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【追記】あり
大浜石垣市長は元石垣市職員のブログによる告発を、「事実無根」と主張し、名誉毀損の刑事告訴をして、発信元のブログ閉鎖するという。
元職員のサラさんはブログによる告発は、一人の主婦が自身の人間としての尊厳を守るため、金もかけずにできる最後の手段だと述べいる。
サラさんはブログという最後に残された表現手段により人権を守るための戦いを挑んだことになる。
公人によるブログという表現手段の閉鎖は、
表現の自由に関わる大問題だと書いた。
公人の人権と表現の自由に関して、当初からこの問題と二重写しで筆者の脳裏をかすめていた係争中の裁判がある。
「集団自決訴訟」である。
「集団自決訴訟」とは、原告の梅澤元戦隊長と赤松元戦隊長(故人のため実弟が代理)が大江健三郎氏と岩波書店を被告として、被告が「集団自決は元隊長の軍命によると断定したのは虚偽であり名誉毀損」に当たるとして提訴したものである。
大阪高裁の判決では原告敗訴ではあるが、核心部分の「軍命による自決」については事実上否定され、出版差し止めについては現在上告中である。
大阪高裁の小田裁判長は、被告大江・岩波側の「表現の自由」と原告側の「人権」を秤にかけて、「真実相当性」という法律概念を適用し、被告側の「表現の自由」に軍配を上げ、原告は人権侵害には寛容であれと諭し、原告側敗訴の判決を下した。
寛容を強いる根拠は軍人は一種の公的人物(公務員)だからだという。
大阪高裁の判例でいくと、公人である市長は人権侵害や名誉毀損には寛容であるべきということだが・・・。
よりの一部加筆した抜粋である。
◇
人権と表現の自由を秤にかけた、大阪高裁の小田裁判長は、
「表現の自由」が重いと裁決した!
*
人権配慮にかまびすしい昨今のマスコミ世論の中で、大阪高裁の判決は人権尊重には後ろ向きともとれる判決である。
裁判長が、人権より表現の自由に重きをおいた理由は、原告と被告の社会的バックボーンにある。
人権を主張した原告の一人は高齢の元軍人である。
一方、表現の自由を主張する被告は、戦後民主主義を代表する大手出版社とノーベル賞作家。
表現の自由を主張する被告が、そのものずばりの表現・言論の自由を体現する出版社と作家であれば、
裁判長の秤の目盛りが被告側に傾くのも、むべなるかなである。
更に原告の元軍人はかなりのご高齢。
裁判長の判断に、
「被告の表現の自由を守るためには、高齢の元軍人に少しぐらいの人権侵害はあっても、老い先短いのだから我慢せよ!」
といった驕りが潜んではいなかったか。
被告側から「判決の何処にそんなことが書かれてあるか!」と横やり飛んで来そうだが、
判決文には、こう書かれている。
「仮に後から出た資料で誤りとみなされる主張も、言論のばにおいて無価値なものとはいえない。 これに対する寛容さこそが、自由な言論の発展を保障するものである」
間違った主張でも寛容になれ、つまり「我慢せよ」と書いてあるではないか。
ことほどさように表現の自由の封殺は、相手が公人の場合、深刻な問題であり、容易に実行できるものではない。
因みに、大江健三郎氏は原告側の赤松元隊長のことを「者」として、その著書『沖縄ノート』で罵倒している。
そして『沖縄ノート』は現在も発売されている。
大阪高裁の判決の評価はともかく、
公人の名誉毀損等による人権侵害さておいても、先ず表現の自由を優先すべきということを大阪高裁が判例で示したことになる。
【付記】
心臓に病を抱えたサラさんが、石垣市に巣食う「全体主義」を告発しています。
にわかには信じられない、ビックリ映像です!
ですが、見ているうちに、命がけで語るサラさんの言葉が見るもの胸を打ちます。
映像はウソをつきません。
1/3【石垣島の闇】沖縄・石垣市長レイプ疑惑を問う[桜H21/10/26]
2/3【石垣島の闇】沖縄・石垣市長レイプ疑惑を問う[桜H21/10/26]
3/3【石垣島の闇】沖縄・石垣市長レイプ疑惑を問う[桜H21/10/26]
【大高未貴】沖縄・石垣市長レイプ疑惑について[桜H21/10/29]
【大高未貴現地報告】「石垣市長強姦未遂」疑惑を問う[桜H21/11/2]
【追記】
大浜市長の記者会見の映像
1/2【大高未貴現地報告】「石垣市長強姦未遂」疑惑を問うPart2[桜H21/11/5]
2/2【大高未貴現地報告】「石垣市長強姦未遂」疑惑を問うPart2[桜
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