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興南高校の快挙の余熱がまだ残っている沖縄の新聞報道だが、地元紙が決して報道することのない興南関連のニュースなので、改めて次の産経記事を紹介したい。
そそっかしい読者のために言い添えると、この記事は日付で分かるとおり今回の春夏2連覇直後ではなく、興南が春の選抜で初優勝した直後に書かれたものである。
普天間基地が主題の論文なので、詳細は原文を読んでいただくとして、米軍基地撤去後のフィリピン等の興味深い状況はここでは省略した。
後で出てくる海軍病院が、実は本日のテーマなのだが・・・。
2010.4.21 03:23
春の甲子園高校野球での沖縄・興南高校の劇的な優勝の背後には、秘話がある。
興南高校チームが同県内の石垣島に練習試合に行く際、天候が悪く飛行機が欠航して困っていたところ、米軍がヘリを提供してくれたそうである。
日本のマスコミでは報じられないこの事実を私は、日本人と同時に、米国人に対しても知らせたいのである。つまり、日米両国民の間にこのような友好信頼関係が存在するということを米国人にも知ってもらいたいのである。(略)
日本人に臓器提供した兵士
ここで私が米国側に指摘したいのは、沖縄の人々が決して米国人を憎んではいないということである。今回の興南高校の例は、沖縄の人々が米軍の援助を抵抗なく受け入れ、秘かではあるにしても、当然の感謝の念を持っているという証左である。
他の例を挙げれば、ある米軍の司令官は、自分の死後は臓器を日本人に提供するという遺書を残し、それは実行されたという。また別の米軍人は、その子供の死後、臓器を日本国民に提供している。これに対して、沖縄および日本国民に感謝の念がなかろうはずはない。マスコミには報道されなくても日米友好関係の基礎は立派に築かれているのである。
(おかざき ひさひこ=元駐タイ大使)
◇
地元紙が報道しないと書いたが、まったく報道しないわけではなく読者の注目を引かないような書き方でアリバイ報道していることは事実である。
興南高校が米軍のヘリで遠征試合にいった記事はさすがに筆者も記憶にないが、沖縄駐留の米兵が日本人に臓器提供した記事はこれだ。
ドナーカードを配布/日本臓器移植ネット沖縄、在沖米海軍病院に
1999年4月30日 琉球新報
【中部】日本臓器移植ネットワーク沖縄サブセンター(当間茂樹センター長)は29日、「英語版・臓器提供意思表示カード」(ドナーカード)を北谷町の在沖米海軍病院に手渡し、配布を依頼した。ドナーカードを在日米軍基地に配布するのは全国でも初めて。同病院のブライアン・ブランマン院長は「医療に携わる機関として、沖縄の方々に貢献できればうれしい」と述べ、カードの配布に積極的に協力する考えを示した。
今回、日本臓器移植ネットワークが米軍基地への配布のために用意したカードは10万枚。うち、2万枚が米海軍病院に手渡された。同院は今後、在沖米軍人などへのドナーカード提供の窓口として機能する。
贈呈式では、ブランマン院長やマイケル・カー広報官らがさっそくカードにサインし、臓器提供の意思をアピールした。同病院からはこれまでに、腎臓や角膜の提供があったという。
◇
■命より「反基地」優先の伊波市長■
米軍のこのような善意の行為を見ると「宣撫工作だ」と紋切形のフレーズで脊髄反応するサヨクの方々がいるが、
ドナー提供が本稿の本旨ではないのでここでは深入りせず、伊波宜野湾市長のイデオロギーのためには人命も踏みにじるという卑劣な行為について掘り下げて見る。
記事の中に海軍病院が出てきたが、従来の北谷町在のキャンプ桑江にある米海軍病院が日米合意により移転が決まり、キャンプ瑞慶覧の宜野湾市側にある普天間ハウジング地域に移転することななったとたん、新たな問題が持ち上がった。
知られざる(地元紙が報じない)海軍病院移設問題だ。
米海軍病院問題(病院建設の生殺与奪の権限)が、がこれまでの北谷町長からイデオロギーまみれの伊波宜野湾市長の手に転がり込んできたのだ。
ここまでは、いつもながらの長すぎる枕(プロローグ)であり、本論は次から始まる。
「坊主憎くけりゃ袈裟まで憎い」とはよく言われるが、いくら坊主が憎いからと言っても公然と袈裟を引きちぎる人はいない。
世間の目が気になるからだ。
世間の目を人一倍気にする政治家ならなおさらのこと、人前で袈裟を引きちぎることはない。
だが沖縄の政治家は、公然と袈裟を引きちぎり、場合によっては足で踏みにじる。
自衛隊のヘリに緊急患者の搬送等で世話になりながら、その一方では自衛隊楽団が市民会館を使用することを拒否したり「自衛隊は殺人集団だ」などと暴言を吐いた大浜前石垣市長が記憶に新しい。
16年にわたる長期政権に胡坐をかいた挙句、「婦女暴行疑惑」まで取りざたされるご乱行ぶりだったが、地元紙はこれを頬被りで通した。
市長が常日頃唱える「反戦平和」のご利やくのたまものだ。
「反戦平和」は沖縄の首長にとって一種の免罪符であるからだ。
地元紙の市長擁護のご利益を、打ち破って長期独裁政権の座からペンギン市長を引きずり下ろしたのは石垣市民の良識であった。
大浜前石垣市長の他にもう一人、「反戦平和」のお呪いを唱えながら、米軍が憎いあまりに、軍病院への給水を止めた市長がいる。
米軍基地反対運動の急先鋒、伊波洋一宜野湾市長のことだ。
電気やガスは支払い滞納により止められことはあっても給水だけは止めることはないと聞く。 水道を止めることは人命にかかわる重大問題であり、人権問題に発展するおそれがあるからだ。
ましてや命を救う仕事をしている病院への給水を、「米軍基地反対」のイデオロギー貫徹のため給水停止にするとは、
常日頃唱える「命どぅ宝」の合言葉が、ダブスタのイデオロギー概念であることがわかる。
ではなぜこのような人権無視の行為を市長が公然と行い、しかも日ごろ人権には喧しい沖縄紙が沈黙し、人権団体も沈黙しているのか。
この海軍病院に関わる伊波市長の数々の独断専行を議会で追及している呉屋等宜野湾市議によると米軍基地反対の地元紙は一切これを報道しないという。
地元紙が報じない伊波市長の「悪行」を世界日報がすっぱ抜いているので、それを基に「普天間移設」問題と並ぶ「知られざる海軍病院」問題を追ってみる。
(つづく)
米軍基地反対のイデオロギー貫徹のためには海軍病院の水道を止めるという非人道的暴挙に及ぶ伊波宜野湾市長に県知事に立候補する資格はない、と思う方、
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