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日本でも最上川や球磨川を下ったが、どこの国にも川を舞台にした観光がある。ニューオルリーンズではミシシッピー・クルージングで大らかな気分になり、コスタリカでは一日がかりのリバー・ラフティングでスリルを味わった。オランダの運河クルージングは、小じんまりしてまた別の味があった。
ライン河はドイツの「父なる河」と呼ばれている。単にドイツだけでなく、ヨーロッパの歴史を担った大動脈ともいえる河だ。
スイスのアルプスに水源を発し、オーストリア国境、ドイツ国境を流れ下り、スイスを離れるとドイツフランス国境を北に向かう。やがてドイツ領土内に入り、ハイデルベルクを擁するネッカー川、フランクフルトの在るマイン川、トリアーを流れるモーゼル川などを合流しながら大河となって、ボンやデュッセルドルフを育んでオランダ国境を越え、アーネムを経てロッテルダムから北海に注ぐ。
全長1320kmは、世界の大河に比して決して長くないが(ナイル、アマゾン、揚子江などは6千㌔超)、その果たした役割と風光はいずれにも劣らないといわれている。
その中流、マインツ・コブレンツ間の約90kmが、ライン河の中で一番美しいといわれるロマンティック・ラインである。
私たちは、その中でも最もメインとなる「リューデスハイムーーゴアルスハウゼン」間を下った。左右に点在する古城と美しい街を眺め、背後に広がる広大なブドウ畑に心を委ね、地元ワイン「ラインガウ」を飲(や)りながら・・・・・・。(続きは明日)
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