旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

「コロナが終わったら温泉に行こう」・・・孫の誕生日のテレビ電話で

2020-05-26 17:10:21 | 時局雑感



 四月は私の誕生月、そして五月はたった一人の孫の誕生月…。去年は、四月は孫一家が私の家に誕生祝いを届けに来てくれた。五月はファミレスで孫の誕生祝をやり、いずれもケーキに並べたローソクの火を元気に吹き消す孫の姿を楽しんだ。
 今年は2か月ともコロナ自粛。全く孫の姿を見ていない。ただ今月はテレビ電話がかかってきて、元気のよい孫の姿を見ることができた。部屋いっぱい飾りつけをして、プレゼントをかざし踊りまわっていた。そして最後に言った言葉が、
 「おじいちゃん、おばあちゃん、史織ちゃん、コロナが終わったら温泉にいこう」
という言葉であった。恐らく、外に行きたいなどぐずるたびに、「コロナが終わったらみんなで温泉に行こうね」となだめられてきたのであろう。
 今月はもう一人義妹(4番目の弟の嫁)も誕生月だ。こちらのフェイスブックにお祝いの言葉を送ると、お礼の言葉の最後に、
 「コロナが終わったら一杯やりましょう」
とあった。子供も大人もみんな同じ思いなのだ。
 約2か月続いた緊急事態宣言が解除となり、そのコロナ自粛の第一ステップが終わった。しかし、三密を避ける「新しい生活様式」は解けていない。第二波、第三波の到来は必至とも言われている。みんなで温泉に行き、ワーワー言いながら一杯やれるのはいつの日のことだろう。


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