旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

14年目、27回を迎えた純米酒フェスティバル

2013-04-15 13:37:07 | 

 

 2000年春に始めた純米酒フェスティバルも、東京だけでも毎年春秋2回の開催をつづけ、気が付けば14年目に入っていた。昨日、27回目のフェスティバルを、渋谷のベルナール渋谷ファーストのイベントホールで、昼の部、午後の部とも各630名の参加を得て、盛会のうちに無事終えた。

 この間、様々な出来事があったが、なんといっても純米酒の普及が着実に進んでいることがうれしい。日本清酒の全消費量は残念ながら下降を続けているが、純米酒は少しずつでも伸びている。少なくとも減っていない。したがって、日本酒に占める純米酒のシェアーは15%を超え、ついに本醸造酒(アル添酒)を抜くに至った。
 それにつれて、純米酒はどんどん美味しくなってきている。アル添酒は、大吟醸を含めて限界にきているが、純米酒はまだまだ多様化し、まだまだ美味しくなると私たちは思っている。

 参加者で目立つのは、女性、しかも若い女性が多くなってきていることだ。しかもこの若い女性たちは味覚に優れている。美味しいものをどこまでも求め、しかもさまざまな食との組み合わせを追求する。
 多くの女性が会場を去る時、「ありがとうございました。大変においしかった!」と言ってくれる。男は年寄りが多く、むつかしい顔をして飲んではいるが、もう一つ反応が悪い。若き女性たちの味覚と、美味しい純米酒の口コミ宣伝に期待するところが大きい。

 この女性たちが、日常の生活の中に多様な純米酒を持ち込むようになったとき、輸出の伸びもあいまって、日本清酒は長い低迷から脱し、反転の途につくのではないかと予感している。
 その時、わが純米酒普及推進委員会は、その歴史的使命を終えるのかもしれない。

   
        
              


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2 コメント

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Unknown (けーこ)
2013-04-20 09:28:34
純米酒フェスティバル、ご盛況おめでとうございます。 開催されていたとは知らず、伺えなかったのが残念です・・・! その前の週、エドモントホテルで行われていた地酒祭り(?)には友人と行きました。 去年も行ったのですが、なにしろ着席するところがなくてせわしないんですよね・・・。 その点、首藤さんの純米酒フェスティバルはゆったり楽しめるところがいいですよね! お酒の質も高いし・・・。
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けーこさん、ごめんなさい (tabinoplasma)
2013-04-20 16:46:49
今回の開催、てっきり知っているものと思っていました。(前回出席者でアンケートを出してくれた人には連絡が行くはずですから) すみません。今後連絡します。
日本に酒の会はゴマンとありますが、規模においても質においても、決して他に負けないと自負しています。
今後ともご支援ください。
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