狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

小沢氏は敵前逃亡をする

2010-08-25 18:04:20 | 県知事選

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします 

 ブログセンターランキングへクリックで応援願います。

 

民主代表選 小沢氏、出馬有無に言及せず 主宰塾で講演

 民主党代表選(9月1日告示、同14日投開票)に出馬するか注目されている民主党の小沢一郎前幹事長は25日午前、東京都内で自らが主宰する「小沢一郎政治塾」で約1時間、講演した。小沢氏は「この政治塾は下世話な政局話をする場ではない」と述べて、出馬の有無に言及しなかった。そのうえで「日本社会は政界でも官界でも一般社会でも劣化が急速に進んでいるようで心配でならない」と述べ、菅政権の政権運営を間接的に批判した。(毎日新聞)
[記事全文]

                          ◇

下世話な政局話をする場ではない

「選挙が命」、「政治は数合わせ」、「数はカネ」・・・このような下世話な話だけで、常に政界の中枢部を歩いてきた小沢氏にとって、下世話な話こそ小沢政治の全てではなかったのか。

小沢氏から下世話な話を除いたら何も残らないといってもいいくらいだ。

もったいぶらずにはっきり言ったらどうだろうか。

代表選には立たないと。

第一の子分のこのお方は随分張り切っているようだが。

民主代表選 山岡氏、26日にも小沢氏に出馬要請 首相は23日から新人“囲い込み”

                          ◇

円高、株安のダブルショックが我が国を直撃しているのに、菅内閣は無能、無策で見守る以外に打つ手を知らない。

菅首相の頭にあるのは後三年間の任期を首相の座にしがみつくことだけで精一杯で、国民生活のことなど入り込む隙も無い。

そこで何も出来ない菅首相に取って代わるべく、小沢一郎待望論が頭をもたげてきた。 どこぞの「売れない評論家」などは、CIA陰謀論や検察陰謀論、果ては自分が尊敬する評論家が小沢氏を買っていたから小沢はエライ、といった極めてオソマツな理屈で小沢待望論をぶち上げているのはご愛嬌である。

政治評論や野球評論の類で外れる事はあっても当たった話を聞いた事がないので、誰を待望しようがカラスの勝手だが、小沢一郎氏は次期代表選には立たないと断言できる。

70前の男に立つの立たないのとは生臭い話だが、政治の中枢から遠くはなれた沖縄に住み、小沢一郎氏に会ったこともない筆者が「立たない」と断言するのは、素人の直感である。

テレビや新聞などで見る小沢氏のこれまでの通説は「豪腕無双の実力者」という豪胆なイメージだが、筆者の直感によると小沢氏は思ったより臆病者である。

その証拠に何か説明責任を問われ重要場面では必ずと言っていいほど雲隠れする。

この雲隠れを称して小沢氏独特の政治テクニックだ弁護する向きもあるが、いずれにせよ窮地に至って敵前逃亡をするのは臆病者である。

鳩山全首相の時、国会の場で「政治とカネ」のことを何度も野党に追及され、シドロモドロながらも答弁にこれ務めていた。 

小沢氏が首相になったら証人喚問等は拒否できたとしても、首相としての答弁を雲隠れで逃れるわけにはいかない。

野党の集中攻撃を受けて鳩山前首相のように無表情で答弁する粘液質がないことは小沢氏自身が一番承知しているはずだ。

「立つ」と主張するグループの根拠は、首相になってその権限で事実上の指揮権発動で起訴を逃れるというもの。

もしそのような事態に至ればマスコミはおろか全国民を敵に回すことになる。

そうなれば国会での集中審議のテレビ放映は、空前の高視聴率を記録するであろう。

現在の小沢氏に国民を敵に回して強権を振るう度胸は無い。

というわけで9月の代表選は、小沢氏が咬ませ犬を立てるが、

筋書き通り菅首相の続投になり、「貸し」を作った小沢氏は反小沢閣僚の首を総入れ替えさせ、腹心を潜り込ませる。

かくして今度は小沢氏の操り人形と成り果てた菅内閣の再登場となる。

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします 

 ブログセンターランキングへクリックで応援願います。

コメント (6)

円高還元が国民へのブーメラン?

2010-08-25 07:40:38 | 県知事選

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします 

 ブログセンターランキングへクリックで応援願います。

 

円、84円台前半に一段高 野田財務相の発言受け 2010/8/24 17:05 

24日夕刻の外国為替市場で円相場は1ドル=84円台前半に一段高。一時84円34銭近辺と1995年6月30日以来約15年ぶりの円高・ドル安水準まで上昇した。野田佳彦財務相が24日の記者会見で、円高について「一方向に偏った動き」や為替介入について「コメントしない」と発言した。日本の通貨当局による円高対策への具体性が乏しいとの見方から円買いが加速した。16時時点では84円93~96銭近辺で推移していた。〔日経QUICKニュース〕

                                                      ◇

民主党政権に変ってから、円高傾向の為替市場に対して何をしてきたか。

藤井財務相のとき以来、バカの一つ覚えのように「注意深く見守っていく」の決まり文句の繰り返しだけ。

見守るだけなら猿でも出来る。

いや、猿だって一年間も見守るほどバカではないから、何か行動に移す。

円相場が85円を切り、株価も9000円台を割るようになりやっと野田財務相が緊急記者会見を開くということで市場は大臣の発言を固唾を呑んで注目していた。 

見守る次にどんな手を妙手を打つかと・・・。

ところが、相も変わらず「注意深く見守っていく」。

「重大な関心を持って極めて注意深く見守っていきたい」

皮肉なことに円高をさらに加速させたのは、野田財務大臣が開いた緊急会見だった。

経済に関しては我カンせずの感で、新人議員におべっかを使っていた、このお方も、流石に円相場が83円台に突入するに及んでついに思い口を開いた。

国の最高責任者がマンを持して発した言葉が、これだ!

「為替の急激な変動は好ましくない。注意深く見ていきたい」(菅直人首相)

何を今頃ネゴトを言っているのだ。 市場の円高傾向は昨日や今日始まったことではない。

いつから円高が進んでいると思っているつのだ。

大企業は悪だと捉える民主党政権では、円高で影響を受けるのは大企業・輸出企業だから苦しんでも問題ない、という程度の認識だったのだろう。

政権交代直後から「円高の影響」の調査だけはしていたが、対策としては「見守る」だけの無能・無策であった。↓

経産相:輸出企業への円高の影響に関して調査を指示-3役会議(ブルームバーグ)
 9月28日(ブルームバーグ):直嶋正行経済産業相は28日の同省3役会議で、最近の円高進行に伴い、中小企業を含む輸出企業にどのような影響が出ているのか調査するよう事務当局に指示した。近藤洋介政務官が3役会議後の記者説明で明らかにした。3役会議では最近の円高を注視しなければならないとの認識で一致したという。

約11ヶ月前は「注視する」が、昨日の野田大臣の「見守る」に変っただけ。

これでは市場に無策内閣だと足元を見すかされ、円高が加速するのも理の当然である。

為替相場の攻防は、ある意味経済戦争の最前線と言える。

中国が沖縄近海のEEZを侵犯しても、海保が「見守る」だけしか出来ないから、足元を見透かされ、その結果侵犯が頻発するのだ。

撃沈されるおそれのある国には、めったに領海侵犯等できるものではない。

為替相場でも財務大臣がわざわざ会見を開いて「見守る」としか発言しないようでは「拱手傍観する」と発言するのに等しい。

せめて「為替介入も視野に入れた重大決意で「円高対策を打つ」と発言すれば、一気に円安に向かう。

実際に「手を打つ」かどうかはともかく、財務担当責任者が「重大発言」をすることだけで円買いハゲタカに対する「抑止力」になるのだ。

国が本気で市場介入する「気配」を発すれば、これまで大量に円買いに走っていたハゲタカ達は一斉に円売りに走る。 円安だ。

更に円安傾向に市場がシフトすれば、現在のデフレスパイラルの脱却の可能性さえ期待できる。

街を覆う「円高還元セール」のムードが更なるデフレスパイラルを加速しているからだ。

泥沼のような値下げ競争は、ブーメランとなって結局は国民の生活を襲うことになる。

「円高の影響は大企業だけの損害」というDNAが染み付いた民主党政権に、円高が経済に与えるマイナス効果を理解するのは無理だろう。

現に今朝のTBS「朝ズバッ!」で某コメンテーターが「円高は円の価値が上がるわけだから、日本にとって悪い面だけではない」とご高説を垂れていた。

そりゃそうだろう。 光ある所に影がある。 

そして、その逆もある。

影ある所に光がある。

「輸入品が安くなって物価が下がるのがメリット」?

そう、それを「円高還元ブーメラン」と言う。


よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします 

 ブログセンターランキングへクリックで応援願います。

 

コメント (8)