旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

白内障の手術終了、しかし視力は回復せず

2019-06-04 15:48:03 | 時局雑感



 加齢黄斑変性でほとんど見えない左目の手術を4月に終え、本命の右目の手術を5月18日に終えた(17日入院19日退院)。その術後検査を22日に受けたが、白内障の手術は「うまくいって、きれいに収まっている」(担当医師)が、視力は0.2とむしろ下がった。原因は右目が抱え続けている「網膜のむくみ」が悪化しており、それによる視力低下ということだ。早速29日に従来から続けている注射をやることとなり実行した。その結果検査が昨日(6月3日)行われたが、視力は「0.3と0.4の中間」ということで、大した改善は見られなかった。
 私の右目は、かなり前から網膜のむくみに冒され、そのむくみが視力を妨げるので、1回15万円弱(保険1割負担で14千円強)もする注射でそのむくみを抑えてきた。正式病名は「傍中心窩毛細血管拡張黄斑浮腫」というむつかしい名前で読めもしない。要するに最後の4文字「黄斑浮腫」で、これは世にいう「加齢黄斑変性」に似ているので、それに効く「ルセンティス」という注射をやってるらしい。それでも視力は1.0あったものが年々下がり最近は0.3ぐらいにまで下がっている。つまり、白内障どころではないのである。

 確かに白内障の手術で「明るく見える」ようにはなった。テレビの人の顔が、みんなおしろいを塗ったように白く見えるので、見えすぎではないかと思うぐらいである。しかし視力は戻らない。世の中では、私ぐらいの年(84歳)の人が白内障の手術をやり、「視力が0.3~4から0.8~9見え出しだ」とか、「テレビも新聞も眼鏡なしで見えるようになった」など聞くが、うらやましくてならない。
 まあ、これも私の運命だろう。84年も生きれば生き過ぎかもしれない。そろそろ世の中のイヤなものなど見ないで、心眼を見開いて心の境地を高めなさい、ということかもしれない。それはそれで、注射どころではなさそうだが。


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