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「ヘリ事故」を再発させないように、学生達が運動することに異論はない。
だが、マスコミやプロ市民に扇動され、イデオロギーを前面に出し過ぎるとかえって逆効果にもなる。
沖国大内で開かれた抗議集会に、学生や地域住民の姿がほとんど見られなかったのが何よりの証拠だ。
「ヘリ事故」を「原爆遺構」とを同レベルで扱おうという運動があったが、これは明らかに行き過だ。
沖国大構内に墜落した米軍ヘリコプターの油煙跡の残る壁を保存する運動も、ある意味理解は出来る。
だからと言って、一人の死傷者もない事故の“壁”と、死者数10万にも及ぶ広島、長崎の原爆遺跡とを同列に扱う神経を疑う。
基地被害を訴える余りに「航空事故」と「大虐殺劇」を同列に扱うことは、広島、長崎の被爆者を冒涜することになる。
原爆遺跡と沖国大の“壁”を実際に見た筆者は、その余りにも大きな“意味”の差に、この文章をコラムとして報じる琉球新報に怒りさえ感じた。
⇒原爆遺構と沖国大の“壁”
ヘリ事故も原爆投下も主体はアメリカ軍だが、ヘリ事故の操縦士に事故を起こす意思はなく、ましてや「住民虐殺の意思」など全くなかった。
ところが原爆投下機の操縦士は明らかに「加害・虐殺の意思」で原爆を投下をしている。
ここで再び言おう。
一米兵の起こした「航空事故」と、人類が犯した最大の罪である「原爆投下」を同列に扱う「ヘリ事故跡保存運動」は、原爆被害者への冒涜だ。
■「抗議集会」は辺野古の「プロ市民」に向かって行え■
これも何度もくり返すが、住宅密集地に隣接する普天間基地は危険である。
これに異論はない。
従ってジュゴンのことを心配する前に、まず危険なモノはとりあえず移転させるのが、人命を考えた緊急の優先順位だ。
だとしたら「基地撤去抗議集会」で拳を突き出す相手は、辺野古でピケを張る「プロ市民」集団や基地固定化を助長している伊波宜野湾市長ではないのか。 |
ここらで、前稿の続きに入る。
14日の沖縄タイムス社会面の次の記事も爆笑物である。
2010年8月14日 09時18分
【宜野湾】通常は駐車場として無料開放されている普天間飛行場施設内の空き地について、米軍は13日の使用を認めなかった。
この日は、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した日に当たり、市民団体などによる抗議集会が近くで開催された。米軍は使用不許可の理由を明らかにしておらず、同市は「これまで(ヘリが墜落した8月13日に)開放されなかったケースはなかった。今年は普天間移設問題がこじれ、米軍への県民世論がさらに厳しくなっているためではないか」とみている。
宜野湾市役所向かいにある通称「市民広場」は、基地の運用に支障がないことを条件に、1970年代から市に開放されている。おおむね午前5時から午後11時まで利用でき、200台前後の車が駐車可能な広さがあるため、広く市民に利用されている。ゲートの開閉は米軍が管理している。
1日を通して利用が許可されないのは年に1、2回程度あるが、今年に入ってからは初めて。翌14日からは通常通り開放されるという。
13日だけ閉鎖する理由について米軍は明らかにしていない。
普天間爆音訴訟団の高橋年男事務局長は「抗議集会への嫌がらせとしか考えられない」と話している。
◇
この記事は二つのお笑いを含んでいる。
先ず、「世界一危険な基地」の撤去を求める集会に、こともあろうその「危険な基地」の中にある駐車場を利用しようとしたプロ市民が、米軍にシャットアウトされたことに怒りを露にしているのだ。 それが怒りの「火に油」ということらしい。
吉本喜劇もビックリの大喜劇ではないか。
「世界一危険な駐車場」を使用禁止にしたのなら、感謝こそしても怒るのは可笑しくは無いのか。 無料駐車できないのがそんなに悔しいのか。(爆)
次に、怒りのあまりに沖縄タイムスは、宜野湾市民が常日頃危険な基地内の駐車場を「市民広場」という親しみやすい名を付けて、広く使用してきた事実を暴露しているのだ。
笑いを堪えて、ウェブには載っていない次の記事を読んで欲しい。
撤去求め集会 市民団体 県内移設に反対
【宜野湾】沖縄国際大学への米軍へリ墜落から6年となった13日、「動かせ普天間!許すな県内移設!8・13抗議集会」が宜野湾市役所前広場で開かれた。 労組員ら約250人(主催者発表)が参加し、米軍普天間飛行場の即時撤去などを訴えた。 集会後、参加者らは「県内移設絶対反対!」などと書かれたプラカードを掲げてキャン瑞慶覧石平ゲートまでデモ行進した。 集会は、平和運動センター、中部地区労組、普天間爆音訴訟団、同市職労の4団体の主催。 (略)
◇
250名という少ない参加者(実数は100名足らず?)の集会にしては仰々しく、四つも主催団体が名を連ねているが、その中の普天間爆音訴訟団には、確か原告だけでも390名いたのではなかったか。
裁判するほど怒りがあるなら、原告団全員で「抗議集会」に参加すべきではなかったのか。
やはり多額の賠償額が決定したので、「食い逃げ」したのか。(爆)
遠いヤンバルの地からはるばる抗議集会に参加した地元の「知識人」、芥川賞作家の目取真俊氏は、自身のブログで集会の様子を次のように記している。
<その後、主催団体の代表や地元宜野湾市の伊波洋一市長、照屋寛徳衆院議員、8月6日に社大党委員長に就任した糸数慶子参院議員、社民党の渡嘉敷きよ子県連副委員長、ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表などの挨拶があった。
普天間基地撤去や「県内移設」反対の呼びかけ、政府や仲井真県政への批判のほかに、11月の県知事選挙に向けての発言が目だった。>(沖国大への米軍ヘリ墜落から6年)
目取真先生も「抗議集会」が、伊波市長の「選挙後援集会」であることにやっと気がついたようである。 「普天間基地」は伊波市長にとって知事選用の「売りもの」なのですよ、目取真先生。
結局13日の「ヘリ墜落抗議集会」は現場の沖国大でも宜野湾市役所でも、宜野湾市民は「笛吹けど踊らず」の賢明な態度を示した。
踊っていたのは、プロ市民だけ?
いや、遠くから駆けつけた作家先生も入れなきゃ失礼になる。
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