な大垣夜行ではなく、他に乗客のいない16号車で一人お弁当を食べる。環境は全然違うがお弁当は相変わらず美味しい。どれも馴染みの味。ごちそうさまでした。


fuji 車窓には富士山(3,776m) (新富士-静岡)

富士川を渡る。一昨日は見えなかった富士山が見える。頭は隠れている。



途中駅からお客さんが乗ってきて、貸し切り状態は終わった。


乗車券 豊橋 ➡ 東京都区内(5,170円)

静岡で新幹線改札を通り、「静岡 入場」の印字がされた。


新幹線自由席特急券 静岡 ➡ 小田原(1,760円)

特急券は小田原まで買った。以前、18きっぷで関西から関東に旅行していて垂井で運転見合わせ。運転は再開したけど、快速・普通列車を乗り継いで当日中に関東まで帰れない。静岡-小田原間で新幹線を利用して東京行の普通列車に乗り換えられた。思い出の区間である。駿河国より伊豆国に入り三島に到着。お客さんも少しずつ増えてくる。新丹那トンネルを抜け、熱海に到着。ここから小田原まで乗車券と実際に乗る旅客鉄道会社が異なるが、今は新幹線振替票をくれないのでどうなっているのか知らん。伊豆国より相模国。即ち静岡県より神奈川県に入り小田原に到着する。


新幹線〔こだま722号〕 722A列車 [N700系G10編成] (小田原)

このまま終着の東京まで行ってもいいけど、乗車券券面記載の経路に戻るべく下車する。




metro 新幹線〔こだま〕で小田原に到着symbol5

新幹線〔こだま722号〕 722A 静岡(13:57)→小田原(14:42) 784-1010
◆新幹線自由席特急料金1,760円


西口の駅頭に北条早雲公像が見える

新幹線乗換口を通り、在来線改札で途中下車。出札口でこの先の切符を買って在来線プラットフォームへ。高崎線直通籠原行に乗車する。


metro 東海道本線で小田原を出発symbol6


普通列車用 グリーン券 小田原 ➡ 松戸(1,000円)

グリーン車を利用する。乗り換えずに新幹線で東京まで行った方が安かったな。


相模川を渡る (茅ケ崎-平塚)

トンネルを抜けて相模国より武蔵国に入る。横浜、川崎と停まり、六郷川(多摩川)を渡って神奈川県より東京都に入る。


E531系グリーン車の様子

品川で常磐線直通の土浦行に乗り換える。江戸川を渡り武蔵国より下総国、即ち東京都より千葉県に入る。松戸で緩行線に乗り換え帰ってきた。乗車券は東京都区内までなので乗り越し清算した。
(おわり)

東海道本線 普通 1882E 小田原(14:55)→品川(16:09) サロE231-1059
常磐線 普通 1193M 品川(16:17)→松戸(16:53) サロE531-22
※東京-品川間は東海道本線。東京-日暮里間は東北本線。
◆小田原-松戸間のグリーン料金1,000円
常磐線 普通 1645S 松戸(16:56)→新松戸(17:03) 東京地下鉄16705
◆豊橋-東京都区内間の運賃5,170円
◆金町-新松戸間の運賃170円

渥美線・東田本線

2022-11-09 20:00:00 | 鉄道

JR東海 東海道本線 磐田駅《北口》 (静岡県磐田市中泉)

令和4年10月30日日曜日。静岡県に出掛けてきた。いや、静岡県はまだ旅の途中である。ここまでの列車内では仮装の人たちを見掛けた。万聖節前日のHalloweenの風習は映画『E.T. The Extra-Terrestrial』(1982)で知ったが、アメリカの子供さんがお化けなどの仮装をして近所の家を訪ねてお菓子を貰う行事だと認識している。それとは違う気がする。さて、東海道本線の磐田で下車する。


駅頭の様子


善導寺の大樟

駅前には大きな木が植わっている。樹齢は推定約700年。善導寺の境内にあったが、昭和42年にお寺は移転する事になり、大樟だけが残される事になったそう。




ABホテル 磐田 (静岡県磐田市中泉)

静岡県に来たのはこちらのホテルに泊まるため。同ブランドのホテルは目的地付近にもあるけど、こちらの方が料金が安かったので静岡県内に泊まる事にした。ホテルウェブサイトからの予約で当日限定のプランが4,600円。三河豊田のホテルに泊まった時に作ってもらったポイントカードが100ポイントを超えたので今回使わせてもらう。宿泊代金が1,000円割引されて3,600円となった。


客室の様子



木更津のホテルではテレビ画面で動画サイトが見られたが、ここは見られない。


客室からの眺め

駅はすぐそこ。駅と宿しか往復しないので最良の立地。


特別企画乗車券「休日乗り放題きっぷ」(2,720円)

今日は新松田まで小田急線で行き、乗換駅の松田より御殿場線、東海道本線で磐田にやって来た。松田からは特別企画乗車券「休日乗り放題きっぷ」を利用。単純に片道利用では松田-愛野間だと普通運賃(2,640円)の方が安いが、西隣の袋井までだと普通運賃(3,080円)となり「休日乗り放題きっぷ」の方が安い。松田-磐田間の普通運賃も3,080円である。360円安く利用出来た。「休日乗り放題きっぷ」は西は豊橋まで利用出来、松田-豊橋間の普通運賃(3,740円)と比べて1,020円も安くなる。東海道本線(熱海-豊橋間)、御殿場線(全線)、身延線(全線)が乗降自由で、往復で利用すればもっとお得である。特急〔ふじかわ〕等の在来線特急には別途特急券を購入して利用出来るが、新幹線は利用出来ない。また利用出来るのは土曜・休日と年末年始(12月31日~1月3日)で、平日は利用出来ない。


宮崎県霧島の天然水1020ml(148円) サッポロビール 静岡麦酒350ml(230円)
桃中軒 御弁当(幕の内弁当)(880円)

沼津で御殿場線から東海道本線への乗り換え4分の間にお弁当を買った。東海道本線の普通列車にクロスシート車両が入ったので、乗り合わせたらお弁当を食べようと思ったが、乗った列車はどれもこれも窓を背にしたベンチシート(ロングシート)でお弁当を食べるという感じではない。もうホテルで食べようと、駅前のファミリーマートで麦酒も買ってきた。


経木の折のお弁当


わさび漬が入ってます♪ これまで令和4年10月30日撮影

汽車弁当は汽車で食べた方がよろしかろうが、ホテルで食べても美味しい。食後は大浴場?で汗を流す。昼食が遅くなったので、夜はセブン-イレブンでサンドイッチを買ってきて済ませる。以前、東海道を歩いて旅した時に見附宿、すなわち磐田のお蕎麦屋さんで昼食にかつ丼を食べた。お店は今日のホテルの近くにあったはずだが見当たらない。御止めになったのか、記憶違いか。就寝する。


朝食バイキング これより令和4年10月31日撮影

令和4年10月31日月曜日。磐田のホテルで起床する。朝食は無料で利用出来る。美味しくいただくが、ちょっと飯が柔いのう。納豆・玉子で掻きこむから柔い方がいいか。


coffee 食後にコーヒーsymbol6

ごちそうさまでした。


快適なホテルをチェックアウトする

大浴場?があって朝食もあって、お得に泊まる事が出来た。




駅に到着symbol6


磐田と言えば…


metro 東海道本線で磐田を出発symbol6


乗車券 磐田 ➡ 豊橋(860円)

昨日のうちに買っておいた切符で入場する。浜松行に乗車するが、車内で急病人がという事で出発しない。救急車の音が聞こえる。15分程の遅れで出発して13分遅れで浜松に到着。乗り換える予定だった列車は出発しており、次の豊橋行の列車に乗り換える。ここまでロングシートの車両だったが、ようやくクロスシートの車両となる。次の下り列車の接続を取って出発。


浜名湖を行く (舞阪-弁天島)


もうすぐ愛知県 (鷲津-新所原)

新所原を出たところで静岡県より愛知県、旧分国で言うと遠江国より三河国に入る。


JR東海 東海道本線 普通 939M列車 [313系J3編成] (豊橋)


metro 東海道本線で豊橋に到着symbol6

東海道本線 普通 739M 磐田(9:30)→浜松(9:41) クハ210-5048
東海道本線 普通 939M 浜松(10:01)→豊橋(10:36) クハ312-412
◆磐田-豊橋間の運賃860円


豊橋駅には名古屋鉄道がやってくる

豊橋駅で出場して、隣接する新豊橋駅へ。思いの外に新豊橋駅へ向かう人たちが多い。


豊橋鉄道 渥美線 新豊橋駅 (愛知県豊橋市花田町西宿)

列車の出発時刻が迫っている。簡易改札機にSuicaをタッチして入場する。豊橋鉄道では交通系ICカードが利用出来る。




豊橋鉄道 渥美線 普通列車 [1800系] (新豊橋)

改札に近い車両は混雑している。先頭車両に空席を見つけて腰掛ける。列車は終点の三河田原行。ここで田原の読みが「たはら」だと判る。「たわら」でも「たばる」でもない。


metro 渥美線で新豊橋を出発symbol6

愛知大学前に到着。乗客の多くが下車する。学生さんの通学で混んでいたのか。その先の車窓には公園の馬場に馬の姿も見える。


視界が開けてきた (大清水-老津)


豊橋鉄道 渥美線 普通列車 [1800系] (杉山)

渥美線は単線で、頻繁に対向列車と交換する。


山も見える (やぐま台)

渥美半島を列車は走るが、海はほとんど見えない。田原湾がチラッと見えたくらいか。勝手に平坦だと思っていたが、起伏のある地形となっている。


豊橋鉄道 渥美線 普通列車 [1800系] (三河田原)


metro 渥美線で三河田原に到着symbol6

渥美線 普通 新豊橋(10:45)→三河田原(11:20) 1805 運賃520円

終点の三河田原に到着。これで渥美線乗りつぶし完了。


車止め


豊橋鉄道 渥美線 三河田原駅 (愛知県田原市田原町東大浜)

駅舎は新しい。平成25年の新築移転。


駅頭の様子


伊良湖方面へのバスが発着

伊良湖からはフェリーで鳥羽へ行く事が出来る。「豊橋・鳥羽割引きっぷ」(2,700円)が発売されており、豊橋鉄道、豊鉄バス伊勢湾フェリーを利用出来る。今日は田原で折り返すけど、伊勢湾を渡ってお伊勢参りに行きたい。


駅前にはABホテル

田原にもABホテルが。ここに泊ってもよかったが、早く宿に入りたいのと、宿泊料金で磐田に決めた。旅程を考えると豊橋泊が最善だが、割引前で四千円台の料金の魅力に勝てなかった。田原に泊っても駅前にはコンビニエンスストアが見当たらない。少し行くと大きな商業施設がある。お金を下ろしたくて自分の口座のある銀行のATMを探すが無い。三菱UFJ銀行の支店があるのは東海銀行だったからか。手数料がもったいないので何もせず駅に引き返す。豊橋に戻って下ろそう。




出札口と改札口

日中は15分間隔と運転本数は多い。


豊橋鉄道 渥美線 普通列車 [1800系] (三河田原)




新豊橋方を望む


metro 渥美線で三河田原を出発symbol6


豊橋鉄道 渥美線 普通列車 [1800系] (新豊橋)




metro 渥美線で新豊橋に到着symbol6

渥美線 普通 三河田原(11:47)→新豊橋(12:22) 2809 運賃520円

新豊橋が近づくと乗客は多くなってきたが、往路ほど混雑する事なく新豊橋に到着した。


車止め


改札口と出札口

豊橋鉄道には渥美線の他にも路線がある。新豊橋駅とは別の乗り場へ向かう。




JR東海 東海道本線 豊橋駅《東口》 (愛知県豊橋市花田町西宿)




次に乗るのはこちら



路面電車である。その前に探していた銀行が駅前にあったので立ち寄る。




この電車に乗る




豊橋鉄道 東田本線 普通列車 [モ780形] (駅前)

後で知ったが、もとは岐阜市内を走っていた名古屋鉄道の路面電車で、平成17年の廃止に伴い豊橋鉄道に譲渡された車両。運賃箱の読取部にSuicaをタッチして乗車する。運賃は180円で全線均一。ところで停留場の名前は「豊橋駅前」ではなく「駅前」。豊橋以外の駅に接続しないので問題ないのだろうが、何とも潔い。


センターポール化した架線柱 (市役所前-豊橋公園前)


市内線営業所の留置線に電車が停まっている (競輪場前)


競輪場前から終点までは単線となる (競馬場前-井原)

架線のために上空が蜘蛛の巣のように張り巡らされている様も嫌いじゃない。


直進方向の本線と分かれ、右折して支線に入ってゆく (井原)


豊橋鉄道 東田本線 普通列車 [モ780形] (運動公園前)


metro 東田本線で運動公園前に到着symbol6

東田本線 普通 駅前(12:45)→運動公園前(13:09頃) 787 運賃180円








岩田運動公園 (愛知県豊橋市岩田町)

路面電車のもう一つの終点、赤岩口に向かうのだが、せっかくなので公園に入ってみる。


豊橋市民球技場


豊橋市民球場










水神池





それでは公園をあとにして赤岩口電停に向かう。地図で見ると近そうだが真っ直ぐ行く道はなく、狭隘な道路を抜けて多米街道という県道に出る。


豊橋鉄道 赤岩口車両区 (愛知県豊橋市東田町井原)


豊橋鉄道 東田本線 赤岩口停留所 (愛知県豊橋市東田町井原)

車両基地の前の県道に電停はあった。


豊橋鉄道 東田本線 普通列車 [モ3500形] (赤岩口)

次に乗るのは東京都交通局荒川線で走っていた都電の車両である。



車両基地からの車両は、電停とは反対側に出て、スイッチバックして電停に入る。大正14年に開業した豊橋の路面電車だが、赤岩口まで開業したのは昭和35年。井原から分岐する形で運動公園前までの支線が開業したのが昭和57年とそちらは比較的新しい。


metro 東田本線で赤岩口を出発symbol6




運動公園前への支線と合流

これで東田本線の乗りつぶし完了。同時に豊橋鉄道全線の乗りつぶしも完了する。途中の東田電停には安全地帯がない。プラットフォームがないから道路から直接電車に乗り降りする事になる。広電だと小網町電停だな。


豊橋市公会堂 (札木-市役所前)


東海道と交差 ※窓ガラスに焦点が合っていてすみません><

国道1号ではなく、旧東海道。かつて日本橋から東海道を歩いて旅して(宮宿までしか行ってません)、ここで路面電車を見掛けたが、それから十何年もして電車に乗っている。ちなみに江戸期は磐田は見附宿だったが、豊橋は吉田宿である。


札木停留所付近

停留所の名称が宿場町らしい。


豊橋鉄道 東田本線 普通列車 [モ3500形] (赤岩口)

駅前に戻ってきた。



東田本線 普通 赤岩口(13:51)→駅前(14:15頃) 3503 運賃180円



それでは少し遅くなったが昼食にする。豊橋で食べたいものがある。


酒[1合](500円)

昼下がりのうどん屋で一盞。


豊橋カレーうどん(1,050円)

カレーうどんが食べたかったのだ。つゆがはねるので紙エプロンも用意してある。




麵はこんな感じ♪

だしの効いたうどん屋さんのカレーうどん。実に旨い。カレーうどんを食べる事はあまりないが、こんなに美味しいものだったのか。今まで食べた中で一番美味しい。


うどんを食べ終わった…

豊橋カレーうどんには仕掛けがある。


丼の底からご飯が!


漬物を投入する!

豊橋カレーうどんは二段仕掛けなのだ。うどんも美味しいが、ご飯ももちろん美味しい。大盛りにすればよかった。ごちそうさまでした。エプロンにはねずに食べ終えた。




玉川うどん 豊橋広小路本店 (愛知県豊橋市広小路)

会計の際に美味しかった旨を伝える。豊橋カレーうどんはご当地グルメで誕生したまだ新しい料理。明治42年創業のうどん屋さんで、もともとの豊橋のうどん「にかけうどん」も食べてみたい。また豊橋に来なければ。 (つづく)


新幹線〔かもめ〕・特急〔みどり〕

2022-11-02 20:00:00 | 鉄道

JR九州 長崎本線 長崎駅《いなさ口(西口)》 (長崎県長崎市尾上町) 令和4年10月13日撮影

今日は令和4年9月23日に開業したばかりの西九州新幹線(武雄温泉-長崎間)に乗車する。新規開業した新幹線に乗るのは、平成28年3月26日に開業したJR北海道北海道新幹線(新青森-新函館北斗間)に7月に乗って以来。この年、民國105年(2016)7月1日に開業した台灣高鐵(新幹線)の延伸開業区間(南港-台北間)にも11月に乗りに行っている。6年振りに新しい新幹線に乗る。


新幹線〔はやぶさ34号〕 34B列車 [E5系U27編成] (新函館北斗)
平成28年7月18日撮影


E5系U編成の普通車の様子 平成28年7月18日撮影

平成28年7月18日月曜日 flag1 海の日
新幹線〔はやぶさ34号〕 34B 新函館北斗(17:21)→新青森(18:22) E526-127
◆新幹線特急料金4,450円 ※料金の他に運賃が必要。


台灣高鐵 654次列車 [700T型] (台北) 民國105年11月28日撮影


700T型の標準車廂(自由座)車内の様子! 民國105年11月28日撮影

民國105年11月28日星期一
高鐵 654次 台北(17:02)→南港(17:10) 130-12 票價35元


台灣高鐵 825次列車 [700T型TR17] (南港) 民國105年11月29日撮影

民國105年11月29日星期二
高鐵 825次 南港(12:00)→桃園(12:32) 117-12 票價190元


新幹線特急券 新函館北斗→新青森(4,450円)
單程票 自由座車廂 南港→桃園 (190元)
民國105年11月29日撮影


新幹線〔かもめ〕は博多に直通しない(出来ない)が、行き先は博多と案内される
これより令和4年10月13日撮影

九州新幹線の部分開業(新八代-鹿児島中央間)の時も思ったが、実際には行かない駅名を案内するのはどうかと思う。途中駅で乗り換えが必要な事情を知らない人は混乱するのではないか。


武雄温泉方を望む


JR九州 新幹線〔かもめ46号〕 2046G列車 [N700S・Y1編成] (長崎)


何とトップナンバーのY1編成

1本前の列車に乗るつもりだったけど、接続列車の空席の関係で次の列車にして大正解。


かもめ KAMOME NISHI KYUSHU SHINKANSEN




2面4線の新幹線構内

運転本数に対して持て余しているのではないか。






車止め








かもめ46 博多 指定席

だから博多には…


727-8001


それでは初めての西九州新幹線に乗車する


N700S・Y編成の普通車(指定席)の様子

JR九州 らしい車内。西九州新幹線を走るN700S・Y編成には特別車両のグリーン車はなく、普通車のみ。指定席車両は二人掛+二人掛の座席配置だが、自由席車両は3人掛+2人掛の配置。


N700S・Y編成の普通車(指定席)の座席

座席に腰掛けてみると柔らかくて座り心地がすこぶるいい。東海道・山陽新幹線で乗ったN700S·J編成普通車の座席が少し硬く感じたのとは大きく違う。この座席で博多でも新大阪でも乗って行きたい。しかし今それは叶わない。


乗車券・新幹線特急券 長崎 ➡ 博多(6,050円)

座席は希望通り、新幹線在来線とも進行方向左の窓側。窓口の駅員さんありがとう。新幹線は長崎を出ると31分で武雄温泉に到着する。この座席にいられるのも僅かな時間。どうしてこうなった。




metro 新幹線〔かもめ〕で長崎を出発symbol5




長崎市街地を行く (諫早-長崎)





長崎を出ると、少しだけ市街地を走り、すぐにトンネルに入ってしまう。


カルビー じゃがりこサラダbits(124円)
麒麟麦酒 キリンラガービール 350ml缶(230円)

西九州新幹線の開業と初めての乗車を祝して乾杯。麦酒が実に旨い。一番搾りよりラガーの方が好きである。昔から馴染みのあるクラシックラガーならなお良し。ところで西九州新幹線の乗車時間は短いが、駅のお弁当の売り上げに影響があったのではなかろうか。自分は以前は新幹線で東京からお弁当を食べ始めて多摩川を渡るまでに食べ終えていた。近年は品川に停車するので、そこからゆっくり食べ始めるが、新横浜までには食べ終わっている。西九州新幹線でお弁当を食べるのも問題ない。今日は初めての乗車なので、おつまみ程度にして車窓を見るのに専念したい。


8分で次の諫早に到着する


metro 新幹線〔かもめ〕で祝!諫早symbol5




新幹線は長崎本線と離れ大村線の近くを走る (新大村-諫早)

長崎本線中諫早・長崎間(現川経由)と長崎本線(新幹線)即ち西九州新幹線(諫早・長崎間)は同一の線路としての取扱いをする。運賃・料金は在来線の営業キロで計算される。一方、西九州新幹線武雄温泉・諫早間については、単一の線路として旅客の取扱いをする。建設キロを営業キロとしている。近くを大村線が通るが、西九州新幹線とは別の路線で並行在来線とはならないそう。新大村-諫早間での新幹線経由と在来線経由の選択乗車は不可。諫早-長崎間では選択乗車可能。という事を書いているが、新幹線に乗っている時には営業キロの扱いがどうなっているのか知らなかった。諫早-長崎間は同一路線扱いだろうとは思ったけど。この度は新幹線開業に伴う第三セクターへの移管や廃止区間が無くてよかった。


夕暮れの大村市内を行く

駅の到着が近づく度に車内の照明が明るくなる事に気付く。


metro 新幹線〔かもめ〕で祝!新大村symbol5

諫早から6分で新大村に到着する。ダイヤを確認していなかったが、新幹線〔かもめ46号〕は各駅に停車する。各駅を見たかったらちょうどいい。






黄昏てゆく… (嬉野温泉-新大村)


長崎空港を離陸した航空機か


大村車両基地付近


大村湾が見える


長崎県より佐賀県に入る


metro 新幹線〔かもめ〕で祝!嬉野温泉symbol5

新大村から8分で嬉野温泉に到着する。




西九州新幹線と西九州自動車道と交差する

車窓からは見えないけど、高速道路の下には国道34号も交差し、三層になっているそう。


武雄市街地が見えてきた


国道34号を跨ぎ、佐世保線が近づいてきた




JR九州 新幹線〔かもめ46号〕 2046G列車 [N700S・Y1編成] (武雄温泉)


metro 新幹線〔かもめ〕で武雄温泉到着symbol5

西九州新幹線の乗りつぶし完了。




嬉野温泉から6分で武雄温泉に到着

隣の駅まで10分以上走る区間はなかった。駅間が短く、駅数が多いのが気になる。




長崎方を望む


佐世保方を望む

新幹線と在来線が同一プラットフォームの向かい合わせに停車する。


真の博多行の案内

新幹線に接続するのは特急〔みどり〕だが、リレー特急となると(リレーかもめ)の名前入りで案内されている。特急〔リレーかもめ〕なら武雄温泉発着だが、特急〔みどり〕は佐世保発着でまだ武雄温泉に到着していない。


N700S・Y1編成は折り返し新幹線〔かもめ45号〕で運転


JR九州 特急〔みどり46号〕 4046H列車 [783系CM12編成] (武雄温泉)

特急〔みどり(リレーかもめ)46号〕が入ってきた。同一プラットフォームでの対面乗り換えだが、乗っていた新幹線の号車と、これから乗る在来線特急の号車の位置が離れている。窓側等の希望を優先したから仕方がないが、新幹線を降りて向かいの列車の適当な号車に飛び乗ればいいという訳でもない。乗り換え時間は4分間あって乗車位置を確認する余裕はある。


metro 特急〔みどり〕で武雄温泉を出発symbol6

日は暮れてしまった。佐世保線、長崎本線を特急〔みどり〕は快走する。しかし座席は新幹線より狭いし、列車の揺れも大きい。博多まで新幹線で行けない事をうらめしく思う。整備新幹線である九州新幹線(西九州ルート)が早期にフル規格で全線開業する事を願う。むろん国鉄時代に新幹線が出来たところの人間からしたら、整備するため地元が高額な負担をするなぞとは思いもよらない。列車は江北、佐賀と停車する。車内放送で佐賀から自由席は混雑している事を知る。新鳥栖、鳥栖と停車。佐賀県より福岡県に入り、二日市に停車。博多到着前に乗り換え列車として新幹線〔のぞみ64号〕を案内している。東京行最終列車である。長崎を17時15分に出発して、二度乗り換えて当日中の23時45分に東京に到着するのだ。列車は何ら支障なく終着の博多に到着した。


JR九州 特急〔みどり46号〕 4046H列車 [783系CM12編成] (博多)


metro 特急〔みどり〕で博多に到着symbol6

新幹線〔かもめ46号〕 2046G 長崎(17:15)→武雄温泉(17:46) 727-8001
特急〔みどり46号〕 4046H 武雄温泉(17:50)→博多(18:52) サハ783-203
◆長崎-博多間の運賃2,860円 新幹線特急料金3,190円※
※1個の急行列車とみなして、全区間に対して特定の特別急行料金によって指定席特急券を発売。




JR九州 特急〔リレーかもめ53号〕 2053H列車 [885系SM10編成] (博多)

プラットフォームの向かいには長崎に行かなくなった885系が。


車体のラッピングが目を惹く











ゆっくり見ている場合ではない。有人改札で新幹線〔かもめ〕・特急〔みどり〕の切符に無効印をもらって出場する。切符は記念に持ち帰る。Suicaで地下鉄の改札を入場し、福岡空港へ向かう。

空港線 普通 博多(19:03)→福岡空港(19:08頃) 1124 運賃260円




福岡空港(国内線) FUK RJFF (福岡県福岡市博多区大字下臼井)

慌ただしくチェックインして搭乗券を受け取る。それにしても博多駅と福岡空港のアクセスのなんと良い事か。展望デッキに出て滑走路を眺める。


RWY16を着陸しようとする航空機の灯りが見える




無事に着陸





混雑する福岡空港には滑走路1本しかなく、頻繁に航空機の離着陸が見られて楽しいが、そろそろ保安検査を済ませて搭乗口まで行ってしまおう。売店でハイボールとおつまみを買って搭乗する。売店には某航空会社の便には酒類を持ち込めない旨の注意書きがある。今日利用する航空会社では酒類は問題ない。三人掛+三人掛の機内。搭乗率はよく、三人掛の窓側と中間席にご夫婦、その隣の通路側が自分の席。最近窓側の席に当たらないな。追加料金を支払えば窓側の席を確保出来るがそれはしない。窓側の席ではないので見間違えもあるかも知れないがRWY16から離陸したと思う。テーブルと座席のリクライニングの使用が可能となり、売店で買ってきたものをテーブルに出す。


博多なんこつ天(313円) サントリースピリッツ 角ハイボール(208円)


いただきます♪

前に一度買った事があるが、なんこつの食感もよく実に美味しい。温かければなお旨かろう。今日は麦酒が続いたので、お酒はハイボールにしたが、清酒や焼酎の方がおつまみによく合うかも知れない。ハイボールを買っておいてなんだが、白角水割の方が好きである。ハイボールが流行って、水割り缶を置いているお店が少なくなった気がする。まどろんでいるうちに着陸態勢となる。違ったかも知れないが、成田のRWY34Lに着陸したと思う。沖止めでバスでターミナルに向かう。タラップを降りるが、外は雨が降っている。そして寒い。汗をかくくらいだった長崎とは気候が違う。


Peach Aviation MM528便 [A320-214] JA816P (成田国際空港)

Peach Aviation MM528便 福岡 FUK(20:25)→東京/成田 NRT(22:25) JA816P
◆運賃等9,590円(旅客施設使用料・支払手数料を含む)

バス車内からの撮影。ターミナル内を延々歩くよりもバスの方がありがたい。到着ロビーへ。ピーチさんはLCCだが、第1旅客ターミナルを使用する。成田空港駅があり列車に乗るまでが楽だ。しかし夜も遅いので列車本数は多くない。最終のアクセス特急京成高砂行に間に合うが、結構な待ち時間がある。それでも博多から東京行最終〔のぞみ〕に乗るより早く帰れる。駅で列車を待つのではなく、人もまばらな空港のターミナルに戻る。北ウイング♪のイスに腰掛けお茶を飲んで過ごす。駅にもベンチはあるだろうが、ガラガラで空調も効いた空港ターミナルの方が過ごしやすい。出発10分前にプラットフォームに行くと、すでに列車は入っていた。ほとんどの人が秋の服装である。急に季節が進んだようだ。長袖を着ているが、上にもう一枚羽織るものを用意しておけばよかった。乗換駅ではもっと暖かいところから帰って来たのか、Tシャツ姿の人を見掛けた。 (おわり)