義兄一家と二泊三日の箱根に出かけ、二日目は大涌谷から芦ノ湖周辺を回り、最後は海賊船に乗ってくつろいだところまではすでに書いた。三日目は、朝もゆっくりして、見物も「箱根美術館」と強羅公園だけにして、早めに帰路についた。
箱根美術館は初めて行ったが、陳列品も素晴らしく、何よりも庭園がきれいであった。開設者の岡田茂吉は、1882年(明治15年)に浅草に生まれ、1955年(昭和30年)72歳で死去するまで、かなり波乱にとんだ生涯を送ったようだ。Wikipediaによれば、岡田は日本の新宗教・世界救世教の始祖とあり、ほかに宗教家、文明評論家、書家、画家、歌人、華道流祖、造園家、建築家、美術品収集家、となっており生活の巾の広さをうかがわせる。
我々は、その美術品収集家と造園家の一端に触れただけであるが、その素晴らしさに驚いた。収集品では備前と景徳鎮が目を引いた。何とも欲しくなるような酒器などが並んでいた。
庭園の美しさには驚嘆した。一面やわらかい苔に覆われ、木々の緑と調和した風情は、心を和ませてくれた。言葉は要らない。写真を何枚か掲げておこう。
ついでに強羅公園の写真も一枚。
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