土日の朝は、各テレビが報じる政治討論番組を見るのが日課になっていた。ところが最近の政治状況、特に自公と民主党の低次元政争にすっかり嫌気がさし、そればかり取り上げる番組を見るのも嫌になってきた。
このブログも、たくさん政治経済問題に触れてきたが、最近はそれを書く気もせず、むしろ無視しようとしてきた。ただ、あまりにも馬鹿馬鹿しいので一言触れておく。
自民公明の与党も、かなり次期政権に近づいているとされる民主党も、国民の生活、国の未来という政治家の最大課題に取り組むのでなく、次の選挙でどうすれば有利かという、自分のことばかりを優先させていることは、多くの指摘するとおりだ。
仮にそうであっても、自らの政策、理念を競い合うのならまだしも、相手の欠点を探して、つまり敵失で点を稼ごうと言うのだから話にならない。政治献金問題にいたっては、どう見ても全く同罪である。鳩山問題が出てきたら鬼の首を取ったように敵失減点を煽っているが、自民党こそ政治献金疑惑の巣窟ではないか。今朝も最大派閥の町村氏が鳩山批判をやっていたが、自分のことを棚にあげてよくも言えるものだと思った。
そもそも小沢も鳩山も自民党金権政治の総本山田中派の流れだ。同じ穴の狢(むじな)が「目くそ鼻くそを笑う」茶番を演じているのだ。
来るべき衆院選が「自公か民主か」の争いであるという幻想に捉われているとすれば、国民はとんでもない茶番劇に引き込まれているのではないか?
では、新しい日本をどこに委ねればいいのか?
「21世紀の新しい日本をつくる会」はどこにあるのか? じっくり考えることにしよう。