旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

恐ろしい医療費の伸び … 主因は老人医療費

2014-08-27 16:15:07 | 政治経済


 今日の日経新聞によれば、日本の医療費は年間40兆円に迫るそうだ。主因は高齢化によるもので、「75歳以上の一人あたり医療費は92万7千円、74歳以下の4・5倍近くにもなる」、しかも「75歳以上の人口は13年で1560万人で10年前の約1・5倍に増えている」(同紙2面)そうな。
 私もその医療費増高の主因となる老人を構成する一員で、読むほどに申し訳ないような気持になってきた。事実、眼医者と歯医者と内科医に通っており、内科医では脳梗塞予防のため2週間ごとに3種類の薬を配されており、診療費を加え月に1万円(3割負担)を払っている。眼科にも月1回ぐらいは通っており、2回目となる来月4日の注射代金は3割負担で5万数千円、総額は10数万円の注射だ。歯医者では先々月、28万円の入歯をつくった。いずれも不本意だが、医師の勧めに従っている。
 こんなことをいつまで続けるのだろう? 申し訳ないことに私も今すぐには死にそうもなく、「団塊の世代の高齢化で(日本の)75歳以上の人口は25年で2179万人に増える見込み」(同紙)とある。老人が元気なほど日本は破滅に向かうのではないか?

 しかし開き直って考えてみると、日本は世界第2の経済大国だ。今でこそ嫌われる老人も、戦後を働き続け、日本を経済大国に押し上げた戦士たちだ。老後の医療費ぐらい稼ぎだしてきたのではないのか?
 どうも富は一部に偏ってため込まれているようだし、大企業がため込んだ内部留保は300兆円に及ぶといわれている。その内部留保を稼ぎ出すために働き続けた企業戦士たちのために、少しぐらい吐き出してもいいのではないか?
 何とかうまくやって、老人に肩身の狭い思いをさせない方法はないのか…?


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