狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

陛下が白鳳へねぎらいの書簡!

2010-08-03 17:38:02 | 県知事選

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小学校の時以来の大相撲ファンである筆者にとって、今回の「大相撲・賭博事件」にかかわるNHKの放映中止は大迷惑な話であった。

折角の楽しみを奪われたからだ。

テレビメディアを中心に、まるで日本全国が集団ヒステリーにでも罹ったように、相撲に人生をかけてきた一人の青年に「死刑判決」を下し、何の躊躇もなくそれを執行した。

琴光喜のことである。

賭博行為が「反社会的集団」、つまりヤクザ屋さんの資金源になると言うのが死刑宣告の理由と聞くが、これまで相撲に興味もなかったようなテレビコメンテーターまでが一斉に横並びで正義を振りかざして「賭博の悪」を説いたのには辟易した。

ちなみに筆者は賭博は嫌いだし、パチンコやマージャンだって学生時代に一寸お付き合いした程度であり、少なくとも身を固めてからは賭博の類には全く縁がない。

確かに琴光喜が野球賭博に手を染めたことは褒められたことではない。

が、だからと言って、いきなり死刑はないだろう。

よってたかって彼の相撲人生に死刑宣告を与えるほどの重罪を彼が犯したのか。

身から出た錆びとはいえ恐喝された被害者の立場ではなかったのか。

罰金に始末書でも取って2,3場所謹慎させ、幕尻あたりからでも再出発させれば、それで充分ではなかったのか。

野球賭博が間接的には「反社会的組織」の資金源になるから、被害者とはいえ、これに関わった琴光喜は解雇で当然だという向きもあるが、それならNHKに問いたい。。

いくら警察が本場所で目を光らせても、NHKが実況放送をする限り、全国各地で「反社会組織」がテレビを使った相撲賭博をしないという保障はないし、いくら警察が目を光らせてもこれを阻止することは困難だ。

NHKは実況放映と言うことで間接とはいえ相撲賭博に関わったという理屈が成り立つではないか。

だとしたら社会正義のためNHKはヤクザ屋さんが壊滅するまで、テレビ放映を中止する覚悟はあるのか。

大相撲 天皇陛下が異例の書簡 白鵬関の活躍ねぎらう

8月3日12時9分配信 毎日新聞
 
天皇陛下から名古屋場所優勝のお祝いの書簡が届き会見に臨む横綱・白鵬。右は村山弘義・日本相撲協会理事長代行=東京・両国国技館で2010年8月3日、石井諭撮影 (写真省略)

 天皇陛下は3日午前、日本相撲協会の村山弘義・理事長代行に対し、名古屋場所で全勝優勝を果たし、昭和以降、歴代3位の連勝記録を達成した横綱・白鵬関の活躍をねぎらう書簡を渡した。天皇陛下が力士に対してねぎらいの書簡を送るのは異例。

【白鵬が泣いた】大相撲名古屋場所:土俵外、波乱の15日間 白鵬が悔し涙

 宮内庁によると、天皇陛下の言葉を川島裕侍従長名で書簡にしたもので、両国国技館(東京都墨田区)で宮内庁側から村山理事長代行に手渡された。書簡は「困難な状況にありながら、連日精励奮闘して幕内全勝優勝を果たしたのみならず、大鵬関の連勝記録を超え、歴代3位の連勝記録を達成した横綱白鵬関に、おねぎらいとお祝いをお伝えになるとともに、今後とも元気に活躍するよう願っておられる」などと記されているという。【真鍋光之】

 ◇白鵬関は「光栄」

 横綱・白鵬関と日本相撲協会の村山弘義・理事長代行らが3日午前、東京・両国国技館で記者会見。紋付きはかま姿の白鵬関は「陛下からのお言葉をいただき、これ以上のものはないと思っております。心から喜んでおります。光栄でございます」と話した。

 さらに「賜杯がなく、うれしさ、悲しさ、寂しい気持ちから涙を流した」と7月25日の名古屋場所千秋楽表彰式を振り返った。

 村山理事長代行も「誠にありがたいお言葉に感激しております。心を新たにして大相撲の発展に精進と努力をしてまいりたい」と述べた。

 野球賭博問題の影響で、協会は名古屋場所での天皇賜杯授与などを自粛していた。【武藤佳正】

                                                         ◇

全勝優勝を飾ったにもかかわらず、天皇杯を手にすることが出来なかったことに悔し涙を流した横綱。

蒙古出身ながら日本人より日本人らしさを見せた横綱白鳳に天皇陛下がねぎらいの書簡を送られたとのこと。

陛下の行き届いたご配慮に心が温まる話である。

が、ここで一つの疑問が生じてくる。

名古屋場所で優勝者力士への天皇賜杯授与を中止させたのは一体誰の判断だったのか。

また判断した者は陛下に中止の旨報告し、了解を得ていたのか。

まさか「陛下が中止に反対するはずはない」と勝手に忖度し、陛下への報告も了解もないまま、勝手に天皇賜杯授与を中止したとしたら、由々しき問題である。

昨年の12月、中国の習近平国家副主席が来日の際、「陛下が断るはずはない」と勝手に忖度し、ルール破りの天皇陛下会見を強行した小沢一郎の不遜さを思い出す。

首相就任でも他の国事行為でも決まったものを陛下が断るはずはない。

だからといて陛下ご本人に報告もなければ了解もないのに「反対するはずはない」と忖度した行為だったとしたら今回の相撲協会や、調査委員会の行為は傲慢不遜の誹りを避けることは出来ない。

陛下は、愛子様が大ファンだという琴光喜への厳しすぎる処分についても、また天皇賜杯授与の中止についてもご不満があったのではないか。

だが、たとへご不満があっても一言もご発言できないお立場にある。

今回の白鳳への異例のねぎらいの書簡は、天皇賜杯授与の中止、それに厳しすぎる琴光喜に対する陛下のささやかなご不満の表れではないか。

・・・・と、畏れながらも、それこそ勝手に忖度するものである。

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「平和学習」の廃止こそ最下位脱出の秘策 

2010-08-03 07:08:39 | 未分類

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当日記を解説した当初の目的の一つは、沖縄の若者の全国的活躍を応援する、いわばお国自慢であると書いた。 

例えばこんな風に⇒名城裕司、来月K―1デビュー 兄と合宿、攻撃に幅

途中から政治ブログに「参戦」する羽目に陥ってしまい、お国自慢が消えてしまった感があるが、当初の気持ちが消え去ったわけでない。 時間的余裕がなくなっただけの話である。

その主旨からいえば、全国学力テストの結果発表は、気が重くスルーしたいニュースだった。

ところが、昨日のテレ朝「スーパーモーニング」が「沖縄の恥」を全国に晒してしまった。

そうとあっては、今さらこれを避けて通るわけにはいかない。

「スーパーモーニング」では、あくまで沖縄側の分析ですよと断りながらも、

沖縄が全国最下位に固定化している理由として、次の諸項目との相関関係を指摘していた。

1)朝ごはん食べない率

2)夜遊び率

3)離婚率

言うまでもなく沖縄ではこれら全てが全国一であり、一方の成績上位が固定化している秋田県では、これはすべて全国最下位だとのこと。

学業成績のみならず沖縄県民としては恥ずべきことである。

昨年はその秋田県から教師を招聘し教育法を学んだようだが、その効果があったのかどうか。

秋田県に学び学力最下位返上へ 教員人事交流に調印

沖縄タイムスは小学校でブービー賞を取ったのを、この喜びようだ。

小学校、初の最下位脱出 全国学力テスト全国差5ポイント以内 中学は後退 (2010年07月31日09:51)

タイムスは関連の社説をまだ書いてないようだが、琉球新報がもっともらしい社説を書いている。

全国学力テスト 学ぶ環境の土台づくりを(2010.8.1)

 考え方を根本から改めない限り劇的な変化は望めない。また改善には時間がかかるものだ。
 4回目の全国学力テストの結果、沖縄県は、小学校で4科目中2科目、中学校で4科目すべて最下位だった。過去の傾向とほとんど変わらない。
 大事なことは、果たして全国学力テストが、子どもたちの「生きる力」を測定する物差しなのかどうかという点だ
 学校で行われているのは全国学力テスト対策として、いかに点数を上げるためのトレーニングばかりで、本当の学力を伸ばすことになっていないという指摘もある。
 教職員が教育の質を高めるための授業改善も必要だが、問題は家庭の教育力の弱さだ。教育を支える土台は家庭である。この土台が崩れていることこそ問題だ。学校教育の充実の前に、真っ先に取り組まなければならない課題だ。
 
親の経済力と家庭での生活習慣は、学力と相関関係があることが知られている。沖縄は失業率が全国一高く、1人当たりの県民所得は全国平均の約7割。
 家計を切り詰めるため、子どもの教育にかける費用を減らさざるを得ない。学ぶどころではない子どもたちが大勢いる

 「百ます計算」で知られる立命館大学教授の陰山英男さんは
「朝ごはんを食べていないと脳がつぶれてしまう」と警鐘を鳴らしている。食以外にも睡眠と家族だんらんが、子どもの教育に必要な三大要因と指摘する。子どもたちの元気の源となる生活習慣の確立こそ急務だ。
 その上で学校の問題に目を向けたい。教職員が忙しすぎる肝心の子どもと向き合う時間以外の業務に追われ、心身ともに疲れている。早急な改善を求めたい
 競争効果を狙った全国学力調査は、2007年度から約40年ぶりに復活した。国際学力調査(PISA)で順位を落としたことが背景にある。
 PISA調査は、生きるための知識と技能があるかを測定する物差しだ。上位のフィンランドは、日本のような競争を重視するテストを廃して、子どもの一人一人の状態に応じて力を伸ばす習得主義に徹(てっ)している。
 そうであるなら
今回の結果に一喜一憂する必要はあるまい。
 まずは早寝、早起き、朝ご飯など、学ぶ環境の土台をしっかりつくることだ。

                       ◇

一々突っ込みを入れるのも億劫なので、太字強調のみにしておくが、

一読して、教師弁護のための開き直り、言い訳そして責任転嫁の羅列であり、肝心な点の反省がない。

何の反省かって?

一つだけ指摘すると、「教職員が忙しすぎる云々」の言い訳は、全国の教師が言っていることであり、何も沖縄の教師特有のものではない。

沖縄の教師特有の忙しさといえば別にあるが、社説ではあえてこれに触れていない。

で、沖縄の教師が反省すべきは、全国一熱心な「平和学習」ではなかったのか。

基礎学力も応用学力も全国最低の児童に対し、「平和学習」だけを熱心にしたら、どんな結果になるか明らかではないか。

07年の「11万人集会」で、「沖縄のオジー、オバーがウソツキだというのですか」と演説した(させられた)男女高校生が良い見本ではないか。

彼らは自分で考える力を失った「平和学習」の気の毒な犠牲者ではないか。

沖縄の教師が「平和学習」に注ぐ情熱の半分でも減らし、

それを「まともな教育」に注げば、最下位脱出は決して夢ではないはずだ。

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