狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

ブラックジョークだろう 中国が核軍縮に不快感

2009-05-08 21:40:45 | 普天間移設

田母神塾―これが誇りある日本の教科書だ
田母神 俊雄
双葉社

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麻生首相の核軍縮言及に不快感=中国
  【北京7日時事】中国外務省の馬朝旭報道局長は7日の記者会見で、麻生太郎首相がドイツ訪問中の演説で中国の核軍備近代化に言及したことについて「中国の核政策と核戦略は極めて透明で、核軍縮問題の主張も理解されている。日本の指導者が現下の情勢で中国の核問題に言及するのはどのような目的があるのか」と不快感を表明した。 
 麻生首相は演説で、北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の核軍備の近代化などに触れ「このような状況にあるからこそ、核軍縮を進め、不拡散体制を強化することが重要だ」と述べた。(2009/05/07-18:10)

                                            ◇

「相手の嫌がることはやらない」を政治信条とする前首相が、ひたすら恭順の姿勢を示したので、麻生首相にもそれを要求したのであろうが、日本は中国の属国ではない。

主張すべきところは主張して当然である。

中国の国防費は20年連続して前年比2けたの伸びを示し、内容も極めて透明性を欠く。

麻生首相は隣国のこの異常な軍拡に対して当然の牽制をかけたのであり、隣国の首相としては極めて当然の発言である。

麻生首相:ベルリン・フンボルト大学での演説要旨
 【ベルリン田中成之】麻生太郎首相が5日午前(日本時間同日午後)、ベルリンで行ったスピーチの要旨は次の通り。

 世界は四つの大きな挑戦を受けている。(1)金融・経済危機(2)気候変動(3)テロとの闘い(4)核軍縮と大量破壊兵器の不拡散だ。

軍拡に最も不透明な国が、「中国の核政策と核戦略は極めて透明」と反論するのはブラックジョーク以外の何ものでもない。

世界で唯一の核爆弾投下国アメリカの大統領が核兵器のない世界に進む方向を示し、核軍縮への動きを示した。

核加害国アメリカに対しては黙して語らず、

その一方で唯一の核被害国日本の首相が核軍縮を演説したら、日本に核ミサイルの照準を合わしている中国が不快を示す・・・これもブラックジョークだろう。

 

     前航空幕僚長田母神俊雄氏 沖縄講演会

 

「大東亜戦争が終わりを告げてから、60年以上もの歳月が流れました。戦争によって犠牲となられた方々に、あらためて哀悼の意を表します。同時に、戦死された方々のおかげで私たちの今日があることに深く感謝の意を表します。
沖縄を含め日本は戦後、人類が歴史上経験したことのない占領政策を受けました。戦争に負けた日本は、自分たちの歴史観を奪われ、戦勝国の歴史を強制的に押し付けられてしまいました。自虐史観に基づいた日本の歴史教育は、国民から自信と希望を失わせていくものでしかありません。日本は、かつて戦勝国から奪われた歴史観を取り戻し、かつて我が国がもっていた誇りを取り戻すべきです。」
(『田母神塾-これが誇りある日本の教科書だ』(双葉社)より抜粋)

                    *

昨年10月、民間の懸賞論文へ応募した作品が日本の過去の侵略行為を正当化する内容で政府見解と対立するものであったとして航空幕僚長を更迭され、空将として定年退職した田母神俊雄氏がいよいよ沖縄にやってきます。論文の意図したものは何だったのか。今、日本にとって何が必要なのか。将来の日本と日本人はどうあるべきなのか。前航空幕僚長の田母神俊雄氏が沖縄県民の皆様に直接語りかけます。
ご多忙とは存じますが、県民の皆様方には万障お繰り合わせの上、多数ご参加くださいますようお願い申し上げます。          

演 題 『日本は本当に侵略国家だったのか』
    ~日本の歴史をもう一度見直そう~
【日 時】平成21年5月30日(土)        
              午前11時30分受付 正午開会~午後2時閉会
【会 場】パシフィックホテル沖縄 万座の間
                   那覇市西3丁目6番1号  電話 098(868)5162
【会 費】1000円
【主 催】田母神俊雄講演会を歓迎する沖縄実行委員会 
【連絡先】沖縄実行委員会 担当 錦古里
              電話:090-9780-7272  FAX:098 (868) 3037

 

★懇親会(14:30~16:30)

講師を囲んで食事を含めた懇親会を行います。
お時間の許す限り、お気軽にご参加ください。

【会場】 パシフィックホテル沖縄

【会費】 5000円 (70名限定)

田母神塾―これが誇りある日本の教科書だ
田母神 俊雄
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独裁国に囲まれた日本

2009-05-08 07:40:03 | 普天間移設

 【正論】筑波大学大学院教授・古田博司 恥ずかしい国に住んでないか

2009.5.8 03:41

≪日本の世界史的役割に目を≫

 もういいかげんに覚悟を決めたらどうだろうか。中国には海を奪われ、油田をかすめ取られ、毒食を送りこまれて知らぬ顔の半兵衛を決めこまれ、国連で常に妨害され、韓国には島を占拠され、野球のWBCのマウンドに太極旗を立てて侮辱され、北朝鮮には人さらいをされ、ミサイルを発射され、これら特定アジアからそろって偽史まで強要されている。そのような恥ずかしい国に住んでいくという覚悟を、もう決めた方がよいのではないか。

 海の向こうには三種一様の国がある。日本軍と戦わずしてアメリカに解放してもらった国(韓国)、少しゲリラ戦をしたが大負けに負けてソ連の傀儡(かいらい)にしてもらった国(北朝鮮)、別の人たちが日本軍と戦っている間に山で英気を養い、戦後、前に戦っていた人々を追い出して独立した国(中国)。これらは日本に戦勝したという偽史なしには国民の物語が作れない国々であり、これからも絶えず日本と戦っていると国民にアピールするために、日本の主権をおかし、侵略をしつづけることであろう。

 日本がかつて彼らに悪辣(あくらつ)なことばかりしてきた、などという進歩的文化人や良心的知識人のウソを、いつまでご託宣のように信じているのだろうか。日本は彼の地を征服し、近代の民法典や私有財産制を移植した。仏人にそういうと、「なんだ。ナポレオン・ボナパルトではないか」との答えが返ってきた。日本の世界史的役割とは、案外そんなものだったのかもしれない。日本が敗れてからは、それらの遺産を活用した韓国は栄え、払拭(ふっしょく)して社会主義を始めた中国や北朝鮮は、あるいは遅れ、あるいは衰えていったのであろう。

 

≪独裁国家同士による大団円≫

 時代は変わって、いまや世界は四つの国家群に分けることができるようになった。進歩主義は幻想となり、静的に四群が並存するだけの世界である。いわく、資本主義も民主主義もできる国、資本主義はできるが民主主義ができない国、資本主義も民主主義もできない国、何もできない国、以上である。後ろの三つは大体独裁国であるから、いかに人間存在が独裁好きかということがよく分かると思う。独裁国家は民主主義を排除するために、陰に陽に協力し合う。

 4月5日の昼、北朝鮮のミサイルの脅威が日本列島に躍りかかった。ミサイル実験のデモンストレーションは武器の販路を広げ、北朝鮮製の装甲車やロケット弾を積んだ偽装船舶はさらにインド洋を北上することであろう。結局、国連での事後処理は民主主義国家に脅威を与えたい中国やロシアにまかされ、独裁国家同士の大団円となって終わった。なぜ我が国民は怒り、立ち上がろうとはしないのだろうか。

 今年からグーグル地図が一部更新され、北朝鮮の火力発電所が盛大に煙を上げているのが上から見られるようになった。プルトニウム開発の寧辺から河をはさんだ南方に北倉火力発電所がある。そもそもソ連の技術援助で1982年に完成したもので、出力が150万キロワットもあるが、長い年月で老朽化していた。2007年6月、ここに国家科学院と、機械工学研究所の研究員が入り、再開発の意図がはじめて明らかになった。

≪良好な北のエネルギー事情≫

 7月には、電力工業省傘下の火力発電局の担当が降りていき、8月には灰処理基本工事を完成、11月からはボイラーとタービンの大々的な補修が報じられた。12月には、北倉郡の近隣で各出力20万キロワットと推定される安州市の清川江と、順川の火力発電所のボイラー並びに発電設備の補修が同時進行中であることも報じられた。

 以後、北倉は手厚い支援を受け、08年3月にはボイラーに重油が入っていることが確認され、4月には「工業試験所の技術者たちはボイラーに新しい重油供給装置を全面的に取り入れ燃料効率を高めた」と労働新聞(4月29日付)に載る。

 のみならず、先の火力発電所群と同じ北緯39度から40度の間で、元山、金野江、水洞区、寧遠などに、水力発電所が次々に建設された。元山では4基計8万キロワットの水力発電所が、金野江では写真から30メートル級のダムが建設され、寧遠では発電機、タービン、変圧器など新しいものが次々と搬入されていると去年の6月に報じられたが、いまグーグル地図を見ると、中型のダムをそこに認めることができる。目下、北朝鮮のエネルギー事情は良好であり、ウラン濃縮のためには万全の体制が整ったと言えよう。

 現在中国は、外貨備蓄を米国債の購入に充てアメリカに無言の圧力をかけるとともに、北朝鮮のエネルギー開発を援助することにより、日本に有形の脅威を間接的に与えている。資本主義はできるが民主主義ができない国々がテロ国家を番犬のように使い、影響力を世界に拡大しようとする戦略は、かつては社会主義で貧乏だった大国が、昔の野望を実現できるようになったということだけなのかもしれない。(ふるた ひろし

                    ◇

おぼろげながら理解していたつもりのことを、明快に論理立てで知らされると思考の霞が取り去られたようにすっきりとする場合がある。

久し振りにある意味で目からウロコの記事である。

「隣の芝はきれい」の例えどおり、特亜三国を褒め称える「識者」は多い。 いや、さすがに北朝鮮に関しては「多かった」と言った方が正しいかもしれない。

北朝鮮を故郷と憧れたノーベル賞作家や、地上の楽園と褒め称えた大新聞は論外としても、とかく未知の国は良く見えるもの。

一方、生半可の知識でこれらの国を批判するのではなく、知りすぎた故にかつては愛着を感じていたが遂には匙を投げたた人物が上記筆者の古田博司教授。

 

情報戦も戦争の一部と考えれば国内の反政府情報を弾圧する独裁国家と反政府放送局を公共放送と称して野放しにする民主主義国家では勝負にならない。

「スパイ防止法」さえ具備しない我が国は連戦連敗の体たらく。

民主主義と資本主義という二つの概念を用いた四つの国の分類によると、日本の隣国は全て独裁国だといえる。

このまま独裁国家の大同団結を拱手傍観している恥ずかしい国に日本は甘んじてよいのか。

「もういいかげんに覚悟を決めたらどうだろうか。」

 

 日本には120年前にも「覚悟を決めた」偉人がいた。

 シナ・朝鮮二国と日本との精神的隔たりはあまりにも大きい。情報がこれほど早く行き来する時代にあって、近代文明や国際法について知りながら、それでも過去に拘り続けるシナ・朝鮮の精神は千年前と違わない。

この近代文明のパワーゲームの時代に、教育といえば儒教を言い、しかもそれは表面だけの知識であって、現実面では科学的真理を軽んじる態度ばかりか、道徳的な退廃をももたらしており、たとえば国際的な紛争の場面でも「悪いのはお前の方だ」と開き直って恥じることもない。 

、現在のシナ・朝鮮は日本にとって何の助けにもならないばかりか、この三国が地理的に近い故に欧米人から同一視されかねない危険性をも持っている。

すなわちシナ・朝鮮が独裁体制であれば日本もそうかと疑われ、向こうが儒教の国であればこちらも陰陽五行の国かと疑われ、国際法や国際的マナーなど踏みにじって恥じぬ国であればそれを咎める日本も同じ穴の狢かと邪推され、朝鮮で政治犯への弾圧が行われていれば日本もまたそのような国かと疑われ、等々、例を挙げていけばきりがない。

これを例えれば、一つの村の村人全員が無法で残忍でトチ狂っておれば、たとえ一人がまともでそれを咎めていたとしても、村の外からはどっちもどっちに見えると言うことだ。

実際、アジア外交を評する場面ではこのような見方も散見され、日本にとって一大不幸だと言わざるを得ない。

  もはや、この二国が国際的な常識を身につけることを期待してはならない。「東アジア共同体」の一員としてその繁栄に与ってくれるなどという幻想は捨てるべきである。

日本は、むしろ大陸や半島との関係を絶ち、先進国と共に進まなければならない。

ただ隣国だからという理由だけで特別な感情を持って接してはならないのだ。

この二国に対しても、国際的な常識に従い、国際法に則って接すればよい。

悪友の悪事を見逃す者は、共に悪名を逃れ得ない。

私は気持ちにおいては「東アジア」の悪友と絶交するものである。(明治18年3月16日)≫福沢諭吉 「脱亜論」抜粋

 

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