狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「11万人」の次は「35万人」? 鳩山民主はエイリアンとの戦い!

2009-05-18 07:54:36 | 県知事選

 

今時一昨年の「11万人集会」を、県民が11万人集結した県民大会と信じる狂信的人間は、沖縄二紙と一部「プロ市民」しかいないとは思うが、

昨日同じ場所の宜野湾海浜公園で行われた「5・15県民大会」の動員数がが注目された。

「5・15県民大会」県外からの参加者1200人を含め、沖縄の西、東、南の三ヶ所からそれぞれ各地の「県民」が三日間にわたり「平和行進」し、最終日の17日には目的地の宜野湾海浜公園で合流し「5.15県民大会」を開催するという壮大なもの。

主催者は沿道から次々参加者が増え、目的地の海浜公園にはかなりの数の県民の参加を期待していたようだが・・・。

「平和」の乱用は「平和インフレ」をきたすと書いたが、「プロ市民集会」にも「県民大会」と称するのはこではさておき、愛読ブログ逆風って気持ちいい!さんの⇒平和行進 に「県民大会」のいかがわしさへの怒りはお任せしよう。

 

で、問題の動員人数だが・・・今朝の沖縄タイムスの一面と社会面トップは「5.15県民大会」の見出しと写真が踊っているが、

注目の参加数は・・・

何と35万人、・・・もとい、3万5千人、・・・じゃなく・・・

な・な・何と3千5百人! そう、3500人が主催者発表の参加人数。

3500人参加の県民大会というと、一昨年の「11万人集会」の三月前に同じく教科書検定意見に抗議する「県民大会」が行われ、そのときの主催者発表が3500人だったことを思い出す。

 同じニュースを共同は1000人、世界日報は900人と報じていたので実数は1000人前後が正しいだろう。

三ヶ月ごとの「県民大会」は多すぎるでしょう

だとすれば、「11万人」の計算の基礎となった12年前の「米兵中学生暴行事件に抗議する県民大会」の85000人も怪しいもので、2万人弱が実数だろう。

以下引用。

県民大会 超党派で/「集団自決」修正 (沖縄タイムス2007年8月9日)

(略)六月に教職員を中心に県民大会を開いた高嶋伸欣・琉球大教授。「中央政府と地方という力関係にひるまない、沖縄県民のゆるがない確信を感じる。主権在民のお手本で、『集団自決』への日本軍関与の記述復活とともに、記述復活のための県民の運動も教科書に掲載させたい」と、県民大会開催に向けた動きを評価した。

                      ◇

六月に教職員を中心に県民大会を開いた高嶋伸欣・琉球大教授。

これを見て、先々月にも「県民大会」が行われていたと知り驚いた沖縄県民もいただろう。 

しかも同じテーマで。

県民が知らない間の「県民大会」。

集団自決に関る教科書検定と言う同じテーマを掲げて三ヶ月ごとに「県民大会」が行われる異常な空間が沖縄の現状である。

地元両紙は動員人数を主催者の発表をそのまま参加者3500人と報じたが、

独自に取材した共同配信は1000人と報じていた。

実際に目撃した人の話では500人程度だったとか。

「県民大会」と称するには余りにも低次元の参加人数で、結局は県民不在の「知られざる県民大会」に終わった。

主催は左翼学者高嶋教授を中心にした教職員各団体だった。

これでは仲井真知事が「大衆運動」と断じ、副知事も「偏った政治運動」と懸念するの当然だ。

この「大衆運動」をオーバーに1面で報じる沖縄タイムス記事。(2007年6月10日 朝刊 1面 )

歴史歪曲 3500人抗議/「集団自決」修正【写真】 
 63団体が県民大会/検定意見撤回求め決議
 文部科学省の高校歴史教科書検定で、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に日本軍が関与したとする記述が削除、修正されたことに抗議する6・9沖縄戦の歴史歪曲を許さない!県民大会」(主催・同実行委員会)が九日、那覇市の県民広場で開かれた。約三千五百人(主催者発表)が参加。文科省に対し、検定意見の撤回を求める大会決議を採択した。
 六十三団体でつくる実行委員会を代表し、あいさつした高嶋伸欣琉球大学教授は「生徒がこの教科書を使う来年四月までまだ時間がある。県民の声を文科省にぶつけて検定意見を撤回させることは一九八二年の前例もあり、十分可能だ」と強調。「会場の熱気に勇気づけられた。来週予定している伊吹文明大臣との交渉では、過去の経緯などを含めて厳しく追及し、成果につなげたい」と力を込めた。 (略)

                    ◇

「県民大会」の仕掛け人・高嶋教授は、この時の失敗に懲りたのか9月9日の「県民大会」には当初の発起人である高教組と沖教組をを実行委員から外し、大会から日教組のニオイを消し去った。

そして女・子供・年寄りの最強トライアングルを全面に立てて「市民運動」の臭いも消して世論を欺くつもりらしい。

一部のグループを操って「県民の総意」だとか「県民大会」といった言葉を軽々しく使うのは県民にとって迷惑な話だ。(「検定意見書撤回」  県民の総意とは迷惑な

そもそも教科書の記述は高度に専門性を要するもの。

「県民の総意」や「県民大会」で決めるものではないはず。

仲里副知事が言った「専門家や学者らから成る組織を立ち上げ、事実を検証すること」。

これこそ教科書記述の要諦ではないのか。

同じ姓で紛らわしいが、この仲里副知事と、「県民大会」執行委員長の「毒入りおにぎり」の仲里県議議長とが別人であることは言うまでも無い。(毒入りおにぎりを渡された県議会議長

 引用終了。

                   ◆

このときは900人を3500人と発表していた。 この率でいうと実数の約四倍となるので、やはり「11万人」を四分の一の28000人前後が実数に近いのだろう。

例によって地元二紙のウェブ記事の更新は遅いので、琉球朝日放送の記事を引用する。↓動画もあります。

 5.15県民大会 基地撤去で平和訴え

2009年5月17日 17時48分
5・15平和行進が5月17日ゴールを迎え、全参加者が結集しての県民大会が、宜野湾市の宜野湾海浜公園野外劇場で開かれました。大会には、県内3つのコースに分かれ、基地の現状を目の当たりにしてきた平和行進の参加者など、県内外からおよそ3500人が結集しました。

県外からの参加者は「嘉手納なんか本当に基地の中に町があるという感じですね」と話し、また別の参加者は「沖縄のみなさんの声を聞いて、沖縄に平和がやってくるように、本当に心から思っています」と話していました。

県民大会では主催者の沖縄平和運動センターの崎山嗣幸議長が、「全国からの参加者が沖縄の問題を共有してくれることを心強く感じている。基地の島・沖縄という現状から脱却し、平和を発信していきたい」とあいさつ。参加者はシュプレヒコールをあげながら、平和な暮らしを守り日米軍事同盟の強化阻止を訴えました。

                         ◆              

                     

民主党:小沢氏は代表代行 幹事長に岡田氏
民主党の鳩山由紀夫代表は17日、小沢一郎前代表を新設する選挙担当の代表代行に、代表選を戦った岡田克也副代表は幹事長に起用する新執行部の人事を決めた。菅直人代表代行は再任し、これまでの小沢代表・鳩山幹事長・菅代行による「トロイカ体制」に岡田氏を加えた「トロイカプラスワン」(鳩山代表)の体制で同党は再出発する。

 鳩山氏は同日夜、小沢、岡田両氏のほか菅氏と輿石東参院議員会長(代表代行)と党本部で会談。輿石氏の再任も決まり、代表代行は1人増えて3人となる。小沢氏は記者団に「鳩山代表のもとで政権交代へ向け今まで以上に頑張っていきたい」、岡田氏も「政権交代のために、鳩山代表のもと、しっかり支えたい」と抱負を述べた。新執行部人事は19日にも開かれる両院議員総会で了承される。

 鳩山氏は記者団に対し、岡田氏の幹事長起用の理由について「代表選でさわやかな戦いをし、全国に熱烈に支持する人もいる。挙党一致も大事だ」と説明。小沢氏については「党を国政選挙に強い体質に導いてくれた。これからも選挙を担ってほしい」と述べた。両氏の起用には「親小沢」対「非小沢」の構図となった代表選のしこりを解消し、挙党態勢につなげる狙いがある。

 また、鳩山氏は国対委員長などほかの党幹部人事について、衆院選が近いことなどを理由に「基本的に居抜きだ」と述べ、小沢代表時代の体制を継続する考えを示した。【白戸圭一】

 

                      ◇

小沢が去って民主党の代表に鳩山幹事長が決まった。

宇宙人とフランケンの戦いは、宇宙人が勝利したわけだ。

外部からやってきて組織を破壊し内側から食い破って出て行く姿から連想すれば小沢はさだめしエイリアンか。

民意はフランケンの方が宇宙人に勝っていたので、保守陣営では鳩山さんありがとう!と言う声もある。

だが、エイリアンは自分が潜む組織を内部から操り最後は食い破ることを忘れてはいけない。

早速ネット上にはこんな戯れ歌も・・・

<鳩山と書いてオザワとルビを振る>(会津若松のYさん)

これには「所詮変わらぬ民主党代表」と続くが、このような意見も⇒小沢傀儡政権スタート 

 

結局、宇宙人の体内に寄生したエイリアンとフランケンが抗争を始め、再度エイリアンにフランケンが食い殺されるか、その前に逃げ出すかでドタバタ劇は終了するだろう。

これで麻生政権への追い風は益々勢いを増してきたようだ。

 

 

沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦


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コメント (2)