狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

混乱する沖縄タイムス

2010-08-05 20:16:49 | 未分類

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 前稿で昨日(4日)の沖縄タイムスの「読者の声」で、久高貞夫さんの投稿への反論を紹介したが、早速石原昌光さんが、反論というより笑い転げておられるので、以下に紹介する。

 狼魔人様こんにちは
本当にタイムス読書欄はお花畑脳の皆様の宝庫です。読んでいて楽しい♪
個人的に反論を試みてみます。

辺野古移設は解決策ならず
M・Sさん=65歳
7月25日付本欄の久高貞夫氏のご意見に対し、同30日に1.(M・T氏の的確な反論が掲載されました。)
しかし、2.(同日付の有馬光正氏のご意見は、伊波洋一宜野湾市長に対する侮辱であり、到底看過できません。)
有馬氏の「解決策」とは、3.(辺野古に新基地を造ることであり、沖縄の中に分断と敵意を持ち込むものです。)
わたしも含めて県外の人間は、米軍基地問題について無知と無関心であり続けてきました。
ようやく少なからずの人がそれに気付き始めたのは、伊波市長を先頭に、基地の実態、安保条約の欺瞞性を発信してこられたからです。
6月の京都の講演会には1200人が参加、4.(沖縄の歴史と普天間基地問題を学びました。
講演の後、炎天下でデモの先頭に立つ市長の姿は、地元新聞に大きく取り上げられました。)
何度にもわたる県民大会、県民・市民投票で
5(”アメとムチの構図”を打ち破り、県内移設反対の世論の流れをつくり出されてきた沖縄県民への尊敬は、各地に広がっています。)
6.(有馬氏の主張は意図的であり、奇異に感じられます。)

では番号順に反論します。
1.M・T氏の的確な反論?M・T氏は、久高氏の主張の要点、伊波市長が普天間基地撤去の公約を果たさず、いたずらに国外移転を主張して辺野古移設を頓挫させた事について有力な反論をなしていませんが?
2.出ました!教祖伊波に対する批判は許さない伊波教信者の真骨頂です。
普通、公人にたいする侮辱とは
1.事実に則していない情報による攻撃
2.個人のプライベートに関する攻撃
であり、有馬氏の批判は1~2のいずれにも該当しません。
そもそもM・S氏、教員の肩書きだが、教え子に対してもこんなことを言ってきたのだろうか?
こわい、こわい、、、
3.元々、普天間基地移設は有馬氏の指摘通り、危険性の除去が主眼です。
人口9万人の宜野湾市街地のど真ん中から辺野古の海上へ基地を移す、これが宜野湾市民の危険を減らす事にならないと主張する人がいたら頭がどうかしています。
新基地を造ることで、沖縄の中に分断と敵意を持ち込む?
はー、日本語ができていませんねぇ、主語がありません。
沖縄の中で、何と何が分断され、誰が敵意を持ち込むのか?
しょせん、伊波教祖のお言葉の鸚鵡返しなんでしょうが、仮にも人の師だった人が書く文章ではありませんな。
4.分かったような事を仰っしゃいますね。
本当に、沖縄の歴史と普天間基地問題が理解できたなら、一刻も早く普天間基地を除去してくれと願う、宜野湾市民の声に応えて、京都で米軍基地を引き受けてくださいよ。
きっと、宜野湾市政を放り出して京都で炎天下市民運動をエンジョイしている、世にも奇異な市長、伊波教祖もお喜びになるでしょう。
5.一年間に何回も万人規模の県民大会を開く割に、選挙の投票率は全国最低という、沖縄県民の「民意」に対し日本中で疑念の声が広がっているのマチガイでは?(沖縄タイムス参考)
6.有馬氏の主張が意図的で奇異?じゃあ何?あなたの主張は意図的じゃないの?あなたの意思に反して何かが書かせているの?
そもそも、沖縄に住んでもいないあなたが、有馬氏の伊波批判に対し、当人でもないのに看過できない程の侮辱を感じて反論にもならない反論をしている。
その点について私は非常に奇異を覚えますが如何?

 

沖縄タイムスは、反論は一つでは弱いと思ったのか、同じ紙面でもう一人の反論を掲載しているが、これは筆者の不精で省略した。

ところが石原昌光さんが、全文文字起ししていただいた上、又しても笑い転げておられるので、一緒に笑いましょう。 

狼魔人様こんばんは
連投で申し訳ありませんが、タイムス史上最強の香ばしい常連投稿者が昨日は2名も現れたのでコメします。(笑いすぎてお腹痛い!)

反基地の心が圧倒的多数だ
O・R氏=43歳
7月25日付本欄の久高貞夫さんのご意見は、1.(まぎれもなく宜野湾市民の圧倒的少数意見である。)
2.(心からの圧倒的少数意見である。)
われわれ沖縄の民衆は基地と米軍を3.(圧倒的に嫌悪している。)
だから今どき、万人単位の反基地集会が1960年代や70年代初頭のように行われる
まずは実際から考えよう。4.(今どき日本国内のどこで、万人単位の反戦・反基地集会がやたらと開催されるのだろうか?)
5.(それはわたしたちウチナーンチュの本音だからである。)
基地で生計を立てざるをえない現実を、わたしは否定するつもりはない。
沖縄社会の構造的現実であり、やむにやまれぬ実際だからである。
6.(当たり前の現実、実際の姿、意見の非科学的否定はやめなさい。)

1.久高氏の意見が、まぎれもなく宜野湾市民の圧倒的少数意見だというのなら、それを示す科学的データを出して下さいね。
2.心からの圧倒的少数意見だと言うのなら、どうか科学的データを出して下さい、心からお願いします。
3.私たち沖縄県民が基地と米軍を圧倒的に嫌悪していると、誰もが納得する、圧倒的な科学的データを出して下さい、圧倒的にお待ちしています。
4.日本本土で肩身が狭くなった左翼が、沖縄に大量に移って来たからではないですか。
だから本土では万人単位の集会が無くなった、、皆、沖縄にいるから、自然でしょ?
5.万人単位の県民大会が一年に何回も開かれる割に、投票率は全国最低、ここにウチナーンチュの本音が隠されているのでは、と圧倒的に思いますです。
6.当たり前の現実として申し上げますが、仮にO・R氏のいう通り、久高氏の意見が宜野湾市民では圧倒的に少数だったとしても、それが為に久高氏の批判がいささかも価値を失う事はないのです。
そも久高氏の批判は、伊波市長ができもしない普天間基地の国外移転にこだわり、実現寸前だった辺野古移設を頓挫させたことに対する批判です。
この批判は正鵠を射た主張であり、久高氏に反論する人は、この点を論破しなければならない討論の常識です。
いまのところ、あなたも含め、誰も久高氏の批判を論破していない、、、
それを忘れて、「やーい!お前なんか友達いないだろーバーカ!」
とやった所で空しいだけです。
あなた達が、何百万人人間を集めて、「太陽は地球の周りを回っている!」と叫んでも、ガリレオが、科学的根拠を元に地動説を唱えれば議論はそれでおしまいなんですよ、、、ORさん

 

                        ◇

石原さんのお笑い解説で充分笑わせていただいたが、介護士のO・R氏の「反論」があまりにも香ばしいので、筆者も蛇足とは知りつつお付き合いさせてもらう。

O・R氏は、久高氏の意見が少数意見であるとして、「まぎれもなく」、「心からの」「圧倒的」と、・・・最大級の形容詞を三つも重ねて断言しているから、次の段落ではその根拠を提示してくれると、胸をときめかしたのだが、・・・・

前回同様又しても裏切られた。

「万単位の反戦・反基地集会がやたらと開催される」ことが、「圧倒的少数意見」である根拠のつもりらしいが、メチャクチャな話だ。

投稿者自身が「やたら」という辟易の意味の形容詞を付けているように、確かに「反戦・反基地集会」がやたらと開催されているのは事実で、うんざりするほどだ。

が、参加者の大部分が本土から観光を兼ねて来県したプロ市民であることは良識ある県民なら誰でも知っている事実だ。

「反戦・反基地集会」がやたらと多いというだけで、久高氏の意見が圧倒的少数意見であるという根拠にどうしてなるのか、

誰か教えて~!

が、ここまでは笑いを堪えて受け流そう。 

最後の3行で、我慢の限界だ。

これって自爆?それともオウンゴール?

O・R氏が結論付けているのは、文の流れからいえば、理想だけを求めずに、現実を見なさいという意味になるはずだが、結果的に自分の意見を見事に否定しているのではないか。(爆)

ご本人の言葉を借りると、

当たり前の現実、実際の姿、意見を非科学的(に)否定することはやめなさい。」???

久高さんは「現実論」を述べておられる。

これに反論するなら現実論を批判すべきだ。

それに対してO・R氏が「《現実》を否定するつもりはないが、《現実》を否定することはやめなさい」だと。

これっておかしくない?

沖縄タイムスも軽い気持ちで久高さんの投稿を掲載したが、その影響力の大きさにすっかり混乱してしまい、このような支離滅裂な「反論」を恥もなく掲載する羽目に陥ったようだ。

沖縄タイムスも混乱しているのか。

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コメント (4)

鎮火に大童の沖縄タイムス

2010-08-05 07:41:44 | 未分類

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沖縄タイムスは「沖縄イニシアティブ方式」という沖縄独特の「異論締め出し法」を編み出した張本人である。

「沖縄イニシアティブ方式」とは、意見の対立する二人の論者に紙面を提供し、一見公平に見える印象を読者に与え、

頃合を見て一方的に討論を打ち切り、複数の「御用識者」にたっぷり紙面を与えて一方の論者(勿論タイムスに敵対する)を袋叩きにする卑劣な手段である。

最近では琉球新報もこの便利な「袋叩き法」を真似て成果を得ている。

沖縄在住の芥川賞作家目取真俊氏と小林よしのり氏に討論の紙面を提供したが、小林氏がまともに反論する機会がないまま、琉球新報が一方的に討論を打ち切り、渡名喜某という「御用識者」に三回連続で「小林叩き」をさせた例が記憶に新しい。

詳しくは⇒罠にかかった小林よしのり 護送船団方式の沖縄論壇

 

ところで、昨日(4日)の沖縄タイムスオピニオン面は、通常「識者」の論戦に使うはずの「沖縄イニシアティブ方式」を「読者の声」にまで適用したようだ。

過去の投稿者の「声」を複数の「反対の声」で吊るし上げようとしている。

「している」と書いたのは「吊るし上げる」つもりが、まるで空回りしているからである。

問題の投稿、「7月25日付久高貞夫氏の投稿だが、沖縄タイムスは軽い気持ちでアリバイ作りに掲載したのが思わぬ反響に仰天し、一転火消しに大童で、恥もなく読者の声」にまで、伝家の宝刀を抜いたの感を否めない。

で、7月25日付久高貞夫氏の投稿に反対の投稿が昨日の「読者欄」の2件掲載されているが、テキスト化が面倒なので、とりあえず一件だけを掲載しておく。

なお久高氏に賛同した有馬光正氏への反論がメインなので、久高氏の意見と併せて文末に再度引用し参考にしたい

 

◆沖縄タイムス 2,010年6月4日付「オピニオン面」

辺野古移設は解決策ならず

M・Sさん=65歳 (教員、京都府)

7月25日付久高貞夫氏のご意見に対し、同30日真壁朝開昭氏の的確な反論が掲載されました。 しかし、同日の有馬光正氏のご意見は、伊波洋一宜野湾市長に対する侮辱であり、到底看過できません。 有馬氏の解決策とは、辺野古に新基地を造ることであり、沖縄の中に分断と敵意を持ち込むものです。 
わたしも含めて県外の人間は、米軍基地問題について無知と無関心であり続けました。 ようやく、少なからずの人がそれに気付き始めたのは、伊波市長を先頭に、基地野実態、安保条約の欺瞞性を発信してこられたからです。 6月の京都の講演会には1200人が参加、沖縄の歴史と普天間基地問題を学びました。 講演の後、炎天下デモの先頭に立つ市長の姿は、地元新聞に大きく取り上げられました。
何度にもわたる県民大会、県民・市民投票で“アメとムチの構図”を打ち破り、県内移設反対の世論流れをつくり出されてきた沖縄県民への尊厳は、各地に広がっています。 有馬氏の主張は意図的であり、奇異に感じられます。

>有馬光正氏のご意見は、伊波洋一宜野湾市長に対する侮辱であり、到底看過できません。

「看過できない」というので、どのような反論があるかと期待したら、とんだ期待はずれで、もっぱら「伊波洋一教信者」の賛美歌とも見まごう伊波市長賛美の文の羅列ではないか。

反論は「有馬氏の主張は意図的であり、奇異に感じられます」の一行だけ?

意図的なのは当然であり、意図のない投稿は寝言という。

「奇異に感じる」のはカラスの勝手だが、それだけを投稿する投稿者もアレなら、それを掲載する新聞もアレで、コメントに窮する。

ちなみに次の一説は明らかなウソだと思うが、このウソは伊波教祖様の誤託宣、失礼、御託宣なのだろうか。

>何度にもわたる県民大会、県民・市民投票で“アメとムチの構図”を打ち破り、県内移設反対の世論流れをつくり出されてきた沖縄県民

「県民大会」が開かれたのは事実だが、長年沖縄に住んでいて「県民・市民投票」で沖縄の世論が形成されたということは寡聞にして知らない。

M・Sさん(女性)、すっかり伊波教徒が板についているようだが、やはり講演会の前には「アーメン」と祈るのだろうか。

「アメとムチの構図」を叫ぶより「アーメンと無知の構図」から覚醒するのが先だと思うが、教員ではムリだろう。

 

【付録】

沖縄タイムス 2010年7月30日 オピニオン面

◆「安全」無視の県外移設主張

有馬光正さん=65歳(糸満市、自営業)

25日付本欄の久高貞夫さんのご意見は、紛れもなく宜野湾市民の心からの訴えである。以前、鳩山政権下で米軍普天間飛行場移設問題が迷走していた時、鹿児島県・徳之島の町長と宜野湾・伊波洋一市長に対して安全保障問題を質問している報道番組を見たことを思い出した。 
そこでは、国の防衛のためには軍事力が必要だとする町長に対し、伊波市長は国防は一切不要だという内容の意見を吐露しているのを聞いて、違和感を覚えたことがある。今の日本では、この種のまがい物の政治家が多すぎる。 久高さんが「安全保障問題に一言の発言もないのは意図的であり、市民の危険性を等閑視したパフォーマンスだ」といわれるのももっともだ。
いたずらに県外移設ばかり強調するのは、市民の安全を無視した戦略眼なき自己主張にすぎないのは誰の目にも明らかである。 
誰にとっても完全な策はない。 市民の安全を守るために、一日も早く普天間基地を移設するという大前提に立って解決策を模索するのが市長としての責務であろう。

                                                       ◇

◆沖縄タイムス 20107月25日 オピニオン面 読者の声

久高貞夫さん=73歳 (宜野湾市)

身近な問題をまず解決して

伊波洋一宜野湾市長に尋ねたい。 安全保障問題に関して一言の発言もないのは意図的ですか。 あなたは沖縄県民に選挙された市長ではなく宜野湾市民にのみ選ばれた市長です。 そこを自覚し現状では不可能な県外、国外移設を論じた時間を浪費する前に宜野湾市民の最も身近な問題、すなわち普天間基地の危険性、騒音の早期撤去、市民の安心・安全な生活、福祉等の発展を最優先にとらえ、その解決に心血を注ぐべきです。 
辺野古案は普天間周辺より人口密度、危険性が少ない上一度は移設を容認した辺野古住民、名護市にいま一度、宜野湾市民の心情を斟酌(しんしゃく)してもらい県、国に働きかけ早期移設実現に働きかけてもらいたい。 それが宜野湾市長としての義務です。
今のあなたの基地問題に対する姿勢は、多くの住民、とりわけ飛行ルートの住民の切なる願望を等閑視するパフォーマンスにしか見えません。 これ以上われわれ市民を我慢させないで欲しいと思うのはわたし一人だろうか。 次期県知事選出馬のうわさがあるがその前にやるべきことが山積みしていることを忘れないでもらいたい。

 

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