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■ひき逃げは卑劣な犯罪である
沖縄タイムスは二日連続で一面と社会面のトップを「米兵ひき逃げ事件」で飾っている。 今朝はおまけに社説でも取り上げているので、当分は一面と社会面は「米兵ひき逃げ事件」が占領するのであろう。
いうまでもないが、ひき逃げ事件は、殺人罪が適用されてもおかしくない重大事件であり、連日一面と社会面のトップを飾るかどうかは措いても、新聞が大きく扱ってもおかしくない。
この機会を借りて、一言言及しておくと、
ネットで流布する落書きの類に「狼魔人はニセ沖縄人であり、米軍基地関係の仕事をしているので、必死になって米軍を擁護している悪徳言論人である云々」といった書き込みが散見される。
前段の「ニセ沖縄人」という理由が「沖縄人なら仲間を裏切る狼魔人のような文章は書かない」というのだから、初めてこれを目にしたときは、思わず吹いてしまった。
沖縄人とは、「金太郎飴のように皆同じ考え(タイムス史観)をもたねばならぬ」とは、沖縄人を相当馬鹿にした物言いである。バカバカしくて、これ以上の「ニセ沖縄人妄想」には付き合っておれない。
後段の「米軍関係の仕事云々」も、どこを押せばそのような妄想が出てくるのか、筆者は幸か不幸か、米軍関連の仕事は人生で一度も経験がないし、ましてや軍雇用の経験もない。
沖縄タイムス 2009年11月09日 政治
加害者が米軍関係者であれば残念 平野官房長官会見【11月09日】
Yナンバーひき逃げ
【東京】平野博文官房長官は9日午前の定例会見で、読谷村楚辺で発生したひき逃げ事件について、車両がYナンバーであることを把握していることを明らかにした上で、「所有者は承知しているが、誰が車に乗っているかは捜査中と聞いている」と述べた。
所有者の詳細については「米兵そのものかは分からない」と述べた。普天間移設問題への影響についての質問に対しては「(加害者が)米軍の関係者となってくれば、残念なことだと思う。捜査過程を見守りたい」と述べるにとどめた。
県内移設に反対する県民大会、嘉手納統合案に反対する嘉手納町民大会が開催されたことに対しては「県民の気持ちが表れている。(民意の)一つとして、県民の気持ちだと思う」との見解を示した。
鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領の会談が13日になる見通しを示し、普天間問題に言及する可能性については「(テーマは)事前に決めることではない。日米の共通課題をトップ同士の信頼のもとに話し合う会談だ」と述べた。
◇
【ホノルル9日=吉田伸】日本を含む東アジアなどの米軍を統括する米太平洋軍司令官のロバート・ウィラード海軍大将は9日午前(日本時間10日未明)、訪米中の仲井真弘多知事とキャンプ・スミスで面談し、読谷村でYナンバー車によるとみられるひき逃げ事件に言及し、「もし米軍関係者であれば残念だ」との認識を示したという。仲井真知事は米軍関係者による事件・事故全般に触れ、綱紀粛正などを求めた。
仲井真知事は日米地位協定の環境特別協定を提案したが、ウィラード大将は「これまでの対応で十分だと思っている」と述べ、運用改善で対応する見解を示したという。
面談には太平洋軍海兵隊司令官のスタルダー中将も同席した。
◇
今朝の一面の大見出しはこれ。
首相、米兵身柄を要求 読谷ひき逃げ
見出しから受ける印象は米軍が米兵の身柄引渡しを拒否しているので、わざわざ首相が身柄引き渡しの要求をしているようだが、事実はそうではない。
実際は、米軍が容疑者の身柄をいち早く確保し、司令官がわざわざ読村長を訪れ謝罪した上、身柄を引き渡し捜査に協力すると明言している。(NHKローカルニュース)
トリイ司令官、引き渡しに前向き
読谷村楚辺の読谷補助飛行場跡地近くで、同村の外間政和さん(66)がYナンバー車にひき逃げされたとみられる事件で、米軍トリイステーションのジェームス・ウッダード司令官が10日午前、村役場に安田慶造村長を訪ね、Yナンバーの車を運転していたトリイステーション所属の兵士を容疑者として身柄を確保し、捜... >>
◇
それにしても上記引用記事の見出しの「加害者が米軍関係者であれば残念 平野官房長官会見【11月09日】 だが、
平野官房長官は、
「加害者が沖縄人なら残念でない」のだろうか。
もとっとも、沖縄人が加害者の交通事故は日常茶飯事で頻発しているので、わざわざ残念がる必要もないのだろう。
昨年の「米兵女子中学生暴行事件」や「比売春婦暴行事件」でも、米軍が容疑者の身柄引き渡しを拒否したため、捜査が充分にできなかったというウソを、沖縄紙は必死に流布させようとする。
だが、実際は両事件とも県警が拘留期間を延長して捜査しても立件できず、
結局は不起訴で釈放され、軍の法廷に後を委ね、別件で有罪にしたことは何度も書いた。
沖縄紙が必死に捏造する「米兵の身柄引き渡し」のウソを、本土左翼活動家と称する人物が詳しく解説している。
⇒身柄の引渡しがなかった為、充分な捜査が出来なかった。という嘘
◇
ここで、同じく加害者が米兵で被害者が沖縄人の交通死亡事故を紹介するが、
なんと社会面の最下部の最も目立たない場所のベタ記事であるから不思議である。
■不思議な死亡事故記事
紹介するのは3年前の琉球新報記事。
沖縄タイムスも同じ日に大同小異の記事を掲載しているが、
通常この手の記事では一面で大騒ぎするタイムスが、何故か新報より小さめなのでここでは新報記事を引用する。
琉球新報 2006年8月19日
乗車と衝突し バイク男性死亡 沖縄紙
18日午後9時ごろ、沖縄市登川の国道329号で、南向けに走行していた在沖米海兵隊所属の二等軍曹の男性(26)の運転する普通乗用車が右折しようとしたところ、対向車線を直線してきた1100ccバイクを運転していたうるま市石川山城のペンキ工、山城裕史さん(31)が全身を強く打ち、意識不明の状態で病院に搬送されたが、19日午前零時48分に死亡が確認された。 二等軍曹にけがはなかった。 現場は片側二車線の見通しのいい直線道路。 沖縄署は二等軍曹の安全不確認が事故原因とみて調べている。
◇
三つの不思議
①加害者が米兵であるにも関わらず見出しに「米兵」と記されていない。
②被害者の沖縄人は死亡し、実名を記されているのに加害者の米兵実名は記されていない。
③何よりも目立たないベタ記事であること。
米兵が加害者で沖縄人が被害者のの交通死亡事故となれば、
従来の沖縄タイムスと琉球新報なら、一面トップはともかく、社会面トップにしてもおかしくない「おいしい」記事の筈である。
それが、人目をはばかるようなベタ記事になったのには、訳がわった。
読者に知られたくない被害者側の「不都合な事実」を両紙が隠蔽していたからである。
事故当時の病院関係者の話によると、被害者が病院に担ぎ込まれたとき、酒の臭いがプンプンしていた。
検査するまでもなく泥酔のままバイクを運転して事故を起こしたことが自明だったという。
当然警察からも血中アルコール濃度測定のため採血依頼が病院にあったほどだから。
ところが記事のどこをさがしても泥酔どころかアルコールのアの字の記述もない。
琉球新報は被害者の泥酔によるバイク事故という事実を隠蔽したのである。
病院関係者の話によると、「あんな泥酔状態のバイク事故に遭遇した米兵も災難だ」と加害者の米兵に同情的だったという。
つまり沖縄タイムスも琉球新報も泥酔運転のバイクと交通事故を起こした米兵に多少は悪いと思ったので、
「泥酔事故」を隠蔽した贖罪意識で目立たないベタ記事にしたのだろう。
沖縄タイムスと琉球新報には、もはや報道機関の誇りは微塵もない、
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