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普天間先送り発言、米の鳩山首相不信に拍車も (11月15日 06:18 【シンガポール=川嶋三恵子】鳩山首相は14日、訪問先のシンガポールでの同行記者団との懇談で、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題について、「迅速な結論」で合意した13日の日米首脳会談から、一転して結論先送りの可能性に触れた。
米側は「首脳レベルでの公約は極めて重い」とみなしており、鳩山政権に対する不信感に拍車がかかるのは必至の情勢だ。
首相は、現行移設先の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を抱える沖縄県名護市長選(来年1月)の結果を見極めることも、改めて選択肢の一つだと述べた。選挙の結果、移設反対派が当選すれば、現行計画が暗礁に乗り上げる恐れが出てくることを「織り込み済み」と受け取られかねないものだ。
さらに、この問題に関する日米の外務・防衛担当閣僚級の作業部会での協議について、オバマ大統領は首脳会談後の共同記者会見と14日の演説で「日米合意の履行」が前提だと繰り返したが、首相は14日、「答えが決まっているなら、作業部会を作る意味がない」と述べ、作業部会の位置づけについても共通見解がないことが明らかになった。
米側は「首相が『できるだけ早く結論を出す』ことで同意した以上、日米合意に基づいて移設を履行する」と受け止めていただけに、今週中にも開かれる予定の作業部会での協議は冒頭から難航が予想される。
(2009年11月15日06時18分 読売新聞)
◇
11月13日の午後東京で首脳会談を持った日米両首脳が、翌14日別々の国で、懸案事項の「普天間移設」について発言した。
一時間半にわたる両首脳の東京会談では「普天間移設」については深く踏み込まないとの事前の合意があったようだが、それでもオバマ大統領は外交辞令の応酬の合間に「迅速に政府間合意を執行せよ」とのアメリカの本音を発信していた。
オバマ大統領は、「相手の嫌がることはしない」のが外交だと考えるどこかの元首相と違って、外交辞令の応酬の合間を縫って相手の嫌がる自国の主張でもはっきり述べていた。
鳩山首相のいない昨日(15日)の東京での演説でも、オバマ大統領は鳩山首相のいう「作業チーム」についてもしっかりとチームの性格に釘を刺していた。
We've agreed to move expeditiously through a jint working group to implement the agreement that our two governments reached on restructuring U.S. forces in Okinawa. (米大統領演説(英文)REMARKS BY PRESIDENT BARACK OBAMA)
普天間移設での大統領の本音の部分はここ。
「我々は、沖縄の米軍再編成で、我々が到達した合意を実行するための共同作業チームを通して、迅速に行動することに合意した」。
ところが、同じ14日、シンガポールでの鳩山首相の発言を報じる今朝の沖縄タイムスの一面トップの見出しはこれ。
辺野古以外も模索へ 普天間移設
首相、結論越年も
日米合意前提とせず
記事では来年1月の名護市長選挙や11月の県知事選挙も念頭においているとあるから驚きである。
タイムス記事は共同電であるが、もしこれが事実なら東京の日米首脳会談で、鳩山首相はオバマ大統領の顔に泥を塗ったことになる。
自分の見たいものしか見えない学級委員のような面々が一斉にオバマ演説を礼賛する中、安倍元首相はさすがに大統領演説に、揺るぎだした日米同盟の危機を嗅ぎとっている。
オバマ演説、与野党が称賛=「拉致」言及にも注目
演説を聞いた松井孝治官房副長官は「素晴らしいスピーチ。拉致問題への言及もあり、行き届いていた」と記者団に語り、大統領を称賛。民主党の山岡賢次国対委員長は「今までの米国の路線と大きく変わった。オバマ民主党はわれわれ民主党と路線が同じだ」と強調した。
社民党の福島瑞穂党首(少子化・消費者担当相)も、核廃絶やアジアの人権問題に焦点を当てた演説内容を「日本国憲法にも通じるもの」と評価した。
大統領の演説には、自民党内からも「米国もアジア太平洋の仲間だという分かりやすいメッセージだった」(森喜朗元首相)との声が上がった。ただ、安倍晋三元首相は「鳩山政権との間のぎくしゃく(した関係)があるから、改めて日米同盟の重要性を強調したのではないか」と指摘、米軍普天間飛行場移設問題で指導力を発揮しない鳩山由紀夫首相への不満も演説内容に反映されたとの見方を示した。
共産党の志位和夫委員長は「日米同盟では立場が違うが、核兵器(廃絶)問題ではわたしたちと近いところに(大統領は)立っている」と述べた。
◇
沖縄タイムスも琉球新報も日米首脳会談の見たくない大統領の本音には触れていないが、時事通信がズバリ、「普天間移設」の米側の本音を抉った記事を掲載している。
ここでも沖縄県民は地元二紙によって「不都合な事実」は封殺されている。
琉球新報 2009年11月14日
普天間移設 鳩山首相、現行計画を前提とせず
沖縄タイムス 2009年11月14日
アジアと関係強化宣言 オバマ大統領が演説
時事通信記事はこれ。
オバマ米大統領は14日午前に行ったアジア外交に関する演説で、日米が設置で合意した米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関する閣僚級の作業グループについて、「両国政府が既に達した合意を履行するためのもの」との見解を示し、キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)を移設先とする現行計画の早期履行を求める米政府の立場を一段と鮮明にした。
鳩山由紀夫首相とオバマ大統領は13日の首脳会談で、普天間移設問題について、外務・防衛担当閣僚らによる作業グループを通じ、迅速に結論を得ることで一致。大統領は「基本を守るべきだ」との表現で、現行計画の履行を首相に促していた。
日本側は作業グループについて「移設先の検証作業を行うためのもの」(岡田克也外相)とし、嘉手納基地(同県嘉手納町など)への統合案など現行計画に代わる選択肢も検討したい意向。しかし、大統領が日米合意の履行を同グループの目的に位置付けたことで、日米の認識のずれが明確になった形だ。(2009/11/14-12:31)
◇
鳩山首相が来年11月の県知事選まで結論を先延ばすとは思えない。
だが、最悪の場合「県外移設」と決定したらどうなるか。
国外はもとより、国内の他地域で普天間基地を受け入れる場所はそう簡単に見つかるものではない。
普天間移設問題は13年前の振り出しに戻る。
そして又しても延々と移設先探しが始まることになる。
これでは日米同盟どころか日米安保の存在さえ危うくなってくる。
この機会に当日記の国防に関する基本スタンスを述べておこう。
「日米安保は次善の策であり、本来国防は自主防衛が最善である」と。
その伝でいえば「米軍基地の撤去」には左翼勢力と基本的に同じ立場になるが、米軍基地と入れ替わりに国防軍と名を変えた自衛隊が配備されることが前提である。
そうなってこそ日米同盟も初めて「対等な付き合い」ができることになる。
さて、何の心積もりもなく「対等な付き合い」を主張してパーフォーマンスを続ける鳩山首相。
結末はともかく大見得を切る千両役者はある意味格好いい。
だが下手な歌舞伎の三流役者の長すぎる大見得は、もうそろそろ勘弁して欲しいものだ。
鳩山首相の大見得が長引けば長引くほど、「県外」にせよ「辺野古」にせよ、自分の墓穴が深くなることに気が付いていないようだ。
【付記】
心臓に病を抱えたサラさん(サラの日記 )が、石垣市に巣食う「全体主義」を告発しています。
はじめてご覧になる方には、
にわかには信じられない、ビックリ映像です!
ですが、見ているうちに、命がけで語るサラさんの言葉が胸を打ちます。
映像はウソをつきません。
1/3【石垣島の闇】沖縄・石垣市長レイプ疑惑を問う[桜H21/10/26]
2/3【石垣島の闇】沖縄・石垣市長レイプ疑惑を問う[桜H21/10/26]
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【大高未貴】沖縄・石垣市長レイプ疑惑について[桜H21/10/29]
【大高未貴現地報告】「石垣市長強姦未遂」疑惑を問う[桜H21/11/2]
【追記】
大浜市長の記者会見の映像
1/2【大高未貴現地報告】「石垣市長強姦未遂」疑惑を問うPart2[桜H21/11/5]
2/2【大高未貴現地報告】「石垣市長強姦未遂」疑惑を問うPart2[桜
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